2010年04月30日

糞尿から電力は、既に夢の目標ではない。

バイオマス発電、小規模分散型発電などをキーワードに検索していたらこんな記事が見つかった。

すでに終刊されているけれど、保存されているのはありがたい。

坂田光永 責任編集そしある
http://bit.ly/b9bk9c

ドイツの農家の見学記だ。2003年5月の訪問記。
家畜糞尿をメタン発酵させて、電力として使っている。
15万kWhを生産、自宅で消費5万kWh、売電 10万kWhという。


ここまできている技術水準(ガス発電機)からすれば、
人の糞尿利用は、もう一歩だろう。
すでに、実用化しているのではないかと思う。
技術的な制約よりも、社会的な壁が厚いのではないか。

アジアとアフリカなどトイレ未整備地域の農山村にとって
水環境・衛生問題の解決は、電力の確保、生活の基盤の改善につながる。液肥の農業利用とも結びつく。

下水道の配管を膨大に張り巡らすコスト高の先進国型インフラ整備は、不要だし、無理やりに大規模バイオマス発電を行なう必要もない。
小規模分散型モデルの普及に大きな可能性を感じる。


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posted by 村のトイレ屋 at 09:45| 山口 | Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月16日

秋吉台/長者ヶ森公衆便所。宣伝不足を反省。

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ここの便所は、私がお手伝いをした自然浄化法を採用した水処理のシステムです。後方の「人工の森」左側の木の間が、土壌処理部です。
2002年施工・使用開始です。
電源がない、放流先がない、それと管理者が維持管理費の低廉さを望んだなどから採用されました。

実は、KRY山口放送の「熱血テレビ」で紹介されていて、かなりの人にしられたかなあと思っていました。
今日、ある人に聞いてみたら「知らなかったなあ、山口県ってそんな進んだことをやっているのか」と言われました。
さらに数人にアンケート的にきいてみたら、10人中3人しか知りませんでした。3人は、まあ身内みたいな人だからほとんど知られていないことがわかりました。

PR不足を実感し、反省した1日でした。


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山口観光は、秋吉台から。草が芽吹いてきました。


posted by 村のトイレ屋 at 20:56| 山口 ☀| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月11日

井上ひさし氏が亡くなった

井上ひさし氏が亡くなった。75歳。
http://www.asahi.com/obituaries/update/0411/TKY201004110009.html

小説「吉里吉里人」は、5回は読み返した。
地域を考える原点を描いている。

「コメの話」という文庫がある。
農業論は、熱い。多くを教えてもらった。
肥溜めを高く評価している。
図解で、肥溜めの中は、澄んでいて眼を開けられたと書いている。
生きている間にお会いして詳しくその様子を聞きたかった。

残された著作は、膨大すぎてどこから手をつけたものやら呆然としている。

posted by 村のトイレ屋 at 09:15| 山口 ☁| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月15日

チョンギョンス先生の講演会

ここに講演の様子がレポートされています。

抱腹絶倒、笑いの渦の講演会でした。
http://blog.ypu.jp/kokusaikenkyukai/article/001249.html
学問の力が、人の陥っている考え方の呪縛をときほぐす。
ほんとうにすばらしいお話でした。


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2009年06月03日

人の糞は、資源だ。全京秀(チョンギョンス)先生の講演

全京秀(チョンギョンス)先生には、
『人糞は資源だ―文化人類学者の環境論』という著書があります。
あとで述べるテーマを考えるのに最適です。

講演は、2回あります。
講演は、日本語です。
参加は、申込めばどなたでもできます。

6月11日(木) 19時30分〜21時 山口国際文化学研究会 
 山口県大・大学院会議室(C棟1階)
 http://blog.ypu.jp/kokusaikenkyukai/category/schedule/
 タイトル「:資源人類学からみた排泄物の生態史」

6月12日(金)午前10時20分〜11時50分
      国際文化学部・環境論の授業(安渓遊地さん担当)
  F204教室(看護棟)
  http://ankei.jp/yuji/file/0904/000693_1.pdf
  タイトル:「ウンコの文化人類学」
  
全京秀先生の業績などについては、ここが詳しいです。
http://www.fukyo.co.jp/02-naiyo/ISBN4-89489-026-7.html

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熱血テレビの放送を見ていただけましたか?

私は、自分のテレビに写る姿は、あまり好きでないので
音声だけ聞いていました。

ひとつだけ誤解をうけそうなところがありました。
タイに私が行って全部工事したような印象を受ける表現
がありましたが、現場の中心を担ったのは、NPO法人シャ
ンティ山口の事務局長佐伯昭夫さんと現地スタッフです。
また、地元の住民です。
佐伯さんもインタビューをうけたのですが、今回は時間
の都合で放送できませんでした。
いずれ、現地に同行取材してもらって特集番組を組んで
もらいたいものです。それほどの価値をもっています。

さて、今日の熱血テレビでは、冒頭に下水汚泥がでました。
下水汚泥から下水道の問題点に踏み込んでいたので本格
的に調べていてありがたいと思いました。
まさに、下水汚泥の処理こそ今の活性汚泥法という水処
理の最大の課題となっていて、多くの研究者がその有効
利用と減溶化に日夜取組んでいます。

運ぶための下水道管、原水ポンプ(これが結構大変!)
処理のための電力、汚泥処理のためのエネルギーと装置、
有効利用のためのおなじくエネルギーと装置。

機械や大きな装置に薬品など先端技術に頼れば頼るほど
処理工程が資源消費型になってきます。

この悪循環、入り込んだ下水道の袋小路から出る道はな
いか。私たちの立場と方法は、汚水の発生したところで
処理すること(1ヶ所に大量に集めない)と最初から汚
泥量が少ない嫌気性処理法による解決策の提案です。

でも、それには100年間続いてきた下水道システムの
見直しが必要です。「先進国」では、100年かけてつ
くりあげてきたシステムで身動きできなくなっている、
といっても言いかもしれません。

考え方の根本的な転換が必要になっています。
もう一度、立ち止まって考えてみましょう。

そのときに、大きなヒントになるのが、「肥溜めと畑の
智恵」です。江戸時代、畑に肥料として、戻しています。
その応用で行ったタイでは、さらにメタンガスを使うこ
とで、燃料装置としての役割をはたしています。タイの
農山村で一般的に普及すれば、森林保護につながるし、
乱伐を避けるだけでなく、そこで生活するひとびとの燃
料を確保することになります。

人の糞尿は、資源である、との認識にたつこと。
けっして廃棄物として忌み嫌い捨て去るものではないこ
と。
ここからさまざまな可能性が生まれてくることがわかり
ます。自然の物質循環の流れにのせることが可能になり
ます。

この考え方をもっと深める必要があります。
お隣り、韓国にそのことを考えている人がいました。
全京秀先生です。
そのものズバリ!『人糞は資源だ―文化人類学者の環境論』
という本を出しています。
また、その講演が最初に案内しましたように、山口県立大学であります。

熱血テレビの番組だけでは、まだ考えたりないという人は
是非、おいでください。講演を聞いてトイレの話題をここ
ろおきなく語り合いましょう。



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posted by 村のトイレ屋 at 18:38| 山口 ☔| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月02日

熱血テレビに出ます。TSS汚水処理システムが。

KRY山口放送、熱血テレビという番組です。
放送は、6月3日午後4時50分〜5時50分のどこかで。
環境ウイークの特集のひとつです。8分間程度とのこと。
主役は、私でなくて、私がお手伝いしたトイレシステムの設置施設です。
テーマは、「肥溜めと畑の智恵を現代にいかす」です。

江戸時代に確立した「肥溜めと畑の智恵」とは、屎尿を肥料として農地に戻すものでした。それは古臭いものではなくて、現代にいかせば循環型社会の基礎になるものです。

秋吉台カルストロードの長者ケ森公衆トイレ(2003年工事)、景清洞前の秋吉台オートキャンプ場(1994年工事)、仁保山中の安渓遊地さん宅(1995年工事)などの事例を写しています。宇部の海水浴場(東岐波、1996年工事)は時間の関係で廻れませんでした。いずれも、処理水を河川・湖沼・水路・海に流さない無放流方式です。

この原理をタイの少数民族モン族の支援にいかして、農村山村の衛生環境の改善をすすめているのが、シャンティ山口の活動です。
住民の参加と地元の技術、地域のの資材とくに自然素材の活用、さらにメタンガスの燃料利用などを追加して、「肥溜めと畑の智恵」をさらにバージョンアップしています。その様子は、美東町大正洞前の写真ギャラリィ「写創蔵」で展示しています。

転換が必要なのは、屎尿を「廃棄物」としてお金と多くのエネルギーをかけて「処理」することから、「資源」として活用することです。発生源で小さく分散的に、極力エネルギーを使わないで、水と肥料、資源としていかすことです。

循環型社会の方向として、「後進国」で作られたモデルが、「先進国」のエネルギー多消費で、廃棄物としてしかみない方法にとってかわるときがやがてくるでしょう。また、たぐり寄せたいと思っています。

そんなことをいいたかったのですが、さあ、どこまで伝わっていますか。関心ある人は、是非ごらんください。
いつもは、ほとんどの人が、それと気づかないところなので見るだけでもおもしろいでしょう。
放送時間が食事前なので、相応の配慮はもちろんしております。



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posted by 村のトイレ屋 at 10:34| 山口 | Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月28日

下水道の管渠の交換改修の問題

少し前(4月7日)の読売新聞の記事
下水管1600キロ耐用超す 東京23区内、交換追いつかず
総延長の10分の1
http://home.yomiuri.co.jp/news/20090407hg02.htm
======= 一部コピー======
平均で年間200キロ以上の下水管が耐用年数を迎えるのに対し、交換・改修は平均で年間90キロ分しか進んでいないのが実情。都内では、東京五輪(64年)の前後頃から下水道整備が急速に進み、今後、次々と耐用年数を迎えるため、都下水道局の担当者は「すでに老朽化した分も改修できていないのに、古いのがどんどん増えていく」と悲鳴を上げる。

 下水管の交換・改修が遅れると、その上を走る道路に影響が出る恐れもある。

 23区内で、下水管の損傷が原因で起きた道路陥没は、軽微な陥没も含め、統計が残っている93〜2007年度の15年間に計1万9000件余に上る。毎年約1300件の道路陥没が起きている計算だ。
=========================================

1、毎年平均1300件の陥没事故。
大雨のときに、マンホールの鉄の蓋が水圧で飛びあがり車にあたった事故が昨年あった。そのときテレビのニュースでマンホール周辺の改修工事の必要性を指摘していた。
2、改修・交換できている距離90キロ<改修・交換が必要な距離が200キロ。国土交通省の指導は、耐用年数50年。
3、改修交換経費と新規建設布設費用の関係は?
鉄筋コンクリートの劣化と寿命。
新規の建設工事とちがって、下水道を使用しながら工事という条件。
壊しながら行う工事のコスト高。
4、日本の各自治体は、東京都の下水道をモデルに施工してきている。地方の各都市の改修・交換の現状はどうなのだろう。
5、アジアをはじめ「先進国」の援助と技術支援で作られてきた「後進国」の下水道はどうなるか。この先も、莫大な新規工事費とメンテナンス費用を考え、下水道の管の長さを「近代化」「文明化」という価値観を踏襲するかどうか。

私たちは、管渠を必要最小限にすることを提案したい。
必然的にセンター集中方式でなく、地域の小規模分散方式となる。
また、汚水の発生した場所のもっとも近いところで処理する発生源主義に徹すべきであると考える。
まずは、農山村でそうすべきであろうし、都市でもエリアを絞って行う工夫は、いくらでも考えられよう。

人糞尿を資源とみなすか、処理すべき廃棄物とみなすかは別にして、
古来、人糞尿の運搬は人類にとって大きな課題であった。
1、川や水路が、廃棄の運搬路とされた。
2、専用の容器が開発された。
3、日本の専用の桶の発明は、「肥溜めと畑の智恵」を実質的に支えるものであった。江戸時代の川を利用した船便も桶の存在によって加速されたという。
4、下水道以前の尿瓶と道路側溝への投棄は、病気と衛生問題の浮上させ、ヨーロッパの下水道の取組みのきっかけになった。
5、戦時中を挟んで日本では、西武鉄道による「屎尿列車」(黄金列車と呼ばれた)の運行が行われた。
6、戦後、川崎市で開発されたバキュームカーは、汲取り→屎尿処理場への運搬で大きな役割をはたしている。また、合併浄化槽の汚泥引抜きと運搬にはなくてはならない存在だ。まさに「バキュームカーは偉い」のだ。だが、その位置づけは、下水道の補完的役割だ。
どの自治体も、下水道の総延長距離と普及率を自慢しても、バキュームカーの所有台数を誇ったりはしない。大震災では、もっとも役にたつし、頼もしいことは実証されている)


かくて、下水道の普及によって糞尿の運搬問題が解決されたかのように認識されはじめた。下水道さえ通れば、あとはなんとかなるだろうと思われた。
 だが、実際には、ここからが大変な課題へのはじまりとなる。
 前述の読売新聞の記事は、そのはしりである。
 問題は一回転してもとに戻った。
 いや、完全に同じ形でもとに戻ることはできないだろう。そうする必要もない。今や配管をめぐっても一番よりよいものの発明が求められるだろう。



 
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2009年05月01日

山羊のように反芻。アースディ@瀬戸内

あっという間の4月でした。
 ●ついに肥溜めが見つかった!
 ●はじめての学会発表(農村計画学会、於・東京)
 ●おなじく、はじめての大学院の研究会発表(研究会にとっても肥溜めのテーマは、はじめて)
 ●「肥溜めを探しています」というテレビ出演(山口ケーブルテレビ)
 ●アースディ@瀬戸内への参加と出展。
 ●猿舞い一座・村崎修二さんとの出会い

慌ただしかったひとつひとつをもう一度、取り出して、山羊のように、じっくり反芻しています。

そんななか、アースディ@瀬戸内の丁寧な記録しているブログを見つけました。私のブースに立ち寄り話し質問していた「かおる工房」さんです。シャンティ山口と「百姓の塩」の井上さんのことを紹介しています。
それと、当日の飯田哲也氏の講演要旨がわかりやすく掲載されています。これはとびとびにしか聞けなかったので、ありがたいです。

報告1印象に残ったブース タイでの事例…自然浄化法による汚水処理
 命の源・ほんものの塩を作りたい…百姓庵


報告2飯田さんの講演要旨 

飯田さんは、以下のようなことを述べていたそうです。私は、聞き逃していました。
=======================
原子力政策をより危ない方向へ推進させて
自然エネルギー政策を押さえ込む雰囲気を作り出しているのが
日本である。

いつか世界の主流が
自然エネルギーが当たり前となったときに、
ぽつんと立ち後れた日本だけが
ポンコツ原発が立ち並ぶ国、
ということになりかねない。

・・・・

これまで原発は、
国や企業 による押し付けで進められてきた。

(飯田氏はこれらを、ミヒャエルエンデの「モモ」に登場する
「灰色の男達」に例えました。
人々に、こちらの方が得ですよ、我々の言う通りにすれば
あなたは豊かになれる…と自由意志を奪いながら
民を自分たちの意図のままにしていくことでは
ないかと思います。)

======================

やはり丁寧な記録というのは、大切ですね。
こんな大事なことが話されていたなんて、もう一度飯田哲也さんのサイトをのぞいてみようと思いました。


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posted by 村のトイレ屋 at 05:11| 山口 ☁| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月25日

現役の肥溜めを見てきました

昨日24日、ついに現に使われている肥溜めが見つかりました。
持ち主からじっくりお話を聞くことができました。
近日(たぶん来週の月曜日から)放送される山口ケーブルテレビで放送されます。スタッフの松田さんの努力の賜物です。
「肥溜め」を探すことへの執念と肥溜めや人糞やトイレにかかわることを「変ではない」「ごく普通のこと」「生活の中の大事なこと」として表現したいという彼の熱意がみのりました。

「里山の中に町がある」山口市に存在するケーブルテレビとしての使命感もあったのかもしれません。

私を「大学院まで行って肥溜めを研究している人」と押し出して主人公にして、ストーリーを作りたかったようですが、もともとそういうことが好きでなくて、スター性も皆無な私。
結局、それはあきらめて「肥溜めが主人公」の物語ができたようです。

是非みてください。
そして「肥溜めと畑の智恵」のすばらしさを知ってください。


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posted by 村のトイレ屋 at 02:08| 山口 ☁| Comment(4) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月18日

アースディへのメッセージ

本日のアースディ@瀬戸内で
NPO法人シャンティ山口と(有)あったか村は、
「エコトイレ」の出展を行いました。
模型とパネル、それにモン族の刺繍の展示を行いました。

とても好天に恵まれ、快適な1日でした。
人出も多く、とくに若い人たちの多いことが特徴でした。

黒山羊2頭が、会場を散歩して、点検して廻っていたので思わず
写しました。

源の助さんの声は、昨年もでしたが、身体にここちよく響きました。

以下は、私たちの出したメッセージです。

写真は、会場風景
山羊の散歩
源の助さんです。

================

<シャンティ山口&あったか村>のメッセージ


人間の排泄する汚水の処理で、下水道や合併浄化槽で使われるエネルギーや薬品がゼロかそれに近くなったらどんなにすばらしいでしょう。

また、下水道や浄化槽が必ず生み出す汚泥は、産業廃棄物として燃焼されています。ウンコは煙となって空へ消えています。

加えて、本来、資源である人の糞尿は、窒素リンなどの栄養を残したまま河川・湖沼・海へ捨てられています。

1970年代のオイルショックをきっかけに省エネ技術の開発がなされ、水処理の分野でも「嫌気性処理と土壌菌による分解・土への還元」として研究されてきました。それは、実にシンプルなことでした。
江戸の時代にできあがった「肥溜めと畑の智恵」の応用でした。
周辺農村と都市が作った循環型社会の基礎です。

NPO法人シャンティ山口が、タイ国北部山岳少数民族モン族の支援のなかで、衛生環境事業に取組みトイレをつくるにあたって、日本の伝統的なこの智恵をいかしました。

その実践の様子を展示します。

この方法を経済的な貧困が原因でトイレがなかったり、衛生的でない状態に置かれている世界の各地へ広げたいと計画しています。

と同時に、日本への逆輸入もすすめ、「先進国型のエネルギー多消費、資源浪費型の水処理のあり方」も見なおしていきたいと思っています。

今日は、ウンコの行方を共にかんがえましょう。


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posted by 村のトイレ屋 at 23:21| 山口 | Comment(2) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メタンのガス灯

本日、アースディ@瀬戸内2009に参加して、以下の情報提供を求めるチラシを配付しました。
ブログ読者のみなさんも、ご協力をお願いします。


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探しています。
昭和初期から戦後にかけて、
メタンガスを使ったガス灯
情報をお寄せください。

私たちは、今、「肥溜め」を探しています。
実際に使われているもの、原型を残しているもの、詳しい人のお話。
それを少しでも記録に残そうと思っています。肥溜めについては、展示をご覧ください。

その過程で、タイでトイレの装置でメタンガスを発生させ、集めて台所の燃料にしているとお話したところ、ある人が、昔、自分たちの親もそうやってガス灯・ランプに使っていたと話してくれました。
● 下肥(人の糞尿)、糠、台所の生ゴミなどを投げ入れる装置を作り、メタン発酵させてガスを家の中に配管して点火し、明かりとして使ったというのです。
● 山口市徳地三谷で昭和5年から昭和12年(1930年〜37年)ころまで、電気がくるまで祝言(結婚式)など人の集まるときに、3軒の分限者(金持ち)の家で使われたと語られています。
● 旧大和町(現、光市)でも、村長をつとめた人のお宅で同じような装置があったという情報が寄せられています。

すばらしいことではないでしょうか。
詳しい仕組みなど、類似の情報をご存じの方、教えてください。
● 若い人は、古老、親戚・知りあいの高齢者に是非聞いてみてください。
● 専門的な知見をお持ちの人は、是非教えてください。
● 肥溜めの情報も引き続き集めています。


【情報の送り先】
〒753-0215 山口市大内矢田717 佐伯 昭夫 (NPO法人シャンティ山口事務局)
   電話 083-927-4083


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2009年04月17日

速報>6/12チョン・ギョンス先生、県立大で講義

取り急ぎ、連絡です。
山口県立大学地域公開の講義(担当:安渓遊地教授)「環境問題」の講義で
チョン・ギョンス(全京秀)先生(ソウル大)がきてくださることになりました。
「肥溜めと畑」「糞尿」をとうして自然と人間、循環型社会を考えてみたい人は是非、予定を確保しておいてください。
6月12日(金)午前10:20〜11:50、県立大F204教室です。

講義のタイトルは、「ウンコの人類学」です。
先生の著書に、2002年、『糞は資源だ:人類学者の環境論』ソウル:知識マダン、があります。1992年に出された本の改訂版です。韓国語です。

チョン・ギョンス教授は、2月12日山口市菜香亭で開かれた「100歳まで元気で」長寿研究セミナーで講演されました。そのとき、私は、少し時間をいただいて立ち話をして、
「韓国では、肥溜めはありますか」と質問しました。
「昔はあった。でも日本とちがうのは、主に豚が間に入ることだ。詳しくは、『糞は資源だ』で書いている。とても大事なテーマだ」と語っていました。

その本は、県立大学の留学生にお願いして韓国で買ってもらっています。
でも、私には、読めないのでどうしたものか思案していたところです。

韓国と日本の違いと共通点、また世界の他の地域の糞尿活用など一杯お聞きしたいことがあります。「肥溜めと畑」のルーツ研究にもなります。
なんといっても、環境問題の中心テーマに人糞をすえることは、とても大事なことだと思います。
関心ある人は、是非、どうぞ。

なお、先生の業績全体は、著書『韓国人類学の百年』を紹介したサイトで見ることができます。
http://www.fukyo.co.jp/02-naiyo/ISBN4-89489-026-7.html

参考:安渓教授のサイト
http://ankei.jp/yuji/?n=693


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2009年04月16日

肥溜めの実物大模型>足立区立郷土博物館に

童話屋という本屋さんから山村暮鳥――詩華集が出されましたね。
「おうい雲よ」と呼びかけている広告が新聞にのっていました。

さて、打てば響くではありませんが
投げかければ戻ってくるというのはうれしいですね。
「求む!肥溜め情報」と何度か書いたり、話したりしていたところ、
東京は足立区、郷土博物館に実物大の模型がある、と教えてもらいました。

以下で見ることができます。
中身は、「来てのお楽しみ」と書かれています。

リニューアルの案内。
http://www.city.adachi.tokyo.jp/003/d10100005.html
日本でココだけ!究極のエコ「肥溜め(こえだめ)」の模型
だそうです

足立区立郷土博物館
http://www.city.adachi.tokyo.jp/003/d10100149.html
一階 第1展示室  江戸東京と結ばれた農村の誕生・・

足立朝日
http://www.adachi-asahi.jp/?p=6024
写真を別の角度から撮っています。

江戸東京博物館では、肥溜め体験ができるという記事を見ました。

引き続き、実物の現役の肥溜めにたどりつきますように、
情報をお寄せくださるようにお願いします。



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2009年04月13日

農村計画学会でポスター発表をしました

4月11日(土)、農村計画学会で学術ポスター発表をしました。
(於・東京大学農学部弥生講堂)

タイトルは、「タイ国北部モン族のトイレにおける自然浄化法導入の実践」です。日本の「肥溜めと畑の智恵」をいかした実践の報告です。

詳しい内容は、『2009年度 農村計画学会 春季大会学術研究発表会 要旨集』59p〜60pに収録されています。

原理は、あったか村福賀のトイレと同じです。
タイの方が、自然素材を多用しています。
なお、あったか村のトイレの室内の床は、タイに学んで「竹筋」を採用しました。山岳民族モン族のお手のもの・得意技をシャンティ山口の佐伯さんが覚えて帰り、使いました。

「昔は日本でも行なっていた」そうです。
なぜ日本でもっと使わないのか、と思います。

東京に滞在していた友人が写真を撮ってくれたので載せておきます。
10人くらいが、まわりを囲むように聞いてくれました。
質問は、ふたりの人から受けました。嫌気性処理槽(肥溜め)の水の滞在日数の設定と規模の大きくなった場合の対応についてでした。


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燃えているガスコンロを囲む子ども達の写真が注目されました。
上の写真です。公共トイレの塀ひとつ隔てた隣りにある保育園の
台所のコンロです。トイレ設備でメタン発酵したガスを使っています。
左側の人物が、NPO法人シャンティ山口の事務局・佐伯さんです。
気温の関係で日本よりガスの量が多く実用に使えます。

今回の発表では、水処理・人糞の資源活用のテーマでは、私だけでした。
手書き・手貼りポスターも、私だけでした。もう少しセンスよくまとめておけば手作りの個性を主張できたのにと残念でした。
作業服で参加していたのも私だけでした。

余談ですが、髯をたくわえた人が、他のところより多かったように思います。7人くらい確認しました。農学系の特徴だと言ってよいかどうかは、まだ判断できません。
ポスターの右隅にあるのは、<まとめ>です。
以下のような文章です。

タイ国北部パヤオ県 センサーイ村などで実践

NPO法人シャンティ山口の衛生環境事業の一環として施工。 公共トイレ、学生寮トイレ、 学校トイレ、民家など
2002年検討を開始して以来、8件。
2007年より地球環境基金の助成金をうけはじめた。

もともと学生寮を拠点に貧困と立ち向かう山岳少数民族モン族の教育支援を中心に活動を展開していた。

たまたま雨季に現地を訪問したスタッフが
糞塊・糞便の流れる水路で遊ぶ子ども達を目撃
病気と非衛生的な環境の根本問題が、便所と水環境にあることを認識した。

当初、日本の合併浄化槽の導入を検討したが、コストの面で壁があった。また、電力多消費、薬品投入、メンテナンス技術など現地に適合しなかった。

あふれる屎尿と肥沃な土壌と植栽状況を見たスタッフが、日本の肥溜めと畑の関係を想起し、研究と設計を始めたことがきっかけとなった。



「肥溜めと畑の智恵」の有効性


日本で、1970年代の石油ショックを背景に「省エネ型」として「嫌気性処理法」と「土壌還元」が、自然公園などの公衆トイレを中心に研究実用化されていたことが、技術的な基礎となった。

「肥溜めと畑の智恵」は、屎尿を肥料として農地還元するものである。それを「嫌気性処理と土壌菌による好気性分解」と原理的に規定していたことが、現地の条件下で応用と適用を豊富なものにした。

●電力、薬品、高額な工業資材を使わなくても可能である。大腸菌の死滅などの衛生の向上。
●人力の活用など現地の工事技術と仕様で工事が可能となった。竹材をはじめ、自然素材を豊富に使うことが可能となった。子供、老人の参加。
●メタン発酵とガスの燃料利用の可能性が実証された。→ 木材の乱伐を防げる
●容易な維持管理ができるようになった
●現地の行政も注目し、タイの農山村の衛生環境事業のモデルとしての位置を有しはじめた

<今後の課題>@追跡調査A用途の拡大B現地の自立C世界の他の地域へD日本へのフィードバック



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この発表を契機に、さらに分析・研究に磨きをかけ、表現も工夫して活動の実績と方法の有効性、問題解決の普遍性をアピールしていきたいと思っています。

お世話になった学会関係者のみなさん、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。



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posted by 村のトイレ屋 at 11:17| 山口 🌁| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月09日

農村計画学会でポスター発表します。

農村計画学会 春季大会
とき:4月11日(土)
ところ:東京都文京区 東京大学農学部弥生講堂

私の発表のタイトル
 Eセッション 農村生態・農村環境 10時20分〜11時20分
  
  e6 タイ北部モン族の便所における自然浄化法導入の実践

「肥溜めと畑の智恵」、嫌気性処理と土壌還元法をタイの農山村地帯でいかし、さらに、日本へのフィードバックを構想するものです。

終日、会場にいる予定ですので声をかけてください。

農村計画学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/arp/


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posted by 村のトイレ屋 at 08:55| 山口 | Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月12日

肥溜めにヒトデを大量に入れる

某氏から聞いた話のメモ。
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江戸の農民の智恵、肥溜め
その肥溜めに大量のヒトデを入れる習慣が、ある地方には伝わっているという。
どうして?と聞いても「昔からそうしてきた」としか答えがなかったそうだ。
いろいろ調べてわかったこと。
ヒトデは一時に大量にとれる。運ぶだけでよい。
ヒトデは、その成分がほとんどカルシュームであり、
下肥(しもごえ)にカルシュームを補給して、土地の栄養の偏りを防いだ。
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文献はあるだろうか。
実証できると
なおすばらしい。


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posted by 村のトイレ屋 at 08:43| 山口 ☁| Comment(2) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月27日

アースディ瀬戸内2009

今年も4月に開かれるそうです。
案内をいただきました。

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◎アースデイ@瀬戸内2009の開催
 日時:2009年4月18日(土)、19日(日)
 場所:山口県光市虹ヶ浜
 ※今年のキャッチフレーズは「エネ自慢だョ!全員集合!」です。
  これからのエネルギーについて、みんなで考えましょう。
 http://earthday-setouchi.net/
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昨年は、シャンティ山口とあったか村で合同出展しました。
動力を使わないトイレのシステム+メタンガスの利用
「エネ自慢」といってもいいでしょう。
今年も出展したいと計画しています。


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posted by 村のトイレ屋 at 08:23| 山口 ☔| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月09日

下肥利用のはじまり、古代ローマの時代から

渡辺善次郎著『都市と農村の間 ― 都市近郷農業史論』
 論争社 1983年 
 メモ
 第Z章 都市下肥の利用構造
   p277
   この本の核心である。
   下肥紛争について詳しい。
   6節 都市と近郷の物質循環 p341
    「都市に発生する大量の廃物を再利用することによって近郷農業が成立しえた」 p342

   補論 西欧にポける都市廃棄物の肥料化
    日本、中国、韓国を特殊化するのは間違い。
    古代ローマ、中世ヨーロッパで都市屎尿の近隣農地への利用
    ゲーテ「イタリア紀行」の記述
   ★肥溜め=嫌気性発酵を行なっていたかどうかの記述がはっきりしない。病気、衛生論との関係
   ★リービッヒ、マルクス、ユゴーの発言 「(下水道という)愚行」
 
  
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posted by 村のトイレ屋 at 23:00| 山口 ☔| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月04日

便所神と肥溜め、波平恵美子著『からだの文化人類学』

学習ノート
便所の神様は、地位が高いと言われています。
 便所は、命に感謝する場ともされています。
 また、安産の神様を兼任しているとも言われている地方もあるそうです。
便所神、あるいは便所参りなどについて、情報をお持ち方、教えていただければ幸いです。

 波平恵美子著『からだの文化人類学 変貌する日本人の身体観』(大修館書店、2005年)に記述があります。
便所の神様と肥溜めを結びつけて(昔は、切り離せなかった)とても大切な神様としていること、自然と人間の物質循環・生命の循環を指摘しています。生後30日前後に赤ん坊に参らせるという風習のなかに込められていたものは生命への畏敬だったと思われます。
 著者は、最近、身体への暴力が危機的に増加していることから、日本人の身体にたいする価値観を追跡しながら、自然と人間の関係、自然の一部としての人間、人間と人間の関係について論じているようです。その文脈の中で便所の神様と肥溜めをあげています。

 以下に、コピーしておきます。
 また、今まで私が便所の神様を考え、トイレとはなにかを考える際に指針としてきた文献を後半に掲げておきます。

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誕生後の生育儀礼の中で各地で行われていたがしかし現在はほとんど行われていない(筆者の知るかぎり昭和50年頃まで新潟件東部で見られた)「便所参り」は、食べることと身体との関係がもっとも複雑なかたちで示される儀礼である。誕生後30日前後に自分の家の便所にまつられている「便所神さま」を母親に抱かれた赤ん坊が参ることは、現代の私たちの生活からは理解しにくくなっている。この儀礼の意味を理解するには、便所神と呼ばれる神の性格を理解しなければならない。
 日本中でかって見られた便所は、糞尿を大きな壷形の槽に落としこむもので、それに溜った糞尿を田畑の作られた大きな「こえ溜め」に移して発酵させ、それを水で薄めて耕地に撒いて使った。町場や漁村のように、周囲に農地がない場所では、農家の人が直接各戸を回って糞尿をもらいうけ、肥料として使っていた。糞尿を肥料として使う場合、金で買う化学肥料をや魚肉を発酵させたものを「金肥」と呼ぶのに対して、それを「人肥」と呼んでいた。このように、人が排泄する糞尿は人体からの排泄物であると共に人の身体を養うための源である作物を育てる肥料であることがはっきりしたかたちをもって日々示されていたのである。便所神は、人が食べ物を人体に入れる→排泄する→排泄物が食物を育てる→育った食物が人体に入る→、というサイクルが滞りなく行われることを司る神とみなされている。食べること、排泄すること、その排泄物が再び人の食物を作ることは人間の行為であるが、しかしそれは神の守護によって可能になっていることの認識を示す信仰だと考えられる。赤ん坊が便所参りをするのは、神によって可能にされているこのサイクルの中に、うまれたばかりに赤ん坊もまた組み込まれ、食べること、生きること、排泄すること、そして身体が成長し健康を保てることが、その子の一生を通して滞りなく続くことの祈願のためであると理解される。 p45〜46
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○水処理倶楽部通信161号に紹介
便所は命の感謝の場
http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/wnews100/wnews161.html
玉置半兵衛著『あんなあよおうききや 京の言の葉しにせの遺心伝心』  京都新聞出版センター 

○安渓遊地・安渓貴子著『島からのことづて 琉球弧聞き書きの旅』葦書房、2000年。
 第2章 南島の人と自然 南のはて波照間島から――西表島・川平永美さん 
「ある時に神様をいろいろな場所に配置することになって、便所(フールヤ)にはどの神様が行くか、となった時に飛び切りの美人でまた位も高い女の神様が希望して便所の神様(フールヤヌカン)になられたそうです。それで便所の神様は特別に力の強い神様で、ほかの神様にお願いしても通らない願い事は、便所の神様にお願いしたら通るといわれます。これは、ユタ(職業的な霊能者)も話していたことですよ。」 (p50) 
   

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posted by 村のトイレ屋 at 09:01| 山口 🌁| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月21日

肥溜め探し

 肥溜めを探しています。
 1、実際に今使われているもの。
 2、つい最近まで使われていた痕跡があるもの。
 3、使った経験があって、肥溜めについて詳しい人。

 肥溜めとは、トイレ直下の便槽から畑の脇などに穴を掘り、(または大きめの壷を使い)、3ヶ月程度ためて、発酵・殺菌を行い、肥料として畑に散布するためのものです。この肥料を下肥(しもごえ)と呼んで大事にされてきました。野つぼともいわれます。

 肥溜めと畑の原理は、日本の水処理のもっともオーソドックスなあり方です。糞尿を大地に還元する。汚水の処理もその一環に取り込んで、畑に栄養を送り、次には実り豊かな食物として、人に戻ってきます。
 自然と人間の営みをもっとも循環的に実現するシステムです。
 江戸時代に完成して、脈々と続けられてきました。
 その評価は、近年、江戸時代のエコロジー的な側面の再認識とともに高まってきました。たとえば、2008年度の環境省発行「環境・循環型社会白書」のなかでも、「安全で衛生的な日本の肥溜め」という評価がされています。

 ところが、肥溜めそのものは、下水道・浄化槽の普及によって、急速にその姿を消してきました。数年前までは、「あそこに行けば肥溜めを見ることができるよ」「あそこの人は、肥溜めから水中ポンプで畑と果樹園に液肥を散布しているよ」というような話が、聞こえてきました。
 でも、最近は、そんな噂も全然伝わって来なくなりました。
 また、こころあたりの人に見当をつけて、「肥溜めの実物の写真を撮っておきたい」とお願いしても、「もうなくなっていた」という返事しかかえって来なくなりました。
 このままでは、肥溜めは、消えてしまうのではないか、という危惧をいだくようになりました。「文化財」として残さなければならないような事態になっている可能性もあります。

 以上のような理由から、肥溜め情報を求めます。
 何らかの形で、肥溜めについて、とくに実際に使われているものの情報をお願いしたいと思います。山口県、福岡県・広島県西部・島根県西部を中心にお願いします。

 よろしくお願いします。


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posted by 村のトイレ屋 at 07:29| 山口 ☁| Comment(2) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする