2009年11月25日

産廃記事>関係地域をめぐって、鹿児島県

こんな記事が毎日新聞に載っていました。

1、ここでも、関係地域・関係者の規定をめぐって
争点になっているようです。細かなことは、分かりませんが
一部の地域の指定だけでことを済まそうとしていることに対して、住民が抗議しているようです。

2、水系一体という観点からすれば、飲用水として使用する住民が全て「関係者」というのが、最も適した考え方ではないでしょうか。
下流域市民は、どうとらえているのかは、この記事からは分かりません。水源地の地元の人々の思いの強さは伝わってきます。
会の名前は、「冠嶽水系の自然と未来の子ども達を守る会」です。

3、裁判になったら大変なことになる・・・この記事からは、その前の段階の大変重要な段階のように見えます。私たちとしては、このような段階以前に、
「水源地に産廃処分場は無謀」という世論を作り出す必要があると思います。そして上流域には産業廃棄物の処分場はつくらないことを決める必要があります。

その方が、水と環境に対する行政の責任にとっても、無駄な設備投資をしなくてすむ事業者にとっても、何と言っても市民の命の水の安心安全にとっても、よいことだとし大切なことだと思います。

12月12日の富山和子さんを迎えての結成記念講演会は、そんな思いを込めて開きます。萩や下関の先行するグループにも報告していただきます。12月12日(土)13時〜16時30分 宇部市文化会館です。
ぜひ、ご参加ください。



以下、コピーしておきます。
毎日新聞・鹿児島版、2009年11月19日付
県産廃処分場計画:反対派「守る会」、県庁で抗議行動 /鹿児島

 県が薩摩川内市川永野地区で進める産業廃棄物管理型最終処分場建設問題で、反対団体「冠嶽水系の自然と未来の子ども達を守る会」(久木野靖会長)の会員約50人が18日、県庁で抗議行動を展開。伊藤祐一郎知事との面会を求めて職員らに詰め寄るなど、一時、騒然となった。

 県は基本計画案を策定。近く地元4自治会を対象に住民説明会を開く予定。これに対し、「守る会」は4自治会以外の住民も対象とした説明会開催などを求めている。

 川畑清明副会長(53)は「安全性で全国のモデルとなる施設と言うなら、モデルとなるような説明会をしてほしい」と憤った。


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2009年11月18日

12月12日小野湖を守る会結成講演会

「子どもや孫の世代に顔向けできないことはしたくない」
「市民の台所にくる水が危ない!」

小野湖の水を守る会が結成されて、
水源地に産業廃棄物の最終処分場が計画されていることへの
危機感が広まってきています。

でも、まだまだ多くの人に知ってもらいたい
また、一緒に考え行動してほしい。

とくに、水の恩恵を受けている都市部の市民が、
水源地の森や田畑や流域に思いをはせて、
水源地を守るために何が出来るのか、を考えていきたい。

そんな願いを込めて、結成記念講演会を開くことにしました。


年末を控えたお忙しい時期ですが、皆様、万障お繰り合わせの上、ご参加くださいますようご案内します。

============ 講演会の要綱 ===========

「小野湖の水を守る会」結成記念講演会

水と命を守るために!

 とき : 2009年12月12日(土)午後1時〜4時半
 ところ:   宇部市文化会館 研修室
 (宇部市朝日町8番1号 / 電話 0836-31-7373).

第1部  水と命を守る地域の取組み

〜水源地の産業廃棄物最終処分場は子々孫々に悔いを残す〜

 ●日野川流域水質保全協議会 会長 相原 英嗣 氏(下関市)

 ●萩・福栄 水と命を守る会 副会長 堀 洋太郎 氏(萩市)

 ●市民の台所の水が危ない! 
  〜小野湖の上流域に計画されている産業廃棄物最終分 場への危惧〜
     小野湖の水を守る会 共同代表 橋本嘉美


第2部 記 念 講 演

水と緑の国 日本〜原点から考える水環境問題〜
     講師 富 山 和 子 氏 
 
      ・1933年群馬県生まれ  ・評論家
      ・日本福祉大学客員教授/立正大学名誉教授
     ・著書『水と緑と土』は環境問題のバイブルといわれ
     日本における「水環境問題」の第一人者である。
     
   主催  小野湖の水を守る会
      (共同代表 橋本嘉美/杉直人)
      

               
富山和子(とみやま・かずこ)氏
【プロフィール】
評論家、日本福祉大学客員教授、立正大学名誉教授
  1933年群馬県に生まれる。早稲田大学文学部卒業。水問題を森林林業の問題にまで深めたこと、また「水田はダム」の理論でも知られ、「日本のレイチェル・カーソン」とも呼ばれ、その総合的な研究は「富山学」と呼ばれる。著書『水と緑と土』は環境問題のバイブルといわれ、35年を超えるロングセラー。
 『海は生きている』を10月に刊行。「生きているシリーズ」5部作が完結した。 

  自然環境保全審議会委員、中央森林審議会委員、河川審議会専門委員、海洋開発審議会委員、瀬戸内海環境保全審議会委員、中央公害対策審議会委員、林政審議会委員、「日本名水百選」選定委員、「日本の棚田百選」選定委員、食料・農業・農村基本問題調査会委員、国際コメ年日本委員会副会長など歴任。田園空間博物館中央委員、水の文化研究所理事長。1990年版より「富山和子がつくる日本の米カレンダー」を制作、農林漁業を守るキャンペーンを続けている。


【主な著作】
 
『水と緑 日本の原風景』家の光協会
 『日本の風景を読む』 NTT出版
 『環境問題とはなにか』PHP新書
 『水と緑と土』 中公新書
 『水の文化史』 文藝春秋
 『日本再発見、水の旅』 文藝春秋
 『日本の米 』 中公新書
 『水と緑の国、日本』 講談社
 『ひみつのやまの子どもたち』  童話屋
 『お米は生きている』   講談社 
 『森は生きている』    講談社
 『道は生きている』    講談社
 『川は生きている』    講談社
 『海は生きている』    講談社
  


====================

   


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2009年10月13日

産廃記事>千葉県勝浦市、ここも水源地域

読売新聞、千葉。2009/10/12
=========
勝浦市鵜原地区
1、1997年に一度計画が出され、反対にあって撤回していたものを再び出してきている。
2、管理型。トラックが一日に10トン車20台。6年で68万立方メートル。
3、ここも水源地上流。

どうして水源地の上流につくるのか?
たまたまなのか。
水源地上流が、産業廃棄物の処分場になってしまうこと、
田舎を、ごみ捨て場としか考えていないのではないか。

中山間地は、油断をしておれば、都市の側から
水源地として水を取られるか(ダム問題)
「ごみ捨て場」として扱われてしまう。

なぜ、あったか村の村つくりにエネルギーを注ぐのか
森の中のコンサートを開いたりするのか、と聞かれるが
答えのひとつは、森林や遊休農地は、自然や人にとって
もっとすばらしいいかし方があるはずだと思うからだ。

以下、部分的にメモしておく。
=========
産廃場計画住民反発
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20091011-OYT8T007

処分場を計画するのは、横浜市の建設業者が100%出資する子会社で、処分場計画地に事務所を構える。計画によると、施設は遮水や廃水処理を伴う管理型で、約3万6000平方メートルの敷地に、総量約68万立方メートルを埋め立てる。覆土などを除いた廃棄物は約50万立方メートル。

 廃棄物の種類は、燃え殻や汚泥、廃プラスチックや金属くず、コンクリートくずなどで、1日当たり10トントラック20台分を見込み、6年間で事業を終える。この業者は1994年にも同所で、現計画の約3〜4倍の規模で最終処分場建設を計画したが、地域の反対などで97年に事前協議書を取り下げ、撤回している。

 今回の計画は、業者が昨年7月、事前協議書を県に提出してスタート。しかし、同年9月と12月の市議会で藤平輝夫・勝浦市長が建設反対の意思を表明。議会も全会一致で反対決議した。同年10月には鵜原と隣接する守谷、吉尾地区の住民が「産廃処分場建設反対地元住民の会」を結成。今年4月に業者の説明を受けたが、話し合いは決裂した。

建設予定地は海水浴場で知られる鵜原海岸から約1キロ離れ、鵜原湾に注ぐ西ノ谷川の水源域に位置する。流域には市立清海小や鵜原保育所のほか私立学校法人の施設もある。住民の会は今月7日夜、集会を開き、反対運動の在り方を練った。

以下、略


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posted by 村のトイレ屋 at 09:47| 山口 ☁| Comment(1) | 小野湖・産業廃棄物処分場問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月06日

産廃事例5――岐阜県御嵩町の場合、10年の構え

●2009年08月24日(月)に「うべっちゃ」に書いたものですが、ここにも載せておきます。
●産業廃棄物処分場問題のカテゴリーを新しくつくりました。




ここのホームページをご覧ください。
NPO法人みたけ・500万人の木曽川水トラスト
http://homepage3.nifty.com/mitake/
賢明な読者のみなさん、うべっちゃのみなさんなら、このホームページを丁寧に読まれるだけで、私たちにとって、宇部の活動にとって大事なことを吸収されると思います。

私は、さしあたり次の三つを指摘しておきます。

1、長期・持久的な心づもりが必要なこと。一発勝負ではないこと。
先日、お会いしたゴミ弁連の弁護士さんにしつこいほど言われていました。「もぐらたたき」のように、一度おさまったと思っても、時期を見て復活するので、短期・一発で終るようなことはない、と教えてもらいました。実は、岐阜県御嵩町の事例は、森林トラストと産廃を阻止した事例として想定していました。しかし、「水トラスト」のホームページ表紙をご覧になるとおわかりのように、
「御嵩町産業廃棄物処分場計画地利用指針検討委員会による とっても危ない「基本的考え方」 という最近の検討委員会の動きに警報を鳴らしています。事業者、町議、県などの動きが、またぞろ、産廃処分場を復活させようとしています。
1991年に問題がはじまり、96年の柳川喜郎町長への襲撃(最近、本が出版されましたね)、97年の住民投票条例の採択と実施などをへて、産廃処分場問題はもう終結したとばかり私などは理解していました。そこへ今年になってまた動きがはじまったのですから、まさに弁護士の先生の言われた通りの持久性が求められるということですね。

2、御嵩町の住民の下流の人に対する責任の高さです。
御嵩町の産廃計画地は、木曽川に50メートルというところだそうです。しかも、御嵩町民は木曽川のその水を飲まないため産廃が出来ても水の被害はない位置にあります。よく知られているように、当初、計画ををすすめた元町長と役場は、53億円の協力金を事業者からもらう協定を結んでいました。柳川町長になって、事実調査と住民の意思表示で反対運動が昂揚します。それは、民主主義の学校とも評価されました。

3、森林トラストの運動の持続性です。
水トラストのホームページの連絡先は、名古屋市になっています。
つまり、木曽川の水系を利用する人(500万人と言われている)が、自分たちの問題として、水源地の問題をとらえ、水源の森をつくり、土地を入手して、月に一回土日を利用して定期的に集まり、さまざまな活動を行なって、自主的な水源保全活動を行なっています。
アルバム参照。

私たちは、ここに一定の打開の道があると考えます。
水源地の人びとに一方的に犠牲を要求するのではなくて、水源そのものは都市住民こそ恩恵をこうむっています。川は、命の水を運び、森はその水を作ります。水源の水は、もともと都市住民の責任範囲にあるものです。その地域の人びとや林業家に任せてすますものではないと思います。

先日の山口県をはじめ多くに地域で記録的な集中豪雨がありました。
雨量が今までになく多いということもあるでしょうが、ある林業家は、
「土砂崩れは起るべくして起った、今の山の手入れの現状ではそれ以外にいいようがない」と語っています。

手入れの行き届かない山は、荒れて行く。見捨てられてしまい、経済的な価値を失っていく。そして、ごみ捨て場から産廃処分場にされていく。二束三文の山と思われていたものが、業者によって高額を提示される。日本の中山間地、水源地の現状だと思います。

もとより、一市民にしか過ぎない私たちに、大きなことができるはずもありません。ゴルフ場の問題や廃棄物処分場の問題が起る度に、水源地におもいを馳せ、
「なんとかできぬものか」と水道の蛇口をひねる度に思い、水の味が悪くなる一方で、このままでは将来はどうなるのかと考え込んでしまいます。

私たちは、水トラストのような取組みが、市民有志の力によって個人個人がそう無理をしないでもできると思うのですがどうでしょうか。
とくに、未来可能性のある持続的な運動には、適しているように判断されます。10年型運動体として適しているのではないかと思います。

みなさんのご検討をお願いしたいと思います。



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posted by 村のトイレ屋 at 12:34| 山口 ☔| Comment(0) | 小野湖・産業廃棄物処分場問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

産廃事例4――ストップさせた水俣市の教訓

●2009年07月30日(木) に「うべっちゃ」に書いたものですが
こちらに転載しておきます。
●「産業廃棄物処分場問題」を新しいカテゴリーとしてつくりました。
今までは、「水処理倶楽部」のカテゴリーに置いていました。



ストップさせた例――産廃4:水俣市

============
山口弁に「熱い(ねつい)」という言葉がある。
よい意味では、熱心だ、情熱的で行動力がるなどという意味で使われる。
悪い意味では、しつこい、こだわりがつよいなどに使われる。

全国の産廃事例を調べていて、水俣市の事例にぶつかった。
人口3万人。
不知火海のまち。
「ミナマタ」と書けば、ヒロシマ、ナガサキが平和の原点とされるように、公害克服の原点とされる都市だ。戦後の日本史の柱に据えてよい位置をもったまちだ。高度成長経済至上主義に反省を迫るまちでもある。

あの水俣に産廃なんて!
しかも読んでみると「エコタウンにふさわしい産廃処分場を」とか
「南九州の産廃を集約するものを」とか推進側の文書に神経を逆なでするかのように書かれている。

水俣の人びとは、どんな気持ちにたたされただろうか?

結論だけ書くと市民の怒りは、静かに燃え上がり
「水俣の有機水銀のときは、沈黙して人までもが立ち上がり」
見事に阻止した。撤回に追い込んだ。

でもつぶさに調べて見ると
「水俣だから当然」と単純に言えないすごさや苦労がいっぱいあったようだ。


阻止した要因は、なんだろうか。
水俣市役所のホームページに年表や資料が網羅されている。
転機は、市長選挙で産廃を争点に反対した現市長が勝利したことだ。
ここから市役所の体制が、反対にシフトされ、市民のエネルギーを引き出すことになる。常勤職員3名に顧問弁護士がつく。職員全員の講習会が開かれる。市の意見書の説明会が地域・集落ごとに無数に開かれる。

熊本県の指導文書も「熱い」。
燃えている公文書をはじめて読んだ、と思わずつぶやいてしまう。
たとえば、水俣の場合は、「管理型」なので処分場の底に遮水シートを敷く。
県「シートが壊れた場合、どのようにするのか」
事業者「掘削して修理する」
県「どのように掘削してどのように修復するのか明確に記述せよ」

通常の指導文書は、「修繕する」と書かれていることに対して
「よく守るように」とか書いてお茶を濁している。
でも誰が考えても、50mも埋め立てるような処分場でどのように掘削修理するのかは、大問題のはずである。硫化水素の発生で作業員の死亡事故さえ起っている事柄なのだ。

この点で熊本県の文書は、徹底性がある。

こうした行政の熱意をつくりだしたもの、
それこそ、命と水を守りたい・守らなければという市民の思いだ。
海を汚され、あるいは汚してしまい、
今度は、水源地の山が荒らされてしまう、という危機感だ。

ここに学びたいと思う。

水俣に関しては、読み切れないほど資料がある。
とりあえず、
1、水俣市役所の産業廃棄物のページ(トップページ左にアイコン)
 http://www.minamatacity.jp/jpn/kankyo_etc/stop_sanpai/stop_sa
を記録しておく。
年表、市の文書、県の文書、そしてニュースやスライド
どれもすばらしい。一級の資料だ。

さらに、
2、(財)相思社 産廃関連
http://www.soshisha.org/topics/sanpai/sanpai.htm

3、石牟礼 道子さんの呼びかけ文。
水俣から生類の邑(むら)を考える
        ―――産廃最終処分場反対の立場から
多く引用されている。さしあたりここに↓。
http://list.jca.apc.org/public/aml/2008-June/019614.html


山口県でも、「ねつい」行政マンをうみだしていくには、
それ以上に「ねつい」市民力が必要なのだろうと思うが、どうだろうか。




posted by 村のトイレ屋 at 12:16| 山口 ☔| Comment(0) | 小野湖・産業廃棄物処分場問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

産廃記事>福岡県八女・下横山

こんな記事がありました。
朝日新聞 福岡県版
八女・下横山に産廃処分場計画
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000000910050003

阻止の行動に地元中心に700人。
高橋謙一弁護士の話が載っています。


記事の終わりにこんな一文があります。
=========
集会を主催した「ふるさと上陽を守る会」の久間一正会長は「今の産廃行政では住民が行動を起こすしか阻止する方法はない。一致団結して断固阻止しよう」と訴えた。

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2009年09月29日

下関市民の水を守る>日野川流域裁判説明会

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画像をクリックしてください。拡大されます。
2009年9月28日午後5時頃 下関市勤労福祉会館

昨日、説明会にNPOうべ環境コミュニティの仲間4人で参加してきました。

日野川流域の地元の当事者のみなさんが、熱心に聞いていました。
裁判の争点は、産廃処分場近くの人の井戸水に処分場からの水が合流するかどうか、でした。

私の感覚からすれば、井戸水に合流しないと考える方がおかしいと思うのですが、「裁判の枠内では争点」と説明されていました。

日野川から木屋川に出て、下関市民の水源として利用されているわけですが、その問題は、裁判では争点として浮上していませんでした。裁判で延々と細かなことを争いながら、下関市民の水の源流として産廃はどうなのか?という根本的な問題が不問にされるている。まさか、下関の下流域の市民は、希釈されて安全だと思っているのだろうか、そんなことはあるまい、知らないだけだろうと話し合いながら帰途につきました。

「設置許可が出され、工事が行われ、稼動して、それから裁判になるようでは、大変な不幸」ということを関係者が語っていました。
計画以前の段階で、市民の活動で疑問点を突き出し、「水源地に産廃処分場をつくることは最悪の選択」ということを明らかにしておく必要があると思いました。

そういう中で、裁判に地元の地域の未来をかけて「子供や孫には毒水を飲ませられない」「10年裁判の長期の覚悟でたたかう」と活動を続けられている人びとには、敬意を禁じえませんでした。


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2009年09月26日

宇部・小野湖の水を守る動き、本格的に

NPO法人うべ環境コミュニティの事務局が、次のようなお知らせを出しています。多くの人に広げてください。
また、今後の関連情報は、私のブログでも掲載しますが、
地域SNS「うべっちゃ」のうべ環境コミュニティのサイトをご覧ください。
http://ubesns.jp/community.php?bbs_id=56

さらにうべっちゃの中の「ゆこゆこベルちゃんさん」の「水と命は誰が守るのか?」というタイトルの投稿を追ってください。

加えて、すでにお知らせしていますが、9月28日(月)に下関市で日野川流域のみなさんの裁判報告会が、裁判のあとにあります。

 9月28日 午後4時〜5時半
 下関市勤労福祉会館 3F

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NPO法人うべ環境コミュニティーは9月25日第一回理事会を開催して懸案となっている小野湖水源地に計画されている産廃処分地の当コミュニティーとしての取り組みが下記の様に決定しましたので報告します。

           記

1.NPO法人うべ環境コミュニティーは関係団体と協力し水道水源保全条例の制定を目指す。

2.「小野湖の水を守る会」にうべ環境コミュニティーとして「宇部自然保護協会」「宇部野鳥保護の会」「宇部山岳会」及び市民と共に参加し、活動する。

3.「小野湖の水を守る会」は、美東町真名地区に計画されている、安定型産業廃棄物最終処分場の安全性を調査・分析し、安全性が確認できなければ反対活動を行う。
                        以上

 宇部山陽小野田市の将来に渡る住民が安心して水道水を利用出来る様に保護条例の制定を市に働きかけると共に、現在計画されている産廃処分場の計画中止を是非多くの市民と共に取り組みたいと考えております。今後具体的な活動が出てきますのでそれぞれに見合った協力をお願いいたします。

           うべ環境コミュニティー事務局

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2009年09月22日

産廃>日野川状況説明会、9月28日

9月21日阿武町里山体験ツアーであったか村にいました。
関西方面から、いらっしゃったみなさんに阿武町とあったか村の里山の説明をしました。10月18日(日)の第2回森の中のコンサートの準備も少ししました。

帰ったら、次のような案内をメールでいただいていました。(末尾に掲載)
あったか村の説明のときに、
「いわゆる過疎地は、都市にとって水源となる大切なところで都市から出かけて、森林や里山を守るところであって、ごみ捨て場や産業廃棄物の処分場にするところではない」と話したばかりでした。

海をめぐっても、豊かな自然を守ることは大事になっています。
上関町・祝島の漁民の反対の抗議行動に
「一次産業にしがみついていてどうなりますか」
と中電の工事責任者は、口汚くののしり、山口県庁の担当者に注意を受けたという記事が載っていました。(毎日新聞など。テレビにも声が出たそうです)
一次産業や自然(山や海)がどうでもいいのなら、農林水産の各部局など不要になってしまう。そればかりか、都市生活は一日も成立しないでしょう。

産業廃棄物の処分場をめぐっても、あるところで聞いた話ですが
「どうせ(農業の)後継者がいないのだから土地を売って楽をしなさいよ」と業者サイドから言われたそうです。

里山の再生の課題、水源地の涵養の課題、豊かな瀬戸内の自然をまもることなどそれぞれ、地元の人の負担だけに依拠するのではなくて、都市の側からの森林トラストなどの具体策が是非とも必要だと思います。根っこは、共通だと思います。


以下は、下関市の日野川水質保全協議会のみなさんからいただいた案内です。以前、このブログで産廃事例3として紹介しています。(2009年7月25日のブログ)

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  水源地に毒を流す産廃処分場を止めよう

     9月28日裁判状況説明集会

 9月28日、午後1時半より山口地裁下関支部で有限会社クリーンきくがわの産廃処分場操業等差止請求事件の仮処分異議申立事件の審尋があります。
 この審尋は仮処分で勝利した豊田町の住民12人だけが傍聴できるだけで、一般には傍聴できません。しかし閉廷後、高橋謙一弁護士他2名の弁護士と長谷義隆先生から重要な説明をするので、ぜひとも下関市民も集会に参加してほしいとのことです。

 本裁判の状況を知るためにも重要な機会となります。ぜひともご参加下さい。なお審尋は午後1時半から4時半頃とのことです。(審尋の終了時刻は未定)
 つきましては次のとおり集会をすることになりましたのでお忙しい中ですが、ぜひともお集まりいただきますように。また友人、知人の方にもどうぞお伝え下さい。

  裁判状況説明集会

  9月28日(月)午後4時〜5時半
  勤労福祉会館3階研修室
   お問い合わせは山崎(日野川流域水質保全協議会)рO83−766−0108 鍬野рO90−4898−0128

参考までに産廃処分場に詳しいブログhttp://atta-an.seesaa.net/article/124210412.html

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2009年08月17日

『ラブキャナル―産廃処分場跡地に住んで』

ロイス・マリー・ギブス著 せせらぎ出版 2009年5月

宇部の図書館でなにげなく手にとった新刊本。
お盆休みの間に読んだ。

この本を読むと各級の行政、議会、裁判所など
民主主義社会では、生活の安全のために依拠しなければならないものが
ことごとく、信用ならないもの、いな、自分の力に依拠してたたかわないかぎり、妨害物としてしかたちあらわれないことを思い知ることになる。
「途上国」の話ではない。
民主主義のお手本と言われることの多いアメリカでの話である。
建国直後の歴史を扱った本ではない。
1980年代の始めからの、そして現代につづく話である。

民主主義とは、油断も隙もならないものなんだ。
実に苦いけれど真実なんだろうと思う。

巻末にある「ラブキャナル家屋所有者協会」声明は、
丸ごとコピーしておこうと思う。


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2009年07月25日

山口県下関市・美祢市日野川流域――産廃事例3

先日、7月22日皆既日食の日に、日野川流域水質保全協議会の関係者からお話しを聞くことができた。NPO法人うべ環境コミュニティの仲間6人とうかがった。産廃処分場の現実、裁判、反対運動の教訓など地元のみなさんの貴重な体験談をうかがった。

その中から、今回は、許可申請と許可が出される前後のことについて報告する。

2006年(平成18年)3月7日に事業者から設置許可申請書が出されている。
そして、山口県の設置許可証は、翌年2007年(平成19年)1月30日に出されている。

「地元の住民説明会はいつあったのですか?」
「平成19年の1月です。」
「では、許可が降りるすぐ前ではありませんか」
「そうです。あっという間です。何もできません。
 事業者は住民に説明したと言う形だけあればよいと言う態度です。
一度許可証が出れば、県は引っ込めません。撤回を要望してもラチがあきません。それで、ゴミ弁連の弁護士の先生に相談に行きました」

「で、どうでした?」
「そこで、一度許可証が出されたものをひっくり返すことは難しいと言われました」
「そうなんですか、私たちも、別の先生から自分のところにくるようではもう遅いと聞いたことがあります」
「そうでしょうね、でも、それであきらめるわけにはいきませんから、孫子に残す自然と水の問題ですから、地区でお金を集めて、なんとか裁判に持ち込みました。仮処分で勝って現在は操業停止に追い込み、本訴訟を準備しています。山口県も水質が悪いので改善勧告を出しています」


裁判の様子、訴状や決定は、日野川通信(9号までネットに掲載)で読むことができる。
でも、この話は出来るだけ直接多くの人に聞いてもらいたいと思った。
とくに、「住民説明会があるからそのときまで先走って何もしない方がよい」と思っている人に聞いてもらいたい。

住民説明会は、「水面下の工作」が終り、すべてのお膳立てがすんでから、公開していいように推進者側の条件が整ってから形式的に行われるものだ。
必要な用地の地権者の買収も終っている。
然るべく人物たち(いわゆるボスといわれる人たち)への根回しと買収も終っている。
行政や各団体の要路にも話をつけている。
地域でなにか入り用があれば、それとなく持ちかけて負担する。
美東町では、ある建物で「うちが1000万円だしましょう」と持ちかけてきている。もちろん断っている。
日野川では、ある選挙で争点にしてもらおうとある候補者に依頼に行ったら当の業者がマイクを握ってその候補者の応援演説をしていた例もあったそうだ。

「水源地でも産廃処分場をつくろう」と一度決めてしまえば、事態は時間がたつほど悪化する。関係者は引き返せなくなってしまう。
お金をもらった人は、悪いとあとでわかっても返せなくなる。
軽い気持ちで深く考えずに賛成した人も、下流の反対の強さに今度は反対に開き直ってしまう。感情の行き違いが起る。知人親戚、親兄弟で争いが深まる。地域が分断される。
業者は、投資した資金の回収に焦る。金額が多ければ多いほど引き返せない。ますます巨額をかけて是が非でも設置しようとする。

行政も、一度出した決定は、簡単に撤回しない。
行政訴訟の俎上に乗れば、これもある種の犯罪として争われてもおかしくない。


逆に考えると、
時間がたつ前に、噂の段階、水面下の工作が行われている段階、
まだ深く関与している人が少ない段階
投資している金額が低い段階、
しかし、
「水源地に毒物を流す産業廃棄物をつくろうとしていることは歴然としている段階」
この時期でこそ、強い反対の意思表示を行い、
「どうしてもそれは無理なんだ」とアピールすることが肝心だということだ。

すべての関係者が傷が浅いうちに、あるいは傷つかないうちに撤収できる。これが最善だ。日野川のみなさんのお話を聞いて、そう確信した。

私たちは、
1、水源地に産業廃棄物処分場はつくるべきではないと考える。
(禁止する市町村の条例は無数にある。はやく国の法律で決めるべきだと考える。)
2、宇部市民と言う立場で言えば、水甕・小野湖の水をこれ以上汚染させてはならない。
3、そのために必要なのは、産業廃棄物処分場ではなくて、水道水源涵養林だ。上流の山の手入れだ。上流域の人びとと手を組んでおいしく安全安心な水源をつくることだ。

そのためには、声をあげる時期を逸してはならない。

日野川流域は、下関市に流れる木屋川の上流域だ。
処分場は、美祢市にあるが飲用水としては下関市民の口にいる。
「裁判になったら大変」と言うなかであえて困難な訴訟に挑み、
交代で産廃処分場の監視を続け、現在は操業停止に追い込んでいる。
すばらしい運動だ。絶対に勝ってほしい。貴重なお話を聞けたことに感謝し、私たちも手を携えて取組むことを約束して、辞した。

なお、ここは安定型処分場なのに、水浄化装置を設置して水質検査を行い、それが規準を満たさないことから山口県の行政指導を何度も受けている。
この変則的な安定型処分場の問題は、本質的な事柄だが、別途報告したい。

資料:日野川水質保全協議会ホームページ
http://www.geocities.jp/hinogawa_wcc/page2.html
日野川通信のバックナンバーを読むことができます。
このアドレスを多くの場所で紹介してほしいとのことです。






posted by 村のトイレ屋 at 05:11| 山口 ☔| Comment(0) | 小野湖・産業廃棄物処分場問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月18日

沖縄県読谷村>産業廃棄物処分場の事例2

事例を調べる2番目は、沖縄県読谷村。

読谷村は、「よみたんそん」と読む。
平和学習で知られている。
チリチリガマ、日本軍が住民を自決に追い込んだ場所だ。
その読谷村が、沖縄県の産業廃棄物の60%を扱っていることを今度調べていて初めて知った。

資料1 毎日新聞(琉球新報と提携)
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20090715rky00m040001000c…  
管理型産廃計画:業者が撤回 読谷村に伝える
 【読谷】読谷村で管理型産業廃棄物最終処分場の建設を計画している沖広産業の若狭利尚社長らは14日、同村役場に池原栄順副村長を訪ね、同処分場の計画の撤回を伝えた。16日にも役場で村、県、住民らを交え正式に計画撤回を発表する。

 同社は2005年11月、管理型処分場の建設計画の設置許可を中部福祉保健所に申請していた。しかし村や住民から環境問題を懸念する声が多く、業者に対して建設中止を求め、これまで2回にわたる村民総決起大会が開催された。

 一方、同社は現在、同村内で運営する安定型最終処分場で環境省の基準を超える木くずが検出されたため、県から改善命令を受けており、3月から改善措置作業に着手し、9月には作業を終了する予定。

 今回の業者の決定に対して池原副村長は「長年の住民の願いだっただけに一定の評価はできる。ただ、村内にはまだ安定型の処分場があり課題は多い。環境行政を担う村として今後も業者の動向をしっかり注視していきたい」と話した。

 産廃建設反対実行委員会の委員長である阿波根直則都屋区長は「今回の業者の判断は正しい」と一定の評価を示すも「ただ、業者が運営する安定型処分場からは大量の木くずが検出されるなど、まだ課題は多い。業者には今後、法にのっとって木くずを適切に処理してほしい」と話した。

(琉球新報)2009年7月15日


資料2 読谷村での講演会(7月5日)3氏のパワーポイント
沖縄県産廃60%が集中する読谷村の処分場問題
@青山貞一氏(設置・運用と課題)
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col2011.htm
A池田こみち氏(環境汚染の現状)
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col2013.htm
B坂本博之氏(ゴミ弁連事務局長、司法面からみた最終処分場)
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col2012.htm


読谷村の決定は、7月16日に報道されている。
その10日前に、村民の強い意志を示す講演会が開かれている。
とても緊迫した情勢にあったことが推測される。

この一連の動きをみて大雑把だが、三つのことを考えた。

(1)産廃処分場は、一度つくられると事業者も県も次々とつくろうとするのではないか。読谷村にどうして沖縄県の60%以上の産業廃棄物が集まるようになってしまったのか。すでにある安定型処分場の隣りに管理型を設置しようとした計画などが平然と行われるなんて信じがたい。今回はそれを阻止断念させた。

今問題になっている小野湖の上流の産廃予定地にしても、係争が続いている美祢市と同じ行政区域だ。経済的な効率からか、カサにかかってくるということなのか。

(2)専門家の役割の大きさだ。
講演会のパワーポイント資料を公開している、青山、池田氏は著名な環境問題の専門家だ。また、坂本氏は、萩市の講演会にも訪れている。「訴訟になる前に強い反対運動を起すこと」を訴えておられた。
読谷村には、何度も足を運んでいることがわかる。
また、講演内容は、とてもわかりやすい。
産廃処分場の内部の写真などとても生々しい。
資料の公開とあわせて、このような専門家の存在に本当に敬意を表したい。積極的に連携することが大事だ。

(3)根本となる原動力は、地元の住民と役場の力だ。
県の行政と市町村自治体の担当者がどうして対立するのか、県の立ち遅れが多くみられるのはなぜなのか、そのメカニズムはまだ不明だが、末端自治体の方が住民と直接接しているからではないか、水と命に直接かかわっているからではないかと想像する。
読谷村の場合は、地域の自治会の強い意思が根本にあると思った。

まだすべてが解決しているわけではないし、
ネットを通した情報だけでは限界があるが、
今後も注目して学んでいきたい。

posted by 村のトイレ屋 at 09:59| 山口 ☁| Comment(0) | 小野湖・産業廃棄物処分場問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月15日

産業廃棄物処分場の事例1 萩市福栄の場合

今、宇部市で産廃最終処分場の計画が水面下で進んでいます。
宇部市の水源地・小野湖の上流です。
予定地は、
美東サービスエリアの南側300〜500mの林地です。
取り返しのつかない事態に陥らないように
早急に問題を公然化する必要があると
NPO法人うべ環境コミュニティを中心に
この情報を知ったものが話しあっています。

関連情報をおもちの方、お寄せください。


宇部地域SNS「うべっちゃ」に参加されているひとは
「ゆこゆこベルちゃん」さんの発言を追ってください。
http://ubesns.jp/
http://ubesns.jp/blog/blog.php?key=6588

以下は、基本的な事例の調査です。



萩市福栄の産廃反対運動は、2006年から行われている。

資料1、今年の新聞記事。山口新聞。
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2009/0426/
「水守る」600人集結 萩の産廃場計画、デモ行進も
2009年4月26日(日)掲載

萩市の黒川羽賀台地区に民間業者が計画している産業廃棄物最終処分場建設に反対している市民団体「萩・福栄水と命を守る会」は二十五日、萩市民館で建設反対の総決起集会を開いた。

市環境衛生推進協議会をはじめ農業、漁業、商工会議所、観光協会など二十九団体と、守る会の活動に賛同する市民ら約六百人が参加。「萩阿武地域の豊かな自然環境と豊富な地下水源を環境汚染から守るため、断固反対する」との集会決議を採択し、建設計画阻止への強い決意を表明した。


資料2、昨年の講演会。萩市役所のホームページから。
http://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/detail.html?lif_id=26811
産廃対策室レポート〜産廃問題講演会を開催しました〜
掲載日: 2008年12月15日 / 担当: 環境衛生課

 福栄地域産廃処分場の建設計画に反対する市民組織「萩・福栄 水と命を守る会」(塩谷正人会長)が11月15日、市民館で産廃問題講演会を開催し、約600人が参加しました。
 第一部では、「産廃阻止は市民の力で」という演題で、宮本勝彬水俣市長(産廃阻止!水俣市民会議会長)が、実際に産廃処分場建設を阻止した水俣市の市民運動について講演しました。
 現在、水俣市は、環境都市として先進的な取り組みを行い、かつての水俣病の辛い経験を踏まえ、公害のまちから環境のまちへと変化を遂げています。
 宮本市長は「こうした環境に対する市民、行政、議会が一体となった取り組みが、比較的短期間で産廃処分場中止を勝ち取り、市民自らの手で水俣を守ることができた」と話されました。
 第二部では、宮本市長、野村萩市長、塩谷会長など6人のパネラーによる討論会が行われ、「市民の意見を結集すること」、「科学的な根拠を提示し、危険な処分場を作らせないこと」、「子や孫たちに美しい緑と清らかな水を守るため、行動すること」、「すべての住民の団結により阻止運動を行うこと」などの意見があり、産廃阻止に向けての今後の道筋が提示されました。

■産廃問題に関する出前講座
 萩・福栄水と命を守る会では、市民の皆さんに広く産廃問題を理解していただくため、町内会など各種団体やグループの会合に会員が出向いて説明する出前講座を行っています。お気軽にご利用ください。

■問い合わせ
萩・福栄水と命を守る会 電話0838-22-3874(サンパイナシ)
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以上、ふたつのことから次のことがわかる。
(1)萩市では、市をあげて産業廃棄物処分場の建設に反対している。市長と市役所が先頭にたって、萩市内の農業、漁業、商工団体を巻き込んだ全市をあげた取組みである。600人の集まり。

(2)にもかかわらず、2006年以来の反対運動なのに、業者は撤収していない。撤回の表明をいまだしていない。講演会で報告されている水俣市との違いがある。それはどうしてなのか?という疑問は残る。

(3)市と市民がこれほど反対していても、県の指導は業者をして断念させるものではないことがわかる。市と県との折衝。県議会でのやり取りなど調べること。今の萩市の現状は、産廃の行政手続き上では、どの段階になるのだろうか。事前協議の前の段階なのか、事前協議の真っ最中なのか、さらに、この場合、県の指導要綱でいう「関係住民」とはどこまでをさすのだろうか。
ご存じのかた、教えてください。



ちなみに、羽賀台は、道の駅ハピネス福栄で売られている「閲兵餅」(1個100円)の名前の由来になったところで、天保の時代に毛利の殿様の閲兵が行われたという台地で、とても広々とした気持ちの良いところだ。名前に釣られて計画以前に見に行ったことがある。河川の水の流れは、萩市街にも影響する。

今、宇部市ー美祢市(美東町)で計画されている場所は、各種情報とも中国自動車道・美東サービスエリアの南側300〜500mあたりで共通している。予定地の情報に錯綜・混乱はない。水の流れは、西に低く大田川―小野湖である。萩市のような反対の声があがっていないのは、宇部市民が水と命に無関心ということでなくて、関係者以外には知られないようにしているためだと思われる。知った人間の責任として、調べたことは書いて行くようにしたい。

posted by 村のトイレ屋 at 07:14| 山口 ☀| Comment(3) | 小野湖・産業廃棄物処分場問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする