2006年08月22日

田辺聖子著「川柳でんでん太鼓」(講談社文庫)

萩の生んだ川柳作家、井上剣花坊とは
どんな人なんだろう?と調べていたら
弟子に、鶴彬(つる・あきら)という川柳作家がいることがわかった。
本書57頁から92頁まで関連を含め言及され、感想が書かれている。
川柳のイメージが一新した。慟哭と怒りだ。

手と足をもいだ丸太にしてかえし

胎内の動きを知るころ骨がつき

高梁(こうりゃん)の実りへ戦車と靴の鋲  (以上鶴彬)



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2006年07月06日

有馬実成著「地球寂静」、重源について

有馬実成著「地球寂静」についても、
著者の有馬さんについても、語る人論じる人は多いにちがいない。
100年に一人出るどうかわからぬ天才の仏教者だといっている人に先日お会いした。
愉快な明るい人で、駄洒落を欠かしたしたことのない人だという人にもあった。
「ともに生き、ともに学ぶ」というバックボーンをいきた実践でつくられたきた人なんだなあと多くの人の思い出を聞きながら思う。
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2006年07月05日

土の世界、土の中の生物

岩田進午著「土のはなし」(大月書店、科学全書17)によれば
土の中には、以下のような生物がいるそうです。
メモしておきます。
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2006年06月22日

宮本常一著『忘れられた日本人』芸が身を助けるとは、

本格的な梅雨の雨。
雨の朝の習慣でごろごろと寝転んで本を読んでいて、
こんな記述があって驚いた。
起き上がり飛び上がって、頭が天井につかえるかと思った。
宮本常一著『忘れられた日本人』の世間師(1)の章
岩波文庫、235ページの次の文章である。
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2006年06月12日

玄米4合と茅(萱)ぶきの小屋

宮沢賢治の詩、雨ニモ負ケズを読み直していたら
(たまたま手にとったのが、宮沢賢治の本だった)
こんな節がはじめにある。
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2006年06月08日

清水義範著「スラスラ書ける!ビジネス文書」

刺激を受けてしまった、影響されたのである。
感化されたといってもいい。
魚屋のおじさんのブログである。
正式な名前は、「魚屋のおじさんは市議会議員」だ。
何に影響されたかというと、読書量と読書の感想と読書会である。

で、早速まねることにした。
本の写真と短いコメント。
どうもこの短いコメントというのが、長続きの秘訣のようだ。
本の写真は、面倒なので私の場合やめよう。
読書会は誰かと相談してみよう。


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2006年04月25日

山下亨著「トイレが大変」中山間地、配管の問題

山下亨著「トイレが大変」を読みながら、少数意見であるかもしれませんが、やはり書いておこうと思ってメモします。中山間地の水処理のあり方です。
マンホールトイレが、一時、災害時トイレの決定打あるかのように期待されたことがあります。「トイレが大変」では、その検証と工夫が書かれています。
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2006年04月23日

山下亨著「トイレが大変」トイレグッズが一番

石見をこよなく愛する、かわべまゆみさんや伊賀さとみさんに招かれて参加した江津市桜江町のNPO法人「結いまーるプラス」の「定住サロン」は、大変楽しい集まりでした。
そこでも、山下亨著「トイレが大変」を本を示して紹介しました。
ほんとうに読んでもらいたい本です。

震災時の48時間で問題になることがこの本で幾度となく考察されています。
今までの常識では、飲み水が大事、食事も大事。
したがって、備蓄品に水や乾パンなどを入れておくようにするという考えでした。
でも、本当に大事なのはトイレグッズ、排泄にかかわるものだったのです。
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2006年04月22日

山下亨著「トイレが大変」、はじめに

阪神・淡路大震災と新潟県中越大震災の教訓
山下亨編著「トイレが大変」緊急提言。災害時にトイレ権をどう保障するか
近代消防社刊1600円+税。

人間とはなにか、という回答がここにはあります。
排泄行為の大事さ。食べるよりも、飲むよりも、まずはトイレをどう確保するかが問題になった災害時。発想をここからスタートさせることをこの本は語っています。

前著、山下亨著「現代のトイレ事情〜災害・イベント編」をさらに深めています。前著について、水処理倶楽部通信で1年前に論議しました。私も感想を書きました。今度の本では、さらに多くを学びました。こんなすばらしい本は、めったにあるものではないでしょう。必読書です。大げさでなくてどう生きるかもつかめます。

一体何のこと?
という方は、水処理倶楽部通信185号をご覧ください。
あと185〜187号、189〜190号、194〜195号、197号(まとめ)に掲載しています。

(・・・おや、電話が・・・江津市の桜江町のかわべさんから・・・今日お伺いすることになっているのです)
「もう、出ましたか?」「はい、そろそろ」

というわけで、続きは帰ってから、書きます。






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2006年04月21日

酒井順子著「トイレは小説より奇なり」、二度流し

流行というか、
流行をうみだしたり、促進したりする、
「時代の気分」というようなものがあるようです。
気分だから、移ろいやすい。かわりやすい。
無常だな〜と思ったりします。
いちいちつきあっていられない。
いちいちつきあわずに、山にこもって、自分のペースで生活するのが一番いいもんね、というのも時代の気分の一種で、田舎暮らしがブームになっているのもそのためかもしれない。(もちろんそれだけではないでしょうが。)

酒井順子著「トイレは小説より奇なり」(集英社文庫、500円)。
この本を読んで、
「時代の気分」をつかみ、日常の細部に宿る雰囲気を言葉で写し、文章として定着させるのがうまい人だなあと感じました。
で、早速トイレの二度流し問題です。
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2006年04月20日

モンゴメリ「赤毛のアン」、マシュウ・カスバート

あったか村(の一部)で、一時、「赤毛のアン」がブームになったことがあります。感想を述べあったり、アンの大袈裟な芝居がかった物言いを真似てみたり、複数の訳者のものを読んでくらべてみたものです。
実は、私はまだその余韻が残っていて、赤毛のアンシリーズを開くと他のことは手がつかなるので、深入りに制動をかけています。

話は、違いますが、
女性のトイレで、なぜ2度流しが習慣になったのでしょうか。
この考察には、多くの方が挑戦していますが、結論は得られていないようです。私も、トイレ屋の端くれとして、もう長いこと考えているのですが、うまい説明ができません。最近、考えているうちに、赤毛のアンの中に出てくる、兄・マシュウの存在がとても気になりはじめて、仮説のラインを引けるのではないかと思いはじめています。
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posted by 村のトイレ屋 at 13:23| 山口 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月18日

安渓遊地編著「続やまぐちは日本一〜〜女たちの挑戦」

昔のこと、たしか小学校の頃、
夏休みの宿題を冬休み明けに出したことがあります。
そのときなぜか、ほめられて、それ以来勉強が好きになった、
・・・とはならないで、相変わらず遊びに興じていましたが。

この本は、実際に出版されて編著者の安渓さんから渡され、
私が読んだのは、昨年12月の末、すぐに感想を書こうと思って、
はや、もう4月の半ばを越しています。
ずいぶん遅れてしまいました。
その間、ボチボチ読み返していましたが、とてもいい本です。
それで、遅ればせながら、宿題を出し忘れていた児童の心境で一言感想を書きます。

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2006年03月08日

安渓遊地編著「やまぐちは日本一」

山口県に日本一は、どのくらいあるのでしょうか。
あるところで食品加工機械(蒲鉾製造機など)では、相当のシェアを誇っていると聞いたことがあります。他にもいろいろと意外なところに日本一はありそうな気がします。

しかし、個々の分野に区切らず、ずばっと一刀両断のように鮮やかに言い切ったのが、
この「やまぐちは日本一」という本です。存在すること自体が、日本一ということですね。
ですから、その根拠は、


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2006年03月03日

絲山秋子著「沖で待つ」

第134回芥川賞受賞作品ですね。
今本屋で売っています。
あまり長くないので立ち読みも可能です。
「男女の仲を越えた同期入社愛ーー
総合職女性がはじめて文学になった」というコピーが
ついています。

水処理に関係する私たちからすれば、
住宅設備の営業職がはじめて文学になったとも
言えそうです。主人公の職場は、衛生設備陶器の
営業です。読んですぐにどこの会社かわかります。
福岡に転勤になって、ライバルの本拠に乗り込む
趣旨のことが書かれているからです。

「納まらない現場はないんだ」
という言葉が紹介されています。
納品した商品が手違いで寸法ミスやら
番号違いやらでトラぶって、もめて
先輩から慰められる場面で使われています。
このあたりの描写にはリアリティがあります。
一緒にストレスを感じてしまいますね。

水処理の現場、たとえば浄化槽の管理なんかだと
もっと多くのエピソードがありそうですね。

水処理倶楽部の他のみなさんはどう読むでしょうか。
感想を聞くのが楽しみですね。設計やトイレデザイン、
トイレアドバイス等でも、さらに
女性の現場監理者も増えています。
この小説の主題も普遍性を持ってきていると思います。
それにしてもハードディスクが仲立ちのものに使われるとは
思いませんでした。これも時代でしょうねえ。

「太っちゃん」の死に方は、ちょっと安易な気がしました。
ビルの屋上からの投身自殺に巻き込まれて死ぬなんてちょっと安直。
だからといって過労死とか、工事現場の事故死にした方が
いいというわけでは、ありません。
生きていてもよかったのではないか、とも思いました。




posted by 村のトイレ屋 at 00:24| 山口 ☁| Comment(1) | TrackBack(1) | 本の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする