2017年10月01日

トイレワークショップ、油谷の森の唱にて

岡本正彰さんと助手×助手のコンビでうかがいました。
何回も話してきたテーマなのですが、準備の段階で新しい発見がありました。
それを参加者に伝えたところ、とてもよい反響を感じました。

キーワードは、
人と社会を幸福にする技術。
ミミズからの伝言「糞を汚さないでくれ」


です。

研究考察する余地がまだまだたくさんある領域だと勉強不足を痛感しながら、話していました。

日本の政治はカオス状に渦巻いていますが、地に足の着いた土の話を地道に深めつつ、ミミズの視点から筋道を見つけたいと思った一日でした。

集まっていただいた若い皆さんの感性に励まされました。
主催者、参加者のみなさん、ありがとうございました。

パワーポイントの表紙をあげておきます。
油谷0930.PNG






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2017年02月14日

写創蔵で毎日地球未来賞 記念展示

佐伯昭夫さんが、事務局長をつとめ、あったか村のトイレ方式も一役かっているシャンティ山口のタイ北部での活動が高く評価されました。
私が、「糞は資源〜タイ北部農山村のトイレ作りの経験から〜」と題して話して歩いている舞台です。

それを記念して、美祢市美東町の写創蔵(しゃくら)で記念展示が開かれています。
トイレシステムの模型もあります。


写創蔵毎日未来賞展示.JPG



シャンティ山口の活動の全容、
トイレ衛生事業の詳細などを見ていただけたらと思います。

とき:第1部 2月10日〜3月20日
   第2部 3月24日〜4月16日
11時〜4時。(水)(木)休みです。

ところ:美東町大正洞駐車場 写創蔵U


以下、ご参考に。

写創蔵のブログ
http://blog.goo.ne.jp/syakura_yyy/e/aa0a1bed6405b8a8191addbe8fd0cc71

シャンティ山口 ニュースレターと展示の案内
http://www.shanti-yamaguchi.com/index.html

毎日新聞 2月14日全国版朝刊 人欄
佐伯昭夫さんのプロフィル
http://mainichi.jp/articles/20170214/ddm/008/070/067000c

毎日地球未来賞 シャンティ山口の活動など
http://mainichi.jp/articles/20170112/ddp/012/040/013000c

posted by 村のトイレ屋 at 11:10| 山口 ☁| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月16日

あっ!もう今週だ、19日に周南市で話します。

「糞は、資源だ」の話です。

参加は申込不要とのことです。
11月19日 周南市 徳山保健センター 健康増進室3
会場費100円。

161119周南.jpg



現役(今、使われている)肥溜めと畑を知っている方は、その情報をお持ち寄りいただけるとありがたいです。
「肥溜めのエピソード」のことになるとある世代の人々にとって郷愁の楽園、
それこそ、話に花が咲いて話題は尽きず、
「トイレ屋のこうもんさんが、糞の話をするだって」「へえ〜」で笑われて講師役は終わり、
もともと寡黙ゆえ、私は沈黙したまま閉会。
何のために招かれたのやら。

過去のことは過去のこと、記録に残すことはやぶさかではありませんが、
私は現在を語りたいのです!(きっぱり!)
未来につなぎ、つくりたいのです!(さらにきっぱり!)

という事情から、現役の肥溜め情報をよろしくお願いします。
もちろん、人も現役バリバリの人、大歓迎です。
ああ〜でも、肥溜めや糞の話って、どうして人を饒舌にし楽しくするのかなあ。
トイレなきマンション=原発の話なんかしたくなくなるよなあ〜。

posted by 村のトイレ屋 at 10:19| 山口 ☁| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月12日

「糞は資源」私がしゃべります。

良かったらどうぞ。

肥溜めと畑の循環。
タイのトイレの話。
糞尿資源文化圏 東アジア(韓国、中国、日本)
下水汚泥と放射能汚染。
「糞は資源」からみた脱原発論。

9月17日(土) 周防大島 

詳しくは、以下からどうぞ。
糞は資源.pdf

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2015年01月02日

島谷ゆきひろさんの自然エネンルギー、グリーン革命論について。社会と技術。

今、佐賀県知事選でぐんぐん追い上げている島谷ゆきひろさん。
保守は、分裂して、どっちが原発再稼動やオスプレー配備をするかを競っている。
安倍流の政治で、争点はどちらも隠したまま、当選したら、「信任された」「白紙委任された」と言って好き放題の横暴政治を行う。今、「政治家のいうことは全部、嘘」(井原勝介さん・元岩国市長)、民意を踏みにじる制度としての選挙という事態になっている。

けれど、賢明な選択は不可能かといえば、そうではないことを沖縄の知事選はしめした。

候補者。
支える市民県民。
政策の内容。

あとは、運動の広がり、参加する県民の輪の広がりだ。

島谷地域エネ.JPG


私が、なぜ島谷さんを応援するかといえば、河川行政での関正和さんの後継者・実践者だという点が、まずある。加えて、グリーン革命論も強く支持する。

島谷さんのグリーン革命論は、ここに詳しく書いてあるので参照願いたい。
http://urx2.nu/fMEk

以下は、自分のためのメモ的整理。

社会と技術の関係は、どんな関係か。
私は、タイのトイレ作りに参加して学んだことを忘れられない。
私の進めてきたシステムは、日本の江戸時代に確立した「肥溜めから畑の循環」を原理とする土壌還元方式だ。電気、薬品、複雑なメンテナンスはもともと不要だ。ローテクだ。ローテクとはいえ、配管や掘削工事で日本では当然のように重機を使ってきた。
ところが、タイ国農山村のモン族の村、センサーイ村で広場の公衆トイレの工事にあたって、村長さんから重機を使ってくれるなという申し出があった。人手ならいくらでも出せる、という。

理由を聞いて、私はクラクラとした。
「重機は、使えるもの・使えないものをつくる。やがては、村の中に重機を持つものと持たないものをつくることになる。それでは、困る。だから使ってくれるな」
私は、重機のない土木工事(掘削、穴掘り)は、まず考えられなかった。労力だけでなく時間もかかる。
そして、そのことよりも、そういう選択を当然のようにする村の人々に最初は戸惑いを、そして、なんとも言えない敬意を覚えた。

ここには、単純素朴な原理がある。
村の幸福が第一にあり、技術はその次にあることだ。
社会の成員の幸福が、技術の選択の基準になるということだ。
トイレとトイレシステムが完成し、メタン発酵のガスも使えるようになった頃、郡の役所の人たちも招待して、村主催の「トイレ完成祝賀会」を大々的に開いてくれた。自分たちの自分たちでつくったトイレなのだ。このときのモン族の素朴な料理とビールの味は、忘れられない。

私は、2011年3月11日の福島原発事故をたまたまタイの山中で知ったが、原発という技術が、人と社会を幸福にするどころか、不幸のどん底に叩きこんだことを知った。
そして、そのとき、もうひとつ、苦い真実を知った。
人と社会を不幸に陥れる技術の選択をする社会は、社会そのものが人を幸福にしない社会なのだ。
だれも、福島の原発事故の責任をとろうとしない。
子どもたちは、放射能汚染・被曝に放置されたままだ。
どんな高度な技術をつくり誇ろうと、選ぶ社会自体が、腐っていてはいかんともしがたいのだ。

社会とは、小さな地域単位の集合である。地域そのものといってよい。
地域を基準にすべてを判断していく。
そこでの合意形成と仕組みづくりを優先する。
県、市、町、町内会・・・その全てで問われる。
一律に国・上・中央・大企業によってつくられるものでないということだ。

島谷さんのグリーン革命論は、そんな私の考えにもっとも近い。
2012年夏の山口県知事選挙で、私は、飯田哲也さんを推した。自然エネルギー・再生エネルギーによる地域循環型経済の構想を述べていたことが大きな理由のひとつだ。
島谷さんは、さらに、その取組みをより小さくし、県債などの実践的な工夫を加え、さらに河川工学者として地域での小水力発電を提唱し実践している。そのメーカーは、地元の武雄市にある。

自然エネルギー・再生エネルギーというと太陽光発電や風力発電が称揚されてきた。政策的にもメガを基調としてきた。今、電力会社や政府が、原発輸出・再稼動、そして原発回帰へと逆走しようとして、自然エネルギー・再生エネルギーは、再び「冬の時代」を迎えようとしている。一面では、この分野では、バブル的な巨大装置・技術と利益優先が跋扈したたため、その反面として、逆に自然エネルギー再生エネルギーの選択と研究を自ら閉ざす動きもでているが、大きな流れからいえば「これから」なのだ。そして、問題の核心には、社会・地域の住民の判断、幸福、合意の基準が据えられなければならないのだ。

私は、タイで糞は資源だということを学んだ。糞も資源エネルギー再生エネルギーの重要な柱だということをこれからも整理し、学んで行きたい。と同時に、選挙という住民の意思決定過程において、「社会あっての技術」ということ、地域での選択の積み重ねと波及が社会を変えるのだということを言っておきたいと思う。

そして、これが大切なことだけど、せっかくつかんだ佐賀県での有利な条件、チャンスをいかして、ぜひ佐賀県から流れをつくりたい。山口に引き寄せたい。そのほうが、玄海原発再稼動で事故の心配をし、挙句、放射能汚染の被害者にされるより、はるかにいいことだと思うのだ。わずかでも微力を尽くして、自ら参加する選挙として、当選のときの美酒の輪に参加したいと強く思うのだ。

参照 
島谷ゆきひろ後援会 グリーン革命について
http://urx2.nu/fMEk

【動画】もやもんTV 島谷幸宏教授とめぐる川のプロジェクト第3弾!白糸の滝小水力発電篇
http://youtu.be/kAgfX4ZDMME










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2014年10月08日

【速報】伊沢正名さん(糞土師)講演会は、山口市に決定。11月15日午後3時〜6時

かねてより巷間噂だけが流れていた伊沢正名さん山口での講演会、
ついに本決まりです。

詳細は、このブログか
あったか村ブログでのお知らせをおまちください。
http://attakamura.jimdo.com/

伊沢正名さんとノグソフィアについては、こちらをどうぞ。
http://nogusophia.com/

著書 『くう・ねる・のぐそ』

くうねるのぐそ.jpg


山口糞資源研究会(仮称)発足記念講演会

2014年11月15日(土)午後3時〜6時
ところ:山口市道場門前 はりはり
記念講演 伊沢 正名 さん
他詳細は、後日。


山口糞資源研究会(仮称)は、
身体と排泄、災害時の便所などのトイレ全般、
水処理、下水道と浄化槽、糞尿の土壌への還元と資源化、無動力化、メタン発酵、自然エネルギー
さらに、便所と社会の歴史など糞尿をめぐる総合的な研究を行うことを目的として発足しようとしています。

食べることの同時性に排泄があり、それは自然への「愛のお返し」であるはず。
第1回は、発足記念講演として伊沢正名さんにお願いし、快諾をいただきました。
当初は、翌16日(日)実技学習をあったか村の野っ原で行う予定でしたが、
11月16日は、ご存知、戦争を止めよう!周南行動が焦眉の課題となったため実技は次の機会に行うことにしました。糞土は、安倍戦争政権への憤怒となって表現されなければならない時代です。
ヤギ・ヒツジが安心して草を食む側で心置きなくノグソに勤しむにには、原発をなくし、戦争を止め平和を求める市民的行動がまずは必要です。
参照 http://nowaryamaguchi.blog.fc2.com/

問い合わせ
  安藤 080-6331-0960  ando-maipenrai☆nifty.com ☆を変換してください。 
  または、あったか村 嶺井 http://attakamura.jimdo.com/

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2014年07月23日

液肥の研究)スイカに人糞由来の液肥はどうだろうか?と思って相島へ行った。

今日は、同僚の嶺井さんと萩市相島に行ってきた。

人糞から出る(製造できる)液肥の使い方を調べ始めている。
もとより農業の専門家でないので、その道のプロのみなさんが関心をもって、使い方を工夫して普及するようになれば、私たちの用は終わる。

相島は、サツマイモとスイカの島として、有名だ。
阿武町福賀のスイカは、いまや押しも押されもせぬスイカの全国ブランドだが、液肥を使う試みには関心を示す人がいない。相島は、どうだろうか?

相島は、今日はどこもだろうけれど、暑かった。
民家の間をそそくさと抜けて、高台に行き、水道施設をみる。
ここから全体を見渡すこともできる。

スイカの畑で作業している女性がいたので、話を向けてみた。
「・・・とんでもない、いまどき、誰がそんなもの使うかね、水は湧き水があるし、いざとなれば水道の水をたす。・・・ああ、とんでもない。」

あっさり、拒絶反応にあった。
まあ、30年も50年もかけて肥溜めと畑の関係を否定し清算し、合併浄化槽の水洗トイレと放流でお別れした生活スタイルをいまさら持ちだされても迷惑だし、かっこよいことではなかろう。侮辱とさえとられかねない。

以前、山口ケーブルテレビに出て、
「肥溜めを使っている人を知りませんか。今使われている現役の肥溜めを探しています」という話をしたことがある。安渓遊地さんに「まるで日本肥溜め党の呼びかけみたいでよかった」と評されたことがある。そのときは、貴重な人を見つけることができた。

相島では見つけることはかなり困難なようだ。聞いてみるとほとんどが合併浄化槽になっている。
「犬も歩けば棒に当たる」で、ひとりくらい液肥に関心のある人にぶつからないかなあと思ったが、結局いなかった。残念だった。でも、相島の畑の様子を知ることができてよかった。大きなスイカを畑で直接買って、港まで運んでもらい、家まで持って帰った。畑では、おばさんが、サービスでスイカを石で割り差し出してくれた。そのままかぶりついた。スイカで腹がいっぱいになった。だから、持って帰った分は、冷やして明日食べようと思う。

posted by 村のトイレ屋 at 22:56| 山口 ☁| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月07日

7月6日 日本国際文化学会 13回全国大会自由論題Dで報告した

13回全国大会プログラム 7月5日6日 山口県立大学
http://www.jsics.org/pdf/conference/2014-13conference-program-new.pdf
由論題D 30ページに私の発表の要旨が掲載されています。

遅れてしまいスタッフのみなさんには、ご迷惑をおかけしました。
無事、報告できて感謝しています。

当日質問のあった、1,汚水をどうとらえるか、2,汚水への文化による考え方の違いについてですが、前者については今後、液肥(=益肥)としての活用が急速に進むのではないかと思う、と答えました。

後者については、嘉田由紀子さんのアフリカのトイレつくりの中での言及があることを紹介しました。ネットでは、まだここにありました。

知恵と文化を生かした食と資源の循環をめざして
チェンベ村にエコトイレをつくる
http://www.jiid.or.jp/files/04public/02ardec/ardec29/opinion.htm

また、同社大学の三俣延子さんの研究は、従来の枠を越えて刺激的です。

下肥とナイトソイルの環境経済学的考察
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB06285629


南米では、必ずしも忌避とはいえないので、普及の検討の余地があるのではないかという意見を終わってからいただきました。ありがとうございます。

今の一番の関心事は、放射能汚染と下水道、下水道汚泥です。
十分にまとめることができず報告も指摘だけに終わりました。
「マイペンライ!」とのんびりできる課題ではないので急ぎたいと思います。



posted by 村のトイレ屋 at 10:46| 山口 ☔| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月03日

野外排泄、トイレがない問題。解決法を私たちは技術的には持っています。

以下のような記事が配信された。

トイレをつくれ!=野外排せつ6億人、女性立ち上がる−インド
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201312/2013122800072

以下、一部引用

=======

世界保健機関(WHO)は11月、インドにはテレビがあってもトイレがない家庭が多いと指摘。人口の半分以上が日常的に野外で排せつ行為を行っており、コレラや腸チフスのまん延につながっていると警告した。
 政府は2022年までの野外排せつ根絶を目指すが、その歩みは遅い。特に女性は排せつ時に性的被害を受ける危険におびえ続けてきた。「こんな状況は耐え難い」。12月上旬、ヤダブさんは自分の土地を政府に寄付し、公衆トイレの設置を要請した。
 中部マディヤプラデシュ州に住む新婦アニータ・ナルレさん(30)は家にトイレがないことを理由に2年前、夫に別居を告げた。これが引き金となり、女性が各地の村でトイレ設置を求めるデモを展開。この運動は国連児童基金(ユニセフ)の目に止まり、8月に映画化された。


=========

上記の問題、とくにトイレがないために子どもたちの衛生状態が心配、という問題について、私たち、有限会社あったか村は、技術的な領域で解決策を持っています。
タイ北部山岳地帯で、NPO法人シャンティ山口の事業で実績があります。
世界の他の地域での解決策、技術領域以外の諸課題を解決できるパートナーを求めています。


あったか村のトイレ方式モデル
基本理念 糞尿は資源
処理法  嫌気性処理+土壌処理  
    「肥溜めから畑へ 適正技術の応用
特徴   現地にあった資材の活用と研究
     電力が不要 放流先を必要としない 維持管理が容易で低廉

山口県内・中国地方では、自社工事で責任施工。
(日本でこそ普及が急がれる技術だと認識しています)

海外ボランティアベースについては、詳細はお問合せください。

(有)あったか村 水環境 担当 安藤 
   ando-maipenrai★nifty.com  星を@(半角)にして送ってください。
   電話:080-6331-0960

















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2012年08月30日

中国貴州省のみなさんに糞尿資源化で報告をした

糞尿の資源利用、糞尿との親和性は、東アジアの国では他の世界のエリアよりも図抜けて高いと思う。
中国から研修生が山口県に来たので、機会をいただいて、糞尿資源化の文化の復権を訴えた。
通訳付きの30分の報告で要旨のみで十分には語りきれなかったが、表情から同意してくれていることはわかった。

今回、機会を与えて頂いた浮田正夫山大名誉教授の報告文には、貴州省の台所でメタンガスが使われていることが写真つきで書かれている。
そのことに触れて、報告に入った。

終わって、
「世界の流れは近代化で糞尿を捨ててしまっているが、東のこの伝統と知恵はいかしたい。同感である」旨の感想をいただいた。

以下、パワーポイントを添付します。クリックしてください。
通常は、90分で報告します。
聴いてみたいと思う人は、私宛連絡下さい。
ando-maipenrai★nifty.com  ★を@に変換してください。


20120830貴州省研修.ppt






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2012年01月05日

長者ヶ森トイレシステム見学会、1月9日。

お知らせです。

兼ねて要望の多かった自然浄化法のトイレシステムの現地見学会を開催します。

肥溜めから畑への循環――この江戸モデルの糞尿資源活用、循環型システムを施工現場で解説します。
NPO法人シャンティタイによって、北部パヤオ県で現地仕様が開発され施工されている原型のシステムです。


関心ある方は、ふるってご参加ください。
メデイア取材もオーケーです。

     記

と き:1月9日正午〜午後2時半
集 合:美祢市美東町大正洞前 ホットギャラリィ写創蔵 
予 定:食事と懇談会
     メイン 長者ヶ森駐車場トイレ 
       景清洞オートキャンプ場トイレ
主 催:(有)あったか村 糞尿資源研究会(安藤公門)
費 用:無料。食事代・交通費は自己負担でお願いします。 
問合せ申込み:ando-maipenrai★nifty.com へメールください。
      (★を@に変えてください)
     または、080-6331-0960 へ電話ください。    
少雨の場合は、予定通り行います。 

                  以上

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2011年11月06日

「クソの中にミソがある」(遠藤周作)

私の読書は、なにをよんでも、糞、糞尿、クソ、トイレ、便所ということばを探すことになってしまう。
たまたま手にし、パラパラとめくって見つけたことば。
キリスト教の本には、関連用語は少ないので貴重である。
否定的なもののなかに肯定的なことがらがあるというほどの意味か。
比喩用例。クソそものものを論じたものでないのは、残念。


「ピューリタニズムは、欲望を捨てろと言うが、カトリックのほうは、クソのなかにミソがあるという考え方です。」

遠藤周作著『私にとって神とは』(光文社文庫,1988,138-139)



ラベル:糞 クソ
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2011年09月01日

全京秀(チョン・ギョンス)先生の「糞は資源」の講義

【ご連絡】
8月20日山口県立大学の地域環境アドバイザー養成講座、及び、8月28日のレインボー大作戦in宇部の「幸せのトイレつくり〜タイのトイレ作りから見える未来型社会」の報告で、全京秀先生の「糞は資源だ」という講義が大きな転換点になったことを話しました。

それぞれの場で数名の人から、その講義はどこかに転載されているかという質問を受けました。
メールでお答えしますと返事しましたが、数人のメールがわからないので、以下に書いておきます。
山口県立大学のサイト、著書から講義に該当する箇所を吉田久美さんが翻訳してくれています。

とても、大事な論考です。
独特のユーモアに溺れないうちに核心点を理解する必要があります(笑い)


全京秀(チョン・ギョンス)著:
「資源人類学からみた排泄物の生態史」
(山口県立大学,2009)
http://blog.ypu.jp/gp/file/1003/001829_f1.pdf


では、とりあえず。






posted by 村のトイレ屋 at 14:21| 山口 ☀| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月31日

6月3日、山口県立大学でトイレ作りの報告をします。

山口県立大学の環境論、地域公開授業の第7回目です。
とき:6月3日(金) 午前10時20分
ところ:県立大学 F204教室

タイ北部山岳地帯でのトイレ作りで見つけた未来型社会のあり方を
1,人間の糞尿を資源としていかすトイレのシステム
2,都市型下水道の電力大量消費の見直しと小規模分散型システム
3,4月、5月に行った東日本大震災のトイレ調査(気仙沼市と陸前高田市)
などを交えて報告します。
私は、この3月に県立大学大学院国際文化学研究科修士課程を修了したのですが、その研究発表も兼ねています。

また、4月19日に放送された山口朝日放送制作・テレビ朝日放送系列で全国放送された『幸せのトイレつくり』の一部を紹介します。佐伯昭夫さんとNPO法人シャンティ山口の取り組みを伝えるドキュメントです。

この授業は、学生だけでなく、県立大学の地域公開授業で地域の方も参加できます。
関心のある人は、是非、おいで下さい。


参考:安渓遊地さんのサイト
地域公開授業)山口県立大学・環境問題(安渓遊地ほか井原勝介さんなど豪華キャスト) 
http://ankei.jp/yuji/?n=1362

以下、暮らしと環境を考える「シリーズ講座」としても参考になりますのでコピーしておきます。
私の項は、あったか村のパートナー、白松博之さんの次の7番目です。

============ 以下、コピー====================

環境問題という授業をやっています。

金曜日・10時20分から11時50分まで、山口県立大学の新キャンパスの坂を上って左下の建物、F204教室です。

地域公開で実施します。地域の方は1回500円で、10回以上は5000円です。事前

申し込みは、山口県立大学地域共生センターにお問い合わせください。

〒753-8502 山口県山口市桜畠3-2-1 TEL083-928-0211 FAX083-928-2251
 (当日でも席があれば受講可能ですが)


以下は授業の概要です。予習のためのリンクつきの詳しいものは添付のpdfをごらんください。


授業のあらまし

 このたびの東京電力の原発事故は「環境問題は専門家にまかせておくしかない地球レベルの問題だ」という”常識”が生んだともいえる。身の回りの物事を根本から問い直し、身近な環境問題を足元から解決するための知恵と経験にまなぶ。身の回りで何か問題が起こったら、と想像できる感性を育て、みずからの暮らしを守るために行動に移す勇気を培う。衣食住のうちで、とくにこれから問題となってくる「食生活と環境」をひとつの柱に、現場の声に耳を傾ける。マスコミには載らない情報に触れることで、さまざまなマインドコントロールを越えて、自分の生活そのものを再点検しながら深く考え、足下から暮らしと環境を変えていくきっかけをつかむ生活者となることをめざす。 

あなたの到達目標

 1)環境問題をめぐってなぜメディアが真実を語れないのか、その背景を理解する。

 2)最高の学習の場が地域の暮らしの現場であることを実感する。

 3)問題が根本的に解決するまでの自らの暮らしを守る方法を実践例によって学ぶ。

毎回の予定

(1)  4/15)出過ぎる杭は打たれない―この講義の進め方(安渓遊地) 
 環境問題といわれるもののほとんどは人権問題です。安心して暮らせる平和な環境を守るための身近な地球人たちの真剣な、ときに痛快なチャレンジを紹介します。 

(2) 4/22)まゆつばの技術―マスメディアのマインドコントロールに負けないために(県立大教授・新谷明雲さんを迎えて) 
 放射線から携帯の電波にいたるまで、電磁波との正しいつきあい方を物理学の専門家からしっかり学ぶ。それを手がかりに、なぜかマスメディアが報道しないことに踏み込んで考えてみたい。「まゆつば」とは眉に唾をつけると、狐や狸にばかされても目が覚めるという日本の在来の技術。 

(3)  5/6)岩国からのメッセージ―基地被害から生活を守る(元岩国市長・井原勝介さんを迎えて) 
 1999年から2007年末まで岩国市長をつとめた井原勝介さんは、2006年 米軍岩国基地への空母艦載機部隊移転受け入れの是非を問う住民投票を発議して実施。移転反対が過半数を締める結果となり、計画に反対する意思を表明した。そうした経緯を踏まえて岩国から見えてくる山口のそして日本の課題についてお話しいただく。 

(4)  5/13)想定されていた地震・津波・原発災害―天災から人災へ(安渓遊地) 
 「想定外だった」を繰り返す電力会社や政治家たち。しかし、神戸大学の石橋克彦教授(地震学)は、1997年に現在福島第一原発で起こっていることを恐ろしいほど正確に予測していた。http://ankei.jp/yuji/?n=1340 地震は止められない天災だったが、その後に起こったことの多くは人災だったのである。 


(5) 5/20)グローバルからローカルへ――「半農半X」の楽しみを生きる(田布施町・大下充億さんを迎えて) 
アフリカの自然の循環の中でいきる人々に出会い、山口の地で自給的な暮らしをしながら、本物をお菓子や幼稚園をつくるという仕事に取り組む田布施の大下さんの物語。

 (6) 5/27)あったか村においでよ―人の健康・地域の健康・地球の健康を守る(阿武町・白松博之さんを迎えて) 
萩市に囲まれて合併しない道を選んだ阿武(あぶ)町。そこには「あったか村」という地域おこしの拠点があります。いなかには都市が忘れてしまった大切なものがある。それをみつけにきて、その知恵を身につけよう。都会的なライフスタイルからの乗り換え駅への案内。 

(7) 6/3)幸せのトイレづくり―タイで見つけた未来型社会(村のトイレ屋さん・安藤公門さんを迎えて) 

安藤きみとさんは、村のトイレ屋さんとして、無放流タイプの水洗便所づくりに取り組んできました。県立大学の大学院生となることを通してタイ王国の山地少数民族の生活環境改善の支援もしています。そこで見つけた未来型の暮らしについてのメッセージ。 

(8) 6/10)スペイン・ナバラの再生可能エネルギーへの取組―わずか20年で70%自給が可能に(安渓貴子さんを迎えて) 

山口県と姉妹提携しているスペインのナバラ州では、グリーン・エネルギーとグリーン・ツーリズムの取り組みが盛ん。「持続可能性」を自治政府の政策の柱に据えたとき、地域がどこまで変わりうるかの例として2005年に5ヵ月滞在してくわしく見聞した内容を中心に紹介。 

(9) 6/17)知る・愛する・守る―アフリカの森と屋久島の森を守る人々との交流(山口市・安渓貴子さんを迎えて) 
「知らないものを愛することはできない。愛していないものを守ることはできない。」ケニアの知恵のことばである。1978年からコンゴ民主共和国やケニアに通っている安渓遊地・安渓貴子の研究と地元の人々との交流を紹介。内戦や貧困など、どのような困難の中でも、希望を失わず自然との共存に生きる人々の生き様に学ぶ。 

(10) 6/24)瀬戸内海がよみがえる日―上関の”奇跡の海”を守る(上関町・高島美登里さんを迎えて) 
瀬戸内海最高の海と原発予定地の自然が破壊されていく現状の報告。「長島の自然を守る会」のこれまでの取り組みをとこれからについて。2010年秋の名古屋で開かれた生物多様性COP10や4/10に広島で主催した国際会議の様子にも触れる。 

(11) 7/1)大規模開発につける薬はあるか―御用学者・市民科学者・生活者の役割(安渓遊地) 
日本生態学会で3度「大規模開発につける薬」というシンポジウムを主催した。良薬は口に苦し。しかし、薬がなければわれわれの暮らしが滅びるのである。環境破壊や公害の本当の原因を隠蔽し、健康をそこない、国を滅ぼしかねないような情報を流し続けている「御用学者」の実態を知ることこそが庶民にとっての最重要な知識では。
 (12) 7/8)安心安全の暮らしのために(1)―本当にこれを食べてもいいのですか?(安渓遊地) 
それはほんとうに安心して食べられるものか、例えば10週間も腐らないポテトチップス。例えば半年もかびないレモン。例えば……。食べ物から暮らしを見直すための提案。 

(13) 7/15)安心安全の暮らしのために(2)―いま何が一番の危機なのか(安渓遊地) 
いま何が一番危機なのか。いま何をしなければならないのか。 

(14) 7/22)いま足下からできること―小さな森に県産材で建てた価格破壊住宅で 安渓遊地担当。県産財の産直で建てた価格破壊の自然住宅づくりと「第三種兼業農家」としての四季の暮らし。そして、そこに突然起こったごみ処分場騒動や目の前の携帯電話中継基地局建設の顛末。  

(15) だまされないために――知るは難く行うは易し(孫文のことば)(安渓遊地 
ありもしないことを恐れたり、できもしないことを信じているから不安になるのです。いろいろな情報の海を泳ぎ切る力をつけましょう。 


=======================コピー終わり=================




posted by 村のトイレ屋 at 07:58| 山口 ☁| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月06日

秋吉台・長者ヶ森(人工の森 )公衆トイレ

「タイで行っている農山村トイレは、なかなかいい仕組みだと思うが
日本ではないのですか?」という質問を受けます。

もともとは、「日本の肥溜めから畑への循環」の知恵をタイの農山村に
持って行ったものです。
そこで、メタンガス利用のとてもよい方式に成長しました。
また、「糞尿は資源である」という原理の転換を実現したのでした。

「支援とは、共に学ぶこと」ということを絵を描いたように学ぶことができました。
一方的に与えるものではなく、一緒につくってゆくものだということです。


日本のトイレシステムも、もっと成長して次のステップに移りたいと思います。

それを考えながら、タイへ紹介するきっかけともなった秋吉台・長者ヶ森(人工の森)公衆トイレを
紹介します。自然公園内の公衆トイレです。放流先がない。電力がない。維持管理を平易にしたいなどの
条件をクリアーするものとして作られました。
メタン発酵のことを除けば、ほとんどタイの方式と同じです。
肥溜めと畑(嫌気性処理と土壌還元)を基礎にしています。

秋吉台のカルストロードを通るときぜひ見て、そしてご利用ください。


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野焼きの後の秋吉台



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公衆トイレ


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人工の森











posted by 村のトイレ屋 at 22:16| 山口 ☔| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月24日

糞土師の講演会。平和のうんこを!

昨日11月23日、朝鮮半島で砲撃戦が行われ、
ナンダカ、きな臭い臭いがしてきます。
戦争は、絶対に嫌です。それにつながる全てにわたしは反対します。

軍事挑発とそれを口実にした軍事強化と「戦争特需的」基地強化。
すべてにわたしは反対です。

憲法9条を持っていることと、
地球市民(シャンティ山口の創始者・有馬実成さん)としての立場を堅持したいと思います。

きな臭い戦争の臭いよりも、平和のうんこを!

糞尿資源化の歩みが、ラオス内戦と東南アジアの「戦争難民」としてタイ北部農山村地帯に住む山岳民族モン族からはじまったことは、なにかの縁かもしれません。衛生的なトイレほど安心安全と平和を求めます。
便所から世界がみえる。
便所から平和をつくろう。

さて、野糞の実践と研究、糞尿と自然(大地)還元を行ってきて、私の及ぶところではないとかねてより尊敬してきた伊沢正名さん(ノグソフィア)が、最近、精力的に講演活動をしています。

生態学会の情報として安渓遊地さんから教えてもらいました。

関東方面のかたは、ぜひ覗いたらと思いご案内します。
あわせて、
ノグソフィアを参照ください。

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生物の日講演会

「くう・ねる・のぐそ−糞土師が語る菌類の魅力と生態系−」

開催日時 11月28日(日) 午後2時から午後4時まで
場  所 相模原市立博物館 大会議室
      相模原市中央区高根3−1−15
      042−750−8030
講  師 伊沢正名氏(糞土師・元写真家)
内  容 糞を分解する菌類の美しい写真を通して、生態系と        人間の関わりについて考えます。
定員200名(先着順)。当日、直接会場へ。無料

参考サイト
相模原博物館
http://www.remus.dti.ne.jp/~sagami/40-00event.htm
 
伊沢正名さん(ノグソフィア)http://nogusophia.com/

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posted by 村のトイレ屋 at 09:27| 山口 ☁| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月19日

糞尿の資源といえば人は驚くが、石油だって、

石油が、地面から吹いたり、湧いているのをみて
人は、今の石油文明を想像しただろうか。

嫌な匂いのする水やなあ、と思って
避けていたはずだ。

糞尿の場合は、ほとんど最初から肥料として意識されていた。
というのは、土に戻せる排泄物だったからだ。
農耕の最初には、糞尿の利用がある。
商品にまで高めたのは、日本の江戸時代の都市ー農村の物質循環構造である。肥溜めと畑の技である。食料として野菜になり、再び土に戻った。

木材(木炭)、石炭、を押しのけて、何故、石油資源の独り勝ちになったのか。ここをじっくり考える必要がある。

もう一つ考えなければいけないのは、石油文明がつくりだした社会のあり方である。石油社会を引き継いでそのままの形で、次の主要資源が、石油のかわりをすることができないということだ。

社会と技術と資源の組合せを柔軟に、一度既製の観念を解体してつくり直さなければならないだろう。

だが、ここで大事なことは、石油文明がつくりだしたものだかたと言ってすでにあるさまざまなことがらを、捨ててしまわないことだ。
人類の蓄積物として活かすことが大事だ。科学的な成果を使うという立場だ。それを捨て去って原始的な手法に戻してしまうということではない。

糞尿は、もともと多くの場面で資源として活用されていた。肥料しか思い浮かばないのは、その歴史が忘れられていたからだ。その発掘と再認識も大切な課題になる。

糞尿は、人が生きてゆくかぎり無限に生産される資源だ。次の循環につなげることができれば、立派な「更新可能資源」となる。それを廃棄物として、多くの燃料、動力、水の資源を使って、廃棄することがいかに馬鹿げたことか。「世界が無駄にしている人間と動物の排泄する肥料をそのまま、水に投じることなく土地に施せば、世界を養うに足りであろう」(ビクトル・ユゴー『レ・ミゼラブル5』,佐藤朔訳 新潮文庫 126ページ)

「ピークオイルは、2006年であった」は、1970年代の石油ショック以上に、このビクトル・ユゴーの言葉を蘇らせるにちがいない。そして、私たちは、彼の時代以上に下水道の運命とさまざまな工夫と問題点を知っているのだ。糞尿を社会の外に排除するのではなくて、その付き合い方を見直し、社会の中に取り込んでゆくこと、そういう時代が、やってくるに違いない。

シャンティ山口が、タイ北部農山村の5つの村で始めたことは、そういう意味をもっている。その視点から実践的な歩みをとくに社会的な側面に注目してとらえなおしてみたい。


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posted by 村のトイレ屋 at 09:30| 山口 ☀| Comment(2) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月10日

南アフリカで、尿を買い取る工夫







衛生への取組み、屎尿の分離はよく聞きますが、尿の買い取りははじめてみました。
日本の江戸時代にはそれが当たり前であり、明治大正に少し残ってものです。

トイレは普及させたい。
下水道の予算はない。
尿は、液肥としてすぐ使える。
節水は水資源不足から絶対。
・・・などから考案されたと思います。
現場でもう一工夫すれば、シャンティ山口がタイ北部農山村地帯で行っているエコトイレに近いものになるとおもいます。それ以上のものができる可能性もあると思います。
アフリカにもいずれ行きたいと思いました。

スイスの財団の事業です。
それにしても尿が資源として買われるとは、すばらしいですね。





posted by 村のトイレ屋 at 09:17| 山口 ☁| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月26日

糞に灰をかぶせて春に使う

民俗学創刊号、1929年7月の「紙上問答」欄に人糞肥料についての質問と答えが載っている。

 「朝鮮と申しましても、この地方――咸鏡南道文川郡地方では人糞も肥料として用います。それは大人が便所で用を達しました後は多く灰をかけて置きまして春にとり出します。その人糞と灰と土との混合されたものをよく乾燥させ手で粉末にします。それを畑に運び畝に種子と共に播きます。乾燥せぬものは絶対に用いないと聞きました。尿の方はそのまゝ用いるそうですが未だ私は実見いたしません。尿は北鮮地方(ママ)では用ひないそうです。
 尚序乍ら尾籠で恐縮ですが子供45歳迄の人糞は犬に食わせゐます」(朝鮮、佐藤太郎)

  以上は、歴史民俗学叢書1『糞尿の民俗学』礫川全次編著 批評社からの重印。115p。

1、東アジアでは、糞尿を肥料として使っている例証のひとつとして見ていいのだろう。灰は、草木灰として土壌改良によく使われている。焼畑の有効性は、灰の成分が確保している。その灰を糞尿にかぶせ土と種子を加えるという。春までということは、一年に一度だろうか。
2、日本の肥溜めと畑と比べてみると、運搬は、土をどの段階で加えるかににもよるけれど、灰の方が運びやすいようにみえる。殺菌性(大腸菌の死滅)などは、どうだろうか。肥培効果も知りたいものだ。

3、日本では、この灰被覆法は行われていないのだろうか。

類似情報をお持ちの方、ご教示下さい。





posted by 村のトイレ屋 at 20:49| 山口 ☁| Comment(2) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月14日

肥溜めと畑、エピソードが湧き出す

昨日、「タイのトイレつくりとあったか村」というタイトルで話題提供を1時間ほどした。講師の話を聞いて、その後食事をしながら懇談するという30名ほどの勉強会であった。

講演というほどかしこまった話はできなかったが、
1、「肥溜めと畑の知恵」が現代に生かされていること
2、NPO法人シャンティ山口のタイ北部での活動を知ってほしい
3、私の基本的な視点として、富山和子さんから学んだ「土を重視して考える」こと、あったか村の里山再生活動との結びつきなどを語った。
昨年放送されたKRY山口放送の熱血テレビの「エコトイレ」(8分)、今年3月に同行取材し放送された、YAB山口朝日放送の「ホイプム村カメラマンレポート」(4分)のDVDを見てもらって、質問に答える形ですすめた。

ある人がこんな話をしてくれた。
「終戦直後は、肥運びは授業の実習として組み込まれていた。全員で畑まで運ぶことが義務付けられていた。臭いがきつかったが今思えば懐かしい」
学校で義務付けられていたことは、はじめて知った。

また、ある人は、「子どもたちのキャンプで終了後引き上げる前に全員で便槽から畑に肥桶で運ぶことをプログラムに入れた。今でもそのときの子どもに会うと肥運びの話をする、思い出に残るらしい」と語っていた。
野外活動のあり方としてすばらしい。
今でも検討してよいなあと思った。

「落ちてしまった」という話は、やはり何度聞いてもおもしろい。次々とみなさん、語られる。
井上ひさし著『コメの話』(新潮文庫)に書かれているような、肥溜めの中は澄んでいたという体験をした人は昨日はいなかった。
今度は、最初にこの質問をして本題に入るようにしようと思った。


posted by 村のトイレ屋 at 11:48| 山口 ☀| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする