2009年05月22日

水道水は今?

昨日の読書会(第5回、富山和子著『水と緑と土』)で次のような意見が出されました。
「水道以外の水が飲用としてペットボトルやスーパー、生協などで提供されている。フランスの水も売られている。否定するわけではないが違和感を感じる。水道の水は安全でないのか、水道や水源についてちゃんと考えることが大事なのではないか」というものでした。

滅菌消毒を危険と感じている。
味がまずいと舌が感じている。
お茶やコーヒーは、すぐに結果が出る。
習慣で名水を汲んできている。
ブームなので世間の風潮にあわせている。

アンケートをとったらどんな結果になるでしょうね。

ちなみに私は、タイから帰ってからは
下痢のしない水を飲めればありがたいと思うようになって
水道水を一晩汲み置きして朝、そのまま飲んでいます。

みなさんはどうですか?



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2009年05月20日

佐賀の下水道、メタンガスの利用>人糞の資源活用

佐賀新聞:メタンガスで自家発電計画 佐賀市下水浄化センター
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1270770.article.html 
======== 一部コピー========

メタンガスで自家発電計画 佐賀市下水浄化センター
 佐賀市は下水汚泥を処理する際に発生するメタンガスを使って発電するシステムを、西与賀町の市下水浄化センターに整備する。センターで使う電気量の約50%を賄い、同時に発生する熱も利用する。県内では初の試みで、2011年3月の運転開始を目指す。

 市環境下水道課によると、センターで発生するメタンガスは1日平均約4400立方メートル。カロリーベースで重油に換算すると、2200リットルにあたる。現在は、汚水の発酵を促し汚泥量を少なくする消化槽の加熱に2割を利用するだけで、残りは焼却処理していた。
========コピー終り=========

1、下水道での他の都市の事例は?
2、今まで普及しなかったのはなぜ?
など調べる必要があるようです。

屎尿のメタン利用は、中国の農村が有名ですが(雲南省など)
私たちも、NPO法人シャンティ山口がタイ国北部パヤオ県ですすめているトイレプロジェクトで、小規模トイレでもメタン収集装置をつければ、台所程度のメタン利用は可能だということを知りました。タイやラオスなどでは、薪にかわる燃料として乱伐防止・森林保護に役割をはたすでしょう。

また、最近わかったことですが、戦前戦後の一時期、日本でも電気のこない農山村で、屎尿、糠などを集めてメタン発酵させてガスを取り、家の中に配管して、ランプの燃料に使っていた事例がありました。
現役で使われて肥溜めを探している過程で、75歳のひとが「子どもの頃使っていた」と教えてくれました。他に聞いて見ると3例ほど山口県で聞くことができました。そのうちのひとつは、農村生活改良普及員のすすめたものではないか、ということでした。全国的に行われていたのかもしれません。

嫌気性発酵とメタン利用は、人糞の資源活用として、これからもっと再認識されて良いと思います。





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posted by 村のトイレ屋 at 08:21| 山口 | Comment(1) | 水処理倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月12日

水道組合:水道の原点

法事に参加するため田舎の従姉の家に夫婦で一泊しました。
お茶がとてもおいしいので水はどこから引いているのですかと尋ねました。
30年前に井戸を掘って、水道組合を作り当番を決めて管理している、その後行政の引いた水道もできたが、味がよくないのでそれは洗い物などに使うことにした。集落24戸の総意で組合はつづけ、その井戸水は飲用と食事などに使っている、とのことでした。

毎月10日が水の見回りと各戸のメーターをはかる日で、従姉はたまたま法事にあたっていたので、近くの人に交代を頼んでいて、その人が従姉の家のメーターをはかりにきました。75歳になるそうです。
「コーヒーかお茶にするかえ」
「ワシは、水しか飲まん」
「ああ〜、そうじゃったねえ。」
というやり取りがあって、「せっかくだから」とその人はコップの水をうまそうに飲み干して帰りました。

「当番になるとメーターをはかったり、記録したり、維持管理のためにお金をためたりと大変だけれど、自分の毎日飲む水は自分でめんどうをみないとねえ」と従姉は語っていました。

水道の蛇口をひねれば水が出るのでつい忘れていますが、行政の水道制度ができるまでは、どこでも個人や集落単位で水の管理をしていたのでした。昔と今の水源はどこでどんなものかを知ることは、人びとの暮らしの土台を知ることになるようです。

東京都民は、何百キロと離れた他県にダムを作り水を引いています。
大阪の人は、琵琶湖からの水を何度も浄化して使っています。

宇部市の場合は、大都会ほど水源と離れているわけではないが、
田舎ほど身近というのでもありません。
多くの地方都市の典型でしょうか。

水源に対してどんなスタンスをとるのか。
そんなことを意見を出しあいながら考えたいと思います。

「環境の本を読む会」第5回は、富山和子著『水と緑と土』の第5章を読んだ感想を語りあい、そのあと、宇部市民の水源地の小野湖のある小野地区住民をゲストに迎えてお話を聞きます。
産業廃棄物処分場の建設計画の話も出ているので、そのこともお聞きします。


環境の本を読む会
とき:5月21日(木)6時〜9時
ところ:サンライフ宇部 会議室
主催:NPO法人うべ環境コミュニティ 



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posted by 村のトイレ屋 at 07:47| 山口 ☀| Comment(0) | 水処理倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月07日

水環境学会で>水の個性、それぞれの違い

私は、肥溜めを探しています。
私のブログを検索したときに一番多くヒットするキーワードは
「肥溜めと畑」ではないかと思います。
今日、ある人の紹介で山口市徳地町で、最近まで使われていた肥溜めを見に行きます。とても楽しみです。

さて、以下は、別のところで書いた文章の再掲載です。

===========

3系統分離の再認識、日本水環境学会で 山口大学で開かれた第43回水環境学会年会に参加して報告を聞いた。
http://www.jswe.or.jp/seminar/43Program.HTM

興味を引かれたのは、(独)建築研究所の山海敏弘氏の報告だった。

3月18日午前
(3-F-11-2) し尿系排水の封じ込めと雑排水の土壌処理による環境負荷削減技術…°山海敏弘(建築研)
「日本水環境学会年会 講演集」357p

1、既存単独浄化槽の性能アップ、既設を合併浄化槽に切り換える工事は、困難で結局うやむやになっている。「さら地に新築工事をするわけでないので、家を痛めたり隣りの家を壊したりすることが多い」という問題点の指摘は、リアリティがあった。

2、行政は、合併浄化槽でトイレ・厨房・風呂洗濯の3系統を合併にするように指導していて、それぞれの排水の性格を考えた個別系統の設計は、頭ごなしに否定してきた。(単独の悪弊の裏返し)。
発表では、そこにメスを入れ、それぞれについて水質に対応した処理法を工夫すべし、と主張していた。
調べたらこんな研究テーマだった。

既存浄化槽の高度処理化による環境負荷低減技術とその評価技術の開発

3系統の分離、それぞれの特性と現場にあった組合わせは、単独浄化槽対策のためだけでなく、広く水処理全体にわたって積極的な意味を持つと思った。同じ排水といっても、屎尿、厨房、風呂洗濯、それぞれ違いがあるのだ。それぞれの特徴にあわせた処理法が必要だということだ。



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posted by 村のトイレ屋 at 06:09| 山口 ☀| Comment(0) | 水処理倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月02日

水環境学会年会、山口で

日本水環境学会年会が山口市で開かれます。
<第43回日本水環境学会年会>
期 日: 2009年3月16日(月)〜18日(水)
場 所: 山口大学 吉田キャンパス
詳しくは、こちら。
申込みは、期限が過ぎていましたが、当日会場でも受付て
参加は可能のようです。

研究発表のプログラムをつらつら読んでいてふと思いました。
―― 不況と水処理の研究テーマには、なにか関係があるだろうか。

それぞれテーマは、細分化されていて、技術的には詳細をきわめているので、不況関連分野とか好況時に盛んになるとか、そんな分類ができるのかどうか、心もとないのですが、学会でも技術系なので、企業や社会の景気動向に左右されそうだと予測はつくものの、「100年に一度の経済危機」がすぐにあらわれるとも言えないだろうし、実際の発表者の問題意識の発言などを聞いてみなとわからない、これを聞くだけで参加するわけではありませんが、聞いてみたいですね。

こんなことを考えたのは、嫌気性処理の研究は、1970年代の石油ショックのときに大きな進展をみたと聞いたことがあるからです。
「村のトイレ屋」の「今月のひとこと」に書いておきました。
http://www1.neweb.ne.jp/wb/tss-west/
「10行コラム」維持管理費の問題とあわせて読んでいただければ幸いです。


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posted by 村のトイレ屋 at 07:09| 山口 ☀| Comment(0) | 水処理倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月21日

車椅子トイレの情報

こんな記事がありました。

Windows Mobile端末でトイレ情報を検索
――「Check A Toilet ウィジェット」

======一部引用=====
「車いす対応トイレ」や「ベビーシートがあるトイレ」「駐車施設があるトイレ」などトイレに関する地図情報を、自治体、事業者による情報提供や、個人や地域のNPO、ボランティア団体による口コミ情報から収集、管理している。
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posted by 村のトイレ屋 at 22:44| 山口 | Comment(2) | 水処理倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月03日

「カムイ伝講義」

参考に。
田中優子著「カムイ伝講義」
WEB版
肥料にについての記述は、ここにありました。↓
http://kamui.shogakukan.co.jp/kamui/2006/03/
下肥システムが整理されています。
posted by 村のトイレ屋 at 21:39| 山口 🌁| Comment(1) | 水処理倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月01日

火野葦平著『糞尿譚』

屎尿汲取りの資料として読める。
●昭和12年の作品。第6期後期芥川賞受賞作品。
その前後の北九州市(旧若松市)の糞尿の取扱の様子がよくわかる。
●大きな特徴は、この時期、都市住民は、汲取り業者に汲取り料を払っていること。
農家は、まだ肥料として屎尿を買取っていて、汲取り業者に代金を払っている。(ただし、学校など品質の悪い屎尿は、買い取り手がなくて放棄し、これがあとあと問題になる)。都市住民からは汲取り代金、農家からは肥料代を得ることができ、将来性ありと有とみて主人公は、全財産をかけて事業をはじめる。
●主人公は、青色のトラックを購入。他の業者は、手押し車で運んでいたため競争力でまさっていて、市の施設の汲取りを請け負う。市指定業者「衛生舎」という看板を掲げる。トラックの荷台に樽を載せて運ぶ。20荷載っていると記述されているが、形状は表現されていない。
●7人の業者に働きかけて組合をつくり協定を結んでダンピング競争を避けようとするが、政争の余波をうけて計画はつぶれる。
●最後の場面は印象的。「黄金の鬼」と表現されている。



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posted by 村のトイレ屋 at 10:33| 山口 ☁| Comment(0) | 水処理倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月30日

汚泥から金、諏訪

汚泥から金、スワッ!なんちゃって(笑い)

下水汚泥を農地還元できない理由に重金属含有があげられますが
こんなことがあったのか、と驚いています。
でも、これって正常?

以下、毎日新聞から一部引用します。
================================
諏訪・終末処理場:汚泥に金 メッキ工場排水から流入か

県と、県が汚泥活用法の調査を委託した日本下水道事業団によると、金含有量は、焼却灰を高温で溶かした際に飛散する「溶融飛灰(ひばい)」が1トン当たり1890グラムで、優良な金鉱山並みだった。諏訪地方には精密加工工場が多く、周辺の金メッキ工場の排水に金が含まれていた可能性があるという。
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posted by 村のトイレ屋 at 08:00| 山口 ☔| Comment(1) | 水処理倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月29日

海の生き物のメールマガジン

こんなメールマガジンが発行されていることを知りました。

「海の生き物を守る会」メールマガジン
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hiromuk/index.html

その32号にこんな募集が載っていました。
===============
●6ヶ月で900万円 珊瑚礁の島の管理人募集中 オーストラリアのグレートバリアリーフの小さな島で、管理人を格別の条件で募集している。募集しているのはクイーンズランド州観光局、島はニューギニアとの境にあるトレス海峡のハミルトン島。契約期間は6ヶ月で報酬は15万オーストラリアドル。オーストラリアドルは円に比べて大幅に下落しているものの、それでも900万円くらいにはなる。 仕事の内容は、島内の巡回とブログや写真、ビデオによる報告、取材対応、プール清掃、魚の餌やり、郵便物の回収など。シュノーケリングやホエールウォッチングをしてもOKとか。住居はプール付き住宅を与えられ、往復航空券、島内の交通費、旅行保険、コンピューターとカメラなどの機材、グレートバリアリーフのほかの島への交通費も支給されるという夢のようなお話し。応募は2月22日締め切りなので、我と思わん人は応募してみたらどうでしょう。応募資格は水泳とシュノーケルが得意で冒険心にあふれ、優れた意思疎通能力を持っていること。日本にもこんないい話はないだろうか(笑)。
============

日本にもこんなよい話がないかなあ、私もそう思います。
というより、今、私たちの仲間ですすめている、あったか村の村つくり、そろそろ、常駐の人を募集したいなあ、都会で「ホームレス」「野宿労働」「派遣切れ」「雇いどめ」が、言われているなかで、田舎に住むこと、最低食べるものを自分で作って確保する生活を考えてみてはどうですか、と提案したち思っています。
それで、そろそろ、公募してみたいなあ、と相談しているわけです。

でも、上にあげたような夢のような条件をみると躊躇してしまいますね。
屋久島あたりにたむろする若者にとっては、願ってもない話しでしょうね。

それはさておき、「海の生き物を守る会」のメールマガジンについてです。
とてもすばらしいマガジンだと思いました。バックナンバーがホームページにあります。

今まで、何度か「水処理通信」に書いてきたことですけれど、
陸から海への放流は、誰の許しを得て、行なってきたのでしょうか。
下水道の処理水、合併浄化槽の処理水、工場排水(廃水)・・それぞれに基準が設けられ、たとえば瀬戸内海など瀬戸内規制という上乗せ基準がつくられて、放流をしていいことになっている。
その場合、その値は、誰が決めたのか。
海の側からの検証は加わっているのだろうか。
現在の水処理サイドの能力がこの程度だから、それにあわせて一定の値を決めましょう、ということなのではないか、
その代弁者として海洋学者や関係者が、一定の知見をもってその審議に加わっているのだろうか。
そして、その想定データなどは、公表されているのだろうか。
このことは前々から、素朴な疑問としてありました。

屎尿の海洋投機は、問題があって止めなければいけないとされ中止されてきた。(国際法上の問題もあり、先進国としてのメンツもあると聞いたことがあります)

また、原発の設置に伴う温排水問題もあります。ほとんどの原発各社のサイトで、排水は7度C以下に抑えているので、排水口周辺以外には影響がないと書かれている。でも、たとえば、上関原発のような瀬戸内の閉鎖性水域で広島市の太田川2本分に相当する水が(毎秒190t)温めれて放流されて本当に生態系に影響がないと言えるのだろうか。シミレーションすらなされた形跡がない。これは、誰が判断できるのだろうか。海の生物が犠牲になって、明らかな被害がでたときに、はじめて大騒ぎすることになるのだろうか。

海の環境変化にたいして、海を放流先として使うことについて誰が基準を示せるのか、考えを深めたい課題です。
そんなことを考えている人がいましたら、とても有益なメールマガジンです。水処理に携わっている人におすすめします。



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2009年01月26日

汚物掃除法の成立過程

溝入 茂著『明治日本のごみ対策――汚物清掃法はどのように成立したか』
リサイクル文化社 2007年2月刊

メモ
表紙 第1章は、google book検索で読める。
糞尿が、商品価値あるものとして取引され、その売買益を従前通り民間の権利とするか、役所のものとするかで法律の内容が変転したことを研究査し論じている。
『農業肥培論』明治21年(塵芥から肥料をつくる方法を書いている)が紹介されている。

第8章 下水道法・汚物掃除法の成立 で詳しく論じている。
明治29年発案から明治32年成立までに時間がかかったことの解明。
遅れた理由として、糞尿売却益の取扱があげられている。
都市住民の収益が市町村の行政のものになることへの抵抗が、遅れたこと、現実的な対応となったことの主因としている。
指定都市とその他市町村の分離、
法律と政令での運用で、糞尿取扱に対処した。
汚物売却益の変遷過程の表(p221)は、すばらしい。
森鴎外(森林太郎)も公衆衛生学医官として登場。

明治30年前後は、日本の近代化の実現の中で、西欧から学んだもので
従来の日本社会にあったものを切り捨て押し切ろうとしている節目。
糞尿の伝統的な活用をいかすという視点から見れば、さらにちがったものが
見えてくるだろう。



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2009年01月17日

まず水、震災経験

今日は、阪神・淡路大震災から14年目です。
原発と震災を一緒に考えたら
のんきには生きておられませんが
震災後、一番にすることは?
というサイトを見つけたのでメモしておきます。

さとなおのいろんなコラム
http://www.satonao.com/column.html
地震が起る前にやっておくこと
http://www.satonao.com/column/variety/jishin2.html
地震が起ってからまずやること
http://www.satonao.com/column/variety/jishin.html

一部引用させてもらいます。
=================================
●「まず水をためろ!」これがポイント

揺れがおさまったら、まず水。これは覚えておいてください。

特にマンションに住んでいる方、揺れ終わったらすぐに、風呂、バケツ、シンク、桶…なんでもいいですから出来る限り水を貯めましょう。揺れてすぐに水道管が壊れて水が出なくなるけど、マンションだったら屋上の貯水槽にまだ水がある。それを貯めるんですね。

火を消すためではありません。飲用でも料理用でもありません。「トイレ用」です。いやホントこれが死活問題になります。
都会の地震ならなおさら。小学校に行こうが公園に行こうが、どこに行こうが水洗便所しかありません。ってことは水が出ないと流せない。汚物は溜まる一方。地震後どこ行っても便器はてんこ盛りで、しゃがんだらお尻につきそうでした(汚)。地震当日の夜でその状態。もう自分の家でするしかありません(都会だと野糞する場所もない。特に昼間。そして都会人はなかなか野糞など出来ないものです)。

普通の水洗で1回にどのくらい水を使うか知ってますか? バケツ2杯分でちょっと足りない。そのくらい使うのです。自衛隊の給水に長時間並んでもいいところ1人で運べるのはバケツ2杯。そう、1回並んで(1時間くらい)トイレ1回分しかもらえないのです。
10階に住んでいたら、重いバケツを階段で必死に運んで(エレベーターもちろん止まってます)やっとトイレ一回分なんです。20階に住んでたらどうなると思います? 高層マンションの上の方に住んでいる方はマジやばい。ご老人や身体が不自由な方、体力のない方など、まじ死活問題です。
=================

「トイレ用の水の確保が死活問題」という指摘。
これは、しっかり覚えておきたいですね。
よく言われる名言に、
「しばらく食べなくても、死ぬことはないが、
出すものを出さないで暮らすわけにはいかない」
ということばがあります。
震災のときが、まさにそのときですね。
自衛隊の給水車の長い列に1時間並んでトイレ1回分。
確かに、大変なことですよ。
それがたちまち流れて消えてしまう・・・トイレの配管が壊れていないとして、ですが。

なお、私は以前に水処理倶楽部通信に「震災とトイレ」について
山下亨さんの著書の書評で書いています。よかったらご覧ください。

238号本の紹介 『阪神・淡路大震災と新潟県中越大震災の教訓「トイレが大変!」災害時にトイレ権をどう保障するか』山下亨編著、近代消防社刊 
http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/wnews200/wnews238.html

185号〜188号、190号 集中論議 山下亨著『現代のトイレ事情〜災害・イベント編』
http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/wnews100/wnews185.html



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2009年01月15日

新幹線の水

新幹線のトイレの話題です。
駅は、JR八戸駅です。

東奥日報2009年1月8日(木)
新幹線「断水運休」の危機免れる
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090108094228.asp
===== 一部引用=======

同駅は新幹線用に三十八トン、在来線用に十一トンの受水槽を設置。このほか、市内の新幹線車両センターに百二十トン、八戸運輸区に三十八トンの受水槽を置いている。しかし、同駅には一日に三十本を超える車両が出入りするため、断水した場合には賄い切れない恐れがあった。
 
 同駅側の要請に対し、同企業団は「給水を優先する必要がある」と判断し、十トンの給水車などを手配した。一方、同駅も給水だけに頼らず、水が出ている近隣の駅からポリタンクなどで運んだり、駅内の自由通路のトイレを使用停止にしたほか、列車の洗車をやめるなど節水に努力。多くの利用客に影響する年始の運休を辛うじて回避できた。
================================

この受水槽の容量は、他の施設に比べて大きい方なのでしょうか
普通なのでしょうか。
ちょっと気になったのでコピーしました。


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2009年01月06日

アジア学院

朝日福祉賞
http://www.asahi.com/national/update/1231/TKY200812310106.html
アジア学院
http://www.ari-edu.org/main.html

阿武町で行われているJICA農村開発研修を恒常化して、
そこに、シャンティ山口の活動を加え、
有機農業、自然農の普及と実践を統合し、
地域で地道に展開する。そんなイメージです。

また、学院マップに載せられている、生活排水処理システム、豚舎のメタン、牛舎の発酵床など見学させてもらいたいと思いました。
一度機会をみて行きたいものです。


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2008年12月30日

戦中戦後の汚水処理

日本の第二次世界大戦、戦時中から戦後にかけての汚水処理の基本思想と実態は、どんなものだったのか、に興味をもっています。
1950年(昭和25年)の経済安定本部の出した「屎尿の資源科学的衛生処理勧告」が参考になるのではないかと見当をつけています。
1、背景に食料増産の政策的要求があること。戦中戦後は飢餓線上の食料危機。
2、エネルギー源に限界をかかえていた。石炭・石油の絶対量に限界。
ここから、嫌気性処理への視点が必ずあったはず。
3、東京都は、1949年(昭和24年)に砂町屎尿消化槽の建設に着手している。ここでは、「汚泥を土壌改良剤に」「堆肥の生産」などが語られ、一部実施されていたと言われています。その実態は、どのようなものであったのでしょう。1982年(昭和57年)まで稼動したとのこと。

こんなサイトがありました。
社団法人 東京下水道設備協会
http://setubikyo.or.jp/main/
その中の、汚泥処理技術の章に、
日本ガイシ株式会社エンジニアリング事業本部技師長の藤由吉展氏が、機械の視点から書いています。
http://setubikyo.or.jp/main_sub/hensen/Session_5.htm
以下部分的に引用します。
===================
一方、汚泥の嫌気性消化は、昭和3年ごろから汚泥の有機分をガス化して汚泥量の減少と処分の衛生化を図るために、三河島汚水処分場にパイロットプラントが設置され研究が進められていたが、皮肉にもし尿施設としてその第一歩を踏み出すこととなった。

 GHQの示唆を受けた経済安定本部資源調査会衛生部会は、昭和25年12月、政府に対して「し尿の資源科学的衛生処理に関する件」を提出した。これは、「し尿の科学的処理法は嫌気性消化法が最善である。」として政府に勧告したものである。そして、消化機構と経済性、特に汲み取りし尿処理を考慮して単槽室二段消化方式の二重式消化槽が考案された。昭和28年、わが国初のし尿消化槽が砂町下水処理場で稼動した。

 消化槽の下水汚泥への採用は昭和35年の芝浦下水処理場からで、その後、砂町・小台処理場にと順次採用されている。

 天日乾燥床から機械脱水機への変遷は、昭和33年に砂町下水処理場し尿消化槽汚泥の脱水用に導入されたヤングフィルター型真空脱水機であった。し尿の消化汚泥は繊維質が多いために無薬注でも脱水でき、さらにこの脱水汚泥を熱風乾燥することで取り扱いに優れた有機肥料として農業従事者に重宝され、昭和57年3月末日、し尿処理の「清掃局からの受託」が終了するまで生産されていた。
====================

さらに、詳しい情報をお持ちの方、ご教示ください。


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2008年12月29日

トイレの設計者

メモ
設計事務所、(株)ドラゴンの小林純子さんが、
今日29日、毎日新聞の「ひと」欄に紹介されて
います。「現場からの視線」を強調しています。
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2008年12月15日

トイレでアート

こんな記事がありました。

新宿タカシマヤのトイレに詩やアート展示−エコ利用呼び掛け
http://shinjuku.keizai.biz/headline/588/
====== 以下引用======
同キャンペーンは、商業施設のトイレ内に詩やアートボードを展示し、「トイレットペーパーを大切に使ってほしい」という思いをトイレ利用者に呼び掛ける試み。トイレ内で、「しりをふきたい」「トイレットペーパーの孤独」「トイレットペーパーにキスをしなさい」などの詩や、トイレットペーパーのロールを人の頭に模した人々が並ぶ家族写真などを展示する。

 同社は現在、全国で今回のようなキャンペーンが展開できるトイレを募集している。対象は公共、商業施設のトイレオーナー。展開が決定した日本各所のトイレ約1,000ブースに対し、無料でアートボードや詩が書かれたステッカーを配布し、トイレから始めるCO2排出量6%削減運動を広めていく。同運動は、トイレから節水、省エネ、省資源などに取り組み、CO2排出量の削減に貢献することを目的としたもの。
========== 以下、略==========


1、トイレを落書き以外の用途に積極的に使うのは、おもしろいと思った。
「死んでいる空間」であり、変な広告より思い切り、「アートの場」としたのは、よいと思った。案外、「不況型」の利用方式でヒットするかもしれない。
2、トイレットペーパーの利用量も、水の量も、タイをはじめとする東南アジア諸国のトイレ・手洗い方式にかなうものはないだろう。タイでは、基本的に紙は不要です。


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2008年12月09日

生物浄化法

NPO地域水道支援センターの中本さんから
12月13日(土)のJICA地球広場の展示の案内をいただきました。
=======================

NPO地域水道支援センターの中本です。
緩速ろ過でなく、生物浄化法Ecological Water Purification Systemとすれば、全く新しい浄化システムです。
下水処理、散水ろ床、礫間浄化、湖沼浄化、汚濁河川浄化にも使える。その一つが、安全な飲み水をつくるのにも使える。
その装置の展示を12月13日(土)JICA地球のひろば(東京都渋谷区広尾)で、中本の説明も午後2時からあります。もっとも、展示は、1日中です。
NPOのホームページを見てください。詳しくは、NPO掲示板、ブログ(リンクの中)、それにJICAの「地球のひろば」のイベント情報にもあります。
生物群集が安心して活躍して浄化するのが基本です。
この考えが、広まるのはうれしい。

=========================
【参考】
NPO地域水道支援センター
http://www.cwsc.or.jp/

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posted by 村のトイレ屋 at 07:13| 山口 ☔| Comment(0) | 水処理倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月04日

木炭と水処理

木炭と水処理の文献(メモ)

岸本定吉監修 池島庸元編著
『炭博士にきく木炭小史 炭人たちへ』
6章 残したい利用技術
 3節 木炭を利用した汚水浄化槽 142p〜146p

製造・開発:(株)小林研究所(山口県下関市)
 下関市の林業家・木原宇一氏が設立。
施工設置場所:福岡県久山町(当時の町長は、小早川新氏)
水質検査表と断面図あり。表は、1972年のもの。

木炭は、岩手県産のミズナラ黒炭をわざわざ取り寄せた。
ヨーロッパで浄化材に小石が使われていたこと、木炭と小石の比較の記述あり。

☆木炭と水処理について利用・設置事例など具体的な知見をお持ちの方、ご教示いただければ幸いです。



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posted by 村のトイレ屋 at 23:39| 山口 ☔| Comment(0) | 水処理倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月30日

宇宙船では

メモ:
尿を飲料水にリサイクル:国際宇宙ステーションの最新設備
http://wiredvision.jp/news/200811/2008111823.htm
クロレラ培養は、どうなったのかしら、と思いました。


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posted by 村のトイレ屋 at 00:10| 山口 ☀| Comment(0) | 水処理倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする