2014年01月14日

追悼 岡村英一さん

岡村さん01.jpg



今日、葬儀に行って悲しい別れをしてきました。

電気工事(電灯の修繕)をする岡村英一さん
タイ、パヤオ県。
シャンティ学生寮で。
2005年10月29日

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2013年05月23日

「エコトイレの神様奮闘記」シャンティ山口・佐伯昭夫さん講演会、5月25日(土)

ちょっと前に、このブログに
有馬実成さんの思想と行動について、私の山口県立大学大学院の修士論文の一部をコピーしました。
http://atta-an.seesaa.net/article/358577599.html

行動の人であり、卓越した組織者としての有馬さんの思想に迫ろうとしたものでした。
その有馬さんの思想と行動のもっとも忠実な継承者の一人が、佐伯昭夫さんです。
佐伯さんは、NPO法人シャンティ山口の事務局長です。
シャンティ山口の活動を20年にわたって中心になって支えてきました。

私は、2002年からトイレについての「技術アドバイザー」としてお手伝いをしてきています。
その中で、多くのことを教えてもらい学びました。
5月25日の講演会では、現場に即したすばらしい話が聞けると思います。
是非、足を運んでください。

以下、案内を転載します。

詳しくは、
河川整備基金のホームページをご覧ください。
http://www.kasenseibikikin.jp/notifi/page.php?id=145&year=25&content=notifi

講演「エコトイレの神様奮闘記」

第179回「河川文化を語る会」では、特定非営利活動法人シャンティ山口の佐伯昭夫氏を講師に迎え、「エコトイレの神様奮闘記−自然 循環式ecoトイレと途上国の水環境−」と題した講演会を行います。

佐伯昭夫氏は、タイ国内の保育園・学生寮・共同トイレ、トイレのない村などに、安全で衛生的で環境負荷を最低限にとどめたエコトイレ 84施設を作ってきました。原点に立ち返りローテク技術を駆使した「肥だめと畑の技と知恵」、その他環境保全の取り組みを紹介しま す。

日時:平成25年5月25日(土)14:00〜16:00
場所:山口県旧県会議会議事堂 1F「夢交流ホール」
(山口市滝町1-1 TEL083−933−2268)
参加費:無料

<申込方法&問い合わせ先>

「やまぐち水辺交流会」事務局(杉山)
    TEL/FAX 083−925−8295








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2012年02月11日

大橋眞教授(徳島大学医学部)の報告、シャンティ山口の活動

タイでは、どんなことをやっているのですか?
どんなトイレシステムですか?
という質問をよく受けます。


なにか、簡潔な答え方はないかと思案していたら、
NPO法人シャンティ山口のホームページにわかりやすいニュースレターが掲載されました。

恐れ入りますが、そちらをご覧ください。

http://www.shanti-yamaguchi.com/report.html#newsletter

ニュースレター第92号(1.35 MB)
 NGOネットワーク山口スタディツアー報告書(国際協力レポート山口県立大学)

ニュースレター第91号(9.65 MB)
 特集“こころ豊かなモンの人々”(えびすやミニコミ誌)-関連第2報- (1)

ニュースレター第90号(530KB)
「大橋眞教授からの報告」(タイ北部農村における循環型トイレ支援による衛生環境改善と環境教育への活用)

とくに大橋教授の報告は、水質検査を踏まえての実証報告なので水の専門家や関心のある人には、理解が容易だろうと思います。
環境教育の素材として考察されているのには、さすがと思いました。


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2011年10月11日

ボランティアとは?有馬実成著『地球寂静』に学ぶ

 私は有馬実成師に一度もお会いしていない。
 2000年に亡くなっておられる。2002年になってNPO法人シャンティ山口を知った私は、有馬氏のことをまったく存じあげなかった。新聞やテレビや話の端々から耳に入ってもおかしくないと思うのだが、水処理の普及に視野が狭くなっていたとしか考えられない。こんなひとが山口県周南市という身近なところにいたのだという驚きとじっくり直接お話を聞くことができなかったことを悔やんでいる。今は、多くの人が断片的に語るエピソードとその著書『地球寂静』を通して知るのみである。

 有馬師の本質は、行動者・実践者として人びとをまとめあげていく卓越した組織能力にある。有馬師は、日本のボランティア活動の創成期にあって、カンボジア難民支援活動と、NGOの創成に貢献し、「ボランティア元年」といわれる阪神淡路大震災時には、陣頭指揮をとり、その後のボランティア活動の発展の道を開いた。
 以下、その思想と現実的な模索、さらに行動指針を残された著書に探ってみたい。

地球市民について

 「地球市民」という思想は、有馬師の思想の根幹にある。それは、NGO(非政府組織)論と重なっている。地球市民をマザーテレサに触れて、次のように規定している。少し長いが引用する。

   (マザーテレサとちがって、普通の人は)弱い、だらしない生き方しかできません。でも、現代という時代は病み、苦しみ、人は襲いかかってくる疎外感や、社会がもたらす構造的な苦労に喘いでいます。それは、絶対的な貧困だったり、民族の対立だったり、地雷であったり、民族差別であったり、さまざまな衣装を着て目の前に現れます。どれも解決が困難な問題です。私たちは、そのことに気づいてしまいました。自分の問題として受け止めなければならないと考えるようになってしまいました。もはやこれらの問題に背を向け、逃げ出すことはできません。何故なら逃避は、自分の存在そのものを否定することになるからです。
 そして、人々は、同じ問題意識を持つ人同士で手を繋ぎ、協同して問題の解決に当たろうとする動きをつくりました。それがNGOなのです。NGOとは、問題解決の意思を持った人たちのネットワーク、連携網です。(中略)そのことを通して、自分も社会の中で主体者として生きている存在の一人であることを認識し、自分の存在理由を見 出そうとする人たちの集合です。
 そんな人たちを「地球市民」と呼びます。地球上に存在しているから、「地球市民」なのではありません。海外の国の情報を数多く持ち、外国語を駆使でき、海外を歩くことが好きだから、「地球市民」なのではありません(同書195〜196頁)。


 有馬師は、やがて住職になる自身の寺で朝鮮人の遺骨の問題に遭遇する。1945年5月、徳山で同じ米軍の空襲を受けたのに日本人とちがって埋葬されず放置されていることに疑問をもつ。「あれは朝鮮人じゃけんのう」という死者まで差別する発言に怒りを覚える。朝鮮民族には、死んだら父祖の地に埋葬されてこそ魂はやすらぐ本貫という習慣のあることを知り、1970年に各寺に残された遺骨500体を集めて、韓国への返還運動を行う。自らの国を奪われた朝鮮韓国の人々のアイデンティティとそれを奪った日本の戦争と植民地政策の歴史、自分のかかわりが「いつも気になっていた」という。師の地球市民論の原点がここにある。

 世界の南北間の経済格差や富の分配の不平等、直接の暴力ではないが南北間によこたわる「構造的な暴力」があるという指摘は、ここに根ざしている。地球市民の理念をどのように実現していくか。「地球市民教育」のプログラムも構想されていることは、注目しておきたい。
 
どのようにネットワークをつくっていくか

 さらに、著書の中で形をかえて繰り返されている言葉がある。縁起とアジールだ。縁起は単純に「つながり」と説明されたり、独立と相互依存の人の関係を仏教用語で説明されたりしている。アジールは、避難場所と説明される。

 僧侶・叡尊の活動が語られる。奈良の般若野のハンセン病者への布施会の文殊菩薩との遭遇のエピソードである(同書,171頁)。師自身、元気を失ったとき、この場に立つと力を回復させられる場所であると語っている。さらに、そのような宗教的な感懐とは別に運動論的な「場所の機能の確保」の示唆がある。叡尊が、時の権力者・北条秀頼が言い出した寄付を喉から手が出るほど欲しかったが、あえて断ったことそのことを、「自分の活動のフィールド、場所を、政治権力や公権力などと無縁な場所、民や民衆のためのみに開かれている場所、権力の介入を拒否する治外法権的な場所として考えていました」と共感をこめて語っている。(同書:177頁)。また、NGOは、政府や企業のメッセンジャーになってはならず、財政の少なくとも60%は自前の資金で賄うべきことを訴えている(同)。

 さらに、重源の「別所」つくりについての言及では、この考えはもっと具体的になる。別所とは、重源が奈良の大仏を再建するにあたって各地につくった作業拠点である。それは、「総合福祉センター、職業センター、斡旋所、技術者集団のターミナル」の役割をはたすものであり、「重源に惹かれるのは一大建設工事をなし終えた人という点にあるのではなく、その建設のプロジェクト、事業の裏にあるネットワークの面白さにあります。各地に別所を造ったといいましたが、この別所こそ重源の本当にやりたかった仕事であったのではないかと思えるのです。」とまで評価している(同書:181頁)。

 今は聞くこともできないが、これらの言及を読むと、師が、運動拠点を「人の集まる場」「介入されない民衆自治の場」「困った人の駆け込み寺」とするような何らかの構想を有していたのではないかと推察される。


「わき道」「じゃり道」「けもの道」さらに「ウジ虫になって這おう」論

 道についての言及は、NGOの活動は、平坦で舗装された歩きやすい道路ではなく、これからつくっていく未知の領域が多いことを後進に訴えている(同書:290頁)。また、ボランティアは、主人公として表面に立つのではなく「触媒」として働くことの大切さも常に説いている。
 欧米のNGOの大きさ、一定の完成した像に対して、師は「学び、追いつきたい」という志向と、他方、「仏教的な、あるいはアジア的な別の道もあるのではないか」と考えていた。とくに、「たしかに組織が強力になればなるほど組織の論理や組織の力学が働き始め、中にいる人間の主体性を疎外し始めていくのも事実です(同書:179頁)という指摘が、ある種のもどかしさを表明していることは否めない。初期の清新な初心を忘れ、組織を守り大きくすることを自己目的にすることへの警告でもある。

 氏は、どこまでも現場にあって行動する人であった。
 初代、(社)シャンティ国際ボランティア会の会長をつとめ共に活動をされてきた松永然道氏は、ブラジルで曹洞宗の布教活動を行っていたが、カンボジア難民支援活動に誘われた。そのときに言われた言葉をはっきり覚えているという。それは「糞の中を這い回るウジ虫に一緒になってほしい。何も保証されているわけではないし、人からは汚いと蔑まされるかもしれないが、糞まみれの地面を這いずり回ることが人の世の明日をつくる」と言ったという。そこまで言うのならばと行動を共にするようになったと語っている。現場でもっとも困っていること、本当に必要とされていることはなにか、それを考え地道に実行する。「3年間も悩んでおればいつかは解決するよ」と本で語っているが、モン族の村の支援の中で現われた衛生環境事業、『幸せのトイレつくり』、どんな便所のシステムがいいかという問題は、師の残した思想、行動、組織風土を引き継いだNPO法人シャンティ山口と現地の人々によって解決されていくことになる。師の思想の実践的な継承として実現することになったのだと今は考えることができる。




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2011年09月26日

タイ、スタディツアーの報告会、10/1(土)県立大にて

NGOネットワーク山口から以下の案内が届きました。
コピーします。

================

NGOネットワーク山口 会員各位

山口県立大学国際文化学部 御中

ご関心のある方へ



タイ・スタディツアー報告会と

情報交換サロン(NGO交流会)のご案内



NGOネットワーク山口

会長  小林 達志郎

         (事務局・連絡先) 伊藤 丈二

(萩市明木250、пF080-2906-4200)



 朝夕、秋の風を感じる季節になりました。いかがお過ごしでしょうか。

 さて、当ネットワークでは、去る8月に特定非営利活動法人シャンティ山口にご協力をいただいて実施したタイ山岳民族地域へのスタディツアーの報告会を山口県立大学に会場をご提供いただいて下記のとおり開催します。引き続き情報交換サロン(NGO交流会)も行います。サロンでは各NGOの動きをご紹介いただく他、当ネットワークが共催した川上すぎのこ村での国際キャンプと伊藤和也・山口県巡回写真展の実施報告を関係者からしていただく予定です。

タイ・山岳民族・NGO・スタディツアー・国際キャンプ・伊藤和也さんのことなどに関心のある方はどうぞご参加ください。どなたでもご参加いただけます。

なお、サロンでは、参加される方が企画されているイベントなどのチラシなどをお持ちいただければ配布するとともにご紹介いたします。



                   記

1. 日時:2011年10月1日(土) 午前10時より12時まで

2. 場所:山口県立大学 3号館(C教室)国際文化学部会議室

     (山口市宮野桜畠3丁目2−1)

3. 内容:@スタディツアー報告会及び意見交換

       A情報交換サロン(NGO交流会)

4. 参加の申込は不要です。参加費は無料です。

以上

=============コピー終わり ===============


参考に、
昨年度のスタディツアーの報告書が下記にあります。
2010年度 NGOネットワーク山口スタディーツアー報告書
http://iwano.ypu.jp/pdf/2010thai-report.pdf
「シャンティ学生寮訪問・モンの村ホームステイ・
子ども達とのふれあい・エコツアー」
2010年8月30日(月)〜9月7日(火)






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2011年04月21日

薪プロジェクト、陸前高田、後藤勇一さんのブログから

後藤勇一さんのブログ、4月20日
http://gogo510.net/

==============================
陸前高田市仮庁舎、建設課へ行きました。
ふくい災害ボランティアネットの東角氏からの依頼で、復興支援・薪プロジェクトの提案をしました。
流れた流木や丸太を集めて、復興薪として販売し、売上を義援金にしようという内容です。
この様な提案をする団体はないでしょうから、建設課も判断できないようで、検討するということです。
おそらく、OKだと思います。私の感ですが。
================================

私も現場の「廃材」材木の集積や扱い方を見て考えました。
最悪の場合、廃棄物としてただ燃やされるだけです。
それにも、エネルギーがいる。
収集・運搬にも手間がかかる。
それなら、小さな集積場所をつくり、せめて軽トラで運搬できる範囲で集め、チェーンソー、まさかり、薪割り機などを整備するだけで(それが大変!)できる事業です。

私たち(NPO法人シャンティ山口)でも、現地から帰っての検討課題として現在準備中です。
私たちの場合は、行政に提案するよりも、行政の幾らかの協力を期待しながら、民間ベースでできないか、ということに重点をおいています。私自身は、今宇部市議会議員選挙で橋本よしみさんの応援に全力をあげているので(それも今後のためにとても大事)終わったら現地行きの段取りをとるつもりです。

よいアイデアや資材、機材、行動力をお持ちの方は、ぜひ協力してください。連絡をください。
後藤さんたちの福井チームとも協力できたらいいなあと考えています。









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2011年04月17日

山口朝日放送の放送は、4月19日早朝

シャンティ山口と佐伯さんが、ここ数年大切な課題としてコツコツと取り組んできた「タイのトイレつくり」の歩みが、
山口朝日放送の制作で全国放送されることになりました。
すでにYABでは、番組案内を流しているそうです。
昨年から今年の3月まで現地に数回同行して取材して、局としても力を入れてくれました。
ナレーションは、加藤登紀子さんです。

3月11日を大きなターニングポイントにして脱原発を念頭に、日本社会のライフスタイルの見直しが問われています。
この中で、山岳少数民族モン族の村の生活と佐伯さんの提案と実践は、
東日本大震災・福島原発事故以前から行われていたことですが、時宜にかなったモデルを示していると思います。
話題は、トイレですがそれだけでなく、エネルギー浪費・過大消費のあり方に疑問を投げかけるものです。
タイの実践をみれば、今の日本は、エネルギー消費を半分、せめて3分の1にしても、人々は生きていけることを知ることができるでしょう。
世界の各地ではそれが当たり前ともいえるのです。
「日本の熱心なボランティアが遠いタイですばらしいことを行っている」という視点だけではなく、
こんごの日本社会の転換の方向をしめしているものとして考えていただければありがたいと思います。

以下、YABの案内を掲載します。
http://www.yab.co.jp/info/#215
なお、山口以外の局は、テレビ朝日はそれぞれの地方局の番組表で放送時間を確認してください。
各局で時間が異なるそうです。


=========================
yab 山口朝日放送制作テレメンタリー2011
幸せのトイレ〜タイ・国境の村を支えて〜

放送日時
4月19日(火)早朝1時38分〜2時08分
ナレーター
加藤登紀子
担当プロデューサー 森重次弘(yab山口朝日放送)
担当ディレクター  白木浩司(株式会社トラストネットワーク)
タイ北部の山岳地帯、ラオスとの国境に近いこの地域には、かつての内戦で祖国を追われた少数民族の村が点在しています。
そこでトイレ建設を指導しているのは、元山口県職員の佐伯昭夫さん。技術者として工業用水の管理に携わり、日本の高度成長を支えた佐伯さんが現地で広めようとしているのは、かつて日本で使われていた肥だめの知恵を活かしたトイレです。
村で入手可能な資材で作る簡単な構造のトイレは、地域に衛生的な環境をもたらすだけでなく、煮炊きのためのガスまで供給してくれます。
村の自立と発展、そして未来を担う子どもたちの笑顔を見るために、辺境の村で、トイレ造りに情熱を傾ける元県庁マンの活動に密着しました。

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2011年03月15日

幸せトイレ作りからの見える未来型社会 タイの実践

すでにお知らせしましたが、
私のタイでのトイレ作りの報告の場を
橋本嘉美さんが、設定してくれました。

3月17日 @午後2時〜   A午後7時〜
宇部常盤湖ユースホステル

そのチラシが、出来ていますので添付します。
ご利用ください。

なお、当初は、ほとんどの時間をタイのトイレ作りの実際を
細かに報告する予定でしたが、それは少し減らし、
東北巨大地震と津波、さらに福島原発事故などについても
十分な意見交換に時間を割きたいと思っています。

私の持論は、すでに何回も書いていることですが、
自然の摂理に沿って生きること、
とくに土を基準にした文明への転換、
糞尿であれば、土壌へ戻すこと、
タイはその実践の一部です。
そこで学んだことをなんとかまとめて報告したいと思っています。

質問やご意見を用意してご参加いただければ幸いです。

110317Ube-houkokukai.pdf


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2011年03月06日

明日からタイ国北部ホイプム村へ行ってきます

2月のタイ報告も終わらないうちに
3月のタイ行になりました。
帰国して、3月、4月にまとめて活動報告会を行うことで
勘弁してください。
今年度のトイレ作りの締めくくりです。

今度は、NPO法人シャンティの代表の角直彦さん、事務局の佐伯昭夫さん、それに昨年来、同行取材をしていただいている山口朝日放送(YAB)のカメラマン二人です。
忘れないうちに書いておくとテレビの放送は全国放送で山口では、
4月18日深夜12時(19日早朝)です。30分弱の放送です。
「幸せトイレ」というタイトルです。

主な日程は、
●ホイプム村(48戸300人)のトイレ作り、点検と作業
●できがったトイレの完成確認引渡し
●実験農場の手入れ
●シャンティ学生寮(パヤオ県ポン)の卒業生を送る会
●その他です。
私は宇部に外せない用事があるので、前半だけ参加して13日に帰国します。

私たちの活動フィールドは、タイ国北部パヤオ県です。
有名な都市としては、チェンマイ、チェンライがあります。
チェンマイから東へ250キロ、
チェンライから南東へ150キロのあたりです。
ネットの地図サービスでパヤオを見ると出ます。

参考に、地図の画像を添付します。
番号は、トイレをつくってきた村々です。
クリックすると拡大されます。

携帯からになりますが、1日に1回くらい現地から報告できればいいなあと思います。
高いところへ行くと電波が届きます。


タイ北部.jpg





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2011年03月04日

シャンティ山口の展示と活動報告

シャンティ山口では、年間の活動報告を兼ねた展示会を
写真ギャラリー写創蔵(しゃくら)で行っています。

とき:2月25日〜4月3日      
    午前11時〜午後4時 (水)(木)は休館。
ところ:写創蔵 美祢市美東町大正洞前

山岳少数民族のクラフト、タイの民具なども展示販売しております。
また、日本の伝統的な知恵「肥溜めと畑の循環」をいかして作られたトイレシステムの模型を展示しています。

ぜひ、御覧ください。
そして、シャンティ山口の活動にご協力下さるようお願いします。


画像は、
ポスター
トイレシステムの模型
展示の一部 です。
クリックすると拡大されます。


201102−03tenji.jpg



CIMG0123.JPG



CIMG0128.JPG











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2010年10月20日

月刊『下水道』10月号に、

月刊『下水道』という水処理の世界ではメジャーな月刊誌に、NPO法人シャンティ山口事務局長の佐伯昭夫さんのタイのレポートが掲載されています。「肥溜めと畑を呼び戻せ」というトイレつくりの実践報告です。
タイで作ったトイレは、あったか村のトイレの方式に、さらにメタンガスを燃料として使うようにしたものです。
原理は、「糞尿を資源として生かす」ということです。
ぜひ、読んでください。
また、PRしてください。お願いします。

シャンティ山口のサイトに了解を得て、転載されています。
http://www.shanti-yamaguchi.com/report.html#newsletter


なお、月刊『下水道』には、11月号、12月号で下水道の経営問題を特集しています。
http://www.gesuidou.jp/
posted by 村のトイレ屋 at 18:45| 山口 ☁| Comment(0) | NPO法人シャンティ山口の活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月08日

きららエコ展、明日から

SN3G0601.jpg


シャンティ山口の展示。
今日は、スタッフが集まり準備をしました。
明日9日(土)、明後日10日(日)、きららドーム(山口市阿知須)です。

展示の内容は、
●山岳民族モン族の生活の様子をさらに詳しく
●エコトイレシステムの模型と設置の様子
●ホイプム村のアグリフォレストリィー
(焼畑を回復させる複合農業)の取り組み
●スタディツアーに参加した学生の報告
などです。
今年から、放送されたビデオなどを会場で放映します。
ぜひ御覧ください。


別の場所では、モン族の独特の刺繍作品などを販売しています。
(スタッフにお尋ねください)

きらら物産展といきいきエコフェアの全体の案内は、こちらからどうぞ。
http://www.kirara-bussan.com/index.html
出展者一覧の3番目にシャンティ山口は、掲載されています。
「エコクイズ」に参加しています。
お立ち寄りください。スタッフ一同お待ちしております。




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2010年07月22日

ニューヨークでdirty waterキャンペーン、ユニセフ

タイでのトイレつくりが、さらに広がって役に立つことを願っています。

http://rocketnews24.com/?p=40584
汚水を1ドルで販売してキャンペーン

================ 一部引用=======
ユニセフによれば、毎日世界中で4千人の子どもが、水に関連する病気で命を落としているという。その子たちは飲料水の不足により、病原菌に汚染された水を飲んで亡くなってしまう事が多いそうだ。この事態を打開したいと思い、ユニセフは『ダーティーウォーター(汚れた水)キャンペーン』を打ち出した。

自販機のメニューに、「マラリア」 、「コレラ」、「腸チフス」 、「デング熱」、「肝炎」、「赤痢」、「サルモネラ食中毒」、「黄熱病」と書かれている。これらの病気は、すべて水が原因で感染する病気だ。水は1ドルで販売されているのだが、その1ドルがあれば、水質汚染された地域の子どもたちが40日間きれいな水を飲めるという。ユニセフは寄付を募るために、この過激な自販機を設置したのだ。

========================= 引用終り===========




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2010年07月20日

タイの農山村でトイレをつくる

山口新聞のコラム「東流西流」に5月、6月の2ヶ月にわたって、毎週水曜日に書いたものです。全文を掲載します。山口新聞サイトは、こちらです。
http://bit.ly/aiiv89

なお、ブログ掲載にあたって、文字をいくつか変更しました。
とくに、漢字制限の関係で「ふん尿」となっていたものを「糞尿」にしました。
まだ書ききれていない、現場の多くのことがらが残っているのですが、別の機会を期したいと思います。今後の進行もおりに触れ、お知らせします。





==========================

タイでトイレを作る


 「トイレの神様」(植村花菜:作詞作曲)という歌が静かにブレークしている。昨日も、たまたま通りかかった宇部市新天町商店街で流されていた。トイレには女神様が住んでいて、掃除をきちんと行うと願いごとを叶えてくれるという祖母のことばがテーマの歌だ。
 この歌に便乗するわけではないが、しばらく便所と糞尿の話にお付き合い願いたい。とはいっても、この分野は範囲も広く奥も深い。先学も数多い。そこでタイ北部パヤオ県の農山村地帯でのNPO法人シャンティ山口のトイレ作りの実践報告に話を絞りたい。
 シャンティ山口は10件のトイレ設備を作ってきた。最初は自己資金で個人の住宅、シャンティ学生寮、それに養豚排水のガス化実験など。昨年度までの3年間は、地球環境基金と今井記念海外協力基金の助成を得て村の広場の公衆便所、保育園、学校宿舎、図書館のトイレ設備を設置した。
 タイ北部パヤオ県。ラオス国境にほど近い、山岳少数民族モン族の居住する五つの村での事業である。なぜ、トイレ設置事業に取り組むようになったのか、どんな仕組みなのか、どんな人たちがそれを進めてきたのか、今後どのように発展していくのか、そんなことをボチボチとトイレの神様に導かれながら綴っていきたい。


雨季の子どもたち


 NPO法人シャンティ山口の事務局長佐伯昭夫さんは、1993年結成以来、ラオスからの難民、タイ北部の山岳少数民族モン族への支援の活動をつづけてきた。
1998年6月、初めて雨季に訪問し、ショッキングな光景に出会った。
「子ども達が水溜まりで遊んでいるのですが、人糞の塊をおもちゃにしているのです。
糞の塊が地表水で流され、水溜まりに浮いていて、子ども達はその中で平気で遊んでいるのです。汚染と感染症の問題が日常的にあることをはじめて深く考えるようになりました」
もともとシャンティ山口の活動の目的は、モン族の生活の自立支援である。とくに子どもたちの就学支援に力を注いできた。
 衛生問題に直面し、翌年1999年から、現地の保健所の協力を得て、かかわっている村で「トイレ設置のためのワークショップ」を順次開催し、トイレの普及活動もはじめた。
当時のモン族の集落では、トイレがないか、家の外にトイレの小屋を建て、その下に素掘りの穴を掘って、穴に茅をかぶせておくものが普通だった。次第に、コンクリート製品が普及するようになるが、
雨季に地表を糞尿が流れることに変りはなかった。
考えあぐねていたある日、便所の側で、佐伯さんは、日本の昔のある方法がいいのではないかと思い至った。


        農山村トイレの実際


 モン族のトイレ衛生環境の改善は、タイの地元政府の推奨もあって、タイの農山村で行なわれている方式によることになった。佐伯さんの「ある発見」に触れるまえに様子をみてみよう。
 トイレの建物は、住宅部分とは別の小屋にする。トイレの内部は、便器と水桶があり、手洗いの容器を常備する。左手で尻を拭き、紙は用いない。用便後、手を洗い数回水を流して便槽に送る。水量は、水洗トイレの8分の1程度で済む。とても合理的だ。
便槽は、トイレの建物の外に円筒状のコンクリート製溜め槽を埋めている。直径は1m、深さは1個50cm、2段あるいは3段に重ねる。家族の多い家では、6段、3mの深さに埋めこむ例もあった。
タイ式では、コンクリート槽の横サイド数ヶ所に、3センチ程度の穴を開けて、埋めた側面の土壌にに糞尿が出るようにしてある。また、メタンガスによって蓋が飛ばないように、蓋に穴をあけ管を立てて空気抜きをつくっている。
  学校や幼稚園などの施設もこの方法がとられる。建物の規模によっては、コンクリート製溜め槽を2ヶ所つくる場合もある。槽が一杯になったあとは土壌へ流し、しみこませる。コンクリート槽の穴や土壌が目詰まりを起こして、周囲にあふれでる。雨季のスコールが洗い流すのを待つ。子どもたちが糞塊と遊ぶ光景は、ここからうまれてくる。


        困難な課題

 「現地に適したトイレの仕組みは、ないものだろうか」
 1998年、子どもたちが、糞の塊をおもちゃにして遊ぶ光景が報告されて以来、シャンティ山口のメンバーは、衛生の問題をしだいに考えるようになった。本来の活動の柱である教育支援と並んで、タイへの現地訪問や交流を繰り返しながら、身近で大切な問題として検討するようになった。
先進国の都市型下水道は、農山村地帯の現場なので選択からはずれる。日本の農業集落排水事業も予算規模の大きさから除外された。
日本の小型合併浄化槽は、もっとも検討された。ガソリンスタンドなどで採用されていて、タイ式にとってかわるかと期待された。でも、調べてみると、空気を送る曝気(ばっき)装置の電源が止められていて、維持管理が行なわれていなかった。多くが垂れ流し状態だった。電気代と高度なメンテナンスがネックとなっていた。現地の条件に合致していなかった。
国際支援を行なっている世界や日本の団体はどうしているのだろうか、なにかいい方法はないのかと調査も行なった。事例は意外と少なかった。多くの団体が取り組みたくても、「トイレは後回し」にしていることもわかってきた。
壁は厚く、問題は簡単でないことが、はっきりしてきた。


          肥溜めと畑の知恵


「そうか、栄養として肥料に使うことを考えればいいのだ」
考えあぐねたある日、佐伯さんは、タイの村でトイレと便槽の周りで草がよく生えていることに気づいた。草の生え方に勢いがある。野菜を植えている家もある。よく育つからだ。しかも、他と比べて独特の甘みがあって美味しいという。
佐伯さんは、山口市大内矢田の生まれである。今は、密集した住宅地になっているが幼いときは、一面、水田と畑であった。そこでは、肥溜めがあり、畑にまいていた。「下肥え」である。畑仕事の手伝いで、父親と畑に肥え運びをやったこともある。肥料が効いて美味しくなるという話をきいたとき、このときの経験を鮮やかに思い出した。
 肥溜めの方法が生かせるのではないか。
 帰国して調べた。肥溜めと糞尿利用は、江戸時代のリサイクル社会の典型として高く評価されている。海外からきた宣教師たちが、江戸時代の日本の都市の清潔さに驚いていた。人の糞尿は、貴重な資源として集められ、陸路や船で農村に運ばれ、問屋もあり肥料として取引きされていたからだ。農村から街へは、野菜や穀物として戻ってくる。
 すばらしい仕組みだ。問題は、高い評価とは裏腹に今の日本では忘れられているこの方法を、タイでどのように実践していくかだ。ちょうどそんなとき、佐伯さんと私は、出会った。


   秋吉台のトイレ


ある人の紹介で、2002年、佐伯さんと私は出会った。私は、「肥溜めと畑の知恵」を生かした水処理技術の設計・施工・販売をはじめて10年目を迎えていた。自然公園などで30数件施工していた。そのうちの美東町の秋吉台オートキャンプ場と真長田定住センター(役場支所)に佐伯さんを案内した。また、工事中だった秋吉台カルストロードの長者ヶ森駐車場の公衆トイレを例に、無放流式で電気が不要、維持管理費が低廉であること、農家の知恵が実際に応用されていることを説明した。
 この方式は、水処理用語では、「嫌気性微生物による処理と土壌還元」と呼ばれている。水洗トイレから肥溜めに当たる部分に運び込んで一定期間溜めておく。その間に、酸素がないときに活躍する微生物(嫌気性菌)の働きでガスと水への分解、発酵と滅菌が行われる。肥桶で運ぶのは大変なので、段差を利用しパイプで土壌部へ送る。そのとき、地表に撒かないで地中に拡散させることに工夫がある。
 佐伯さんに説明し、同時にタイのトイレと衛生状態をつぶさに聞いて、私は、タイの農山村にどうしても行ってみたくなった。それで、その年3月のシャンティ山口の10日間の現地ツアーに参加した。腰の軽さと好奇心からではあるが、それだけでなく、「ある種の跳躍」を予感していたのであり、事実その通りになった。
 

         第1号の完成


「肥溜めと畑の知恵」の応用の見通しを得た佐伯さんは、設計と試行錯誤を繰り返して、2005年に記念すべき第1号を設置した。当初は、シャンティ学生寮の予定だったが雨季で工事に不都合が出て、セーンサイ村の個人の住宅になった。
親戚、近所の人、それにシャンティ学生寮の学生とスタッフが工事をした。400坪近い広い竹の塀に囲まれた敷地の中で、野菜畑に利用するその一角は犬や鶏、子豚から守るために青いネットを張ってある。主人のスーさんは、1昨年私がホームスティさせてもらったときに、「くみ取りは要らないし、トイレまわりがきれいになって、野菜がよく育つのでうれしい」とにこにこしながら説明してくれた。
 コンクリート製品、ヤシガラ、竹細工、焼いて使う粘土質の土壌、香草の知恵など、現地は、見方をかえれば自然循環型の浄化法にとって宝庫ともいえる好条件にあった。最先端で高価な工業製品というわけでも、原始的な手法でもなく、現地に合致した「適性技術」の可能性が広がった。
 実は、工事をしたスーさん宅は、シャンティ山口の現地工事の現在のスタッフ責任者・デュポンさんの奥さんの実家である。現地では、どんな人と活動しているのか、という質問をいただいている。次はそのことを書いておこう。


デュポンさん


タイのパヤオ県へ着くと、シャンティ学生寮に1〜2泊させてもらう。今の寮の責任者は、ガランさんだが、その前はデュポンさんだった。このふたりや現地の人に会えると思うと心が弾む。
ガランさんもデュポンさんも難民の子供である。ラオスから国境を越えてタイへ来た。デュポンさんは現在40歳だが、3歳の時にラオス内戦に遭遇し、広いメコン川を筏と竹竿でタイ側へ渡ってきた。よくぞ生きていたと今でも言われるそうだ。
小学校は、山岳地帯に住み、無国籍で学校に通う。中学校、高校はお寺に預けられ修行しながら通学する。アメリカのモン族の支援でチェンマイの農業大学の名門メジョー大学で学び、卒業後、SVA(シャンティボランティ会)の職員となって、初代のシャンティ学生寮の管理責任者となる。いつも笑顔で穏やかに話し日本語が堪能で農業に詳しい。
寮に住み込んで生活指導を行い、子供たちや親たちの相談役として慕われる。寮には、50人前後の子供たちが暮らし、近くの中学・高校に通う。米や野菜は農園で自給している。1996年5月に開いてからすでに15年余りを経過し、手塩にかけて巣立った卒業生が社会人となっている。
現在、シャンティ山口の現地工事責任者として、寮の卒業生二人とともにエコトイレを柱に自立的な事業展開を目指している。
 


        便所の女神様への願いごと

 便所の女神様は飛び切りの美人だという。「特別に力の強い神様で、ほかの神様にお願いしても通らない願い事は、便所の神様にお願いしたら通る」(安渓遊地・安渓貴子著『島からのことづて―琉球弧聞き書きの旅』葦書房)そうだ。
 1枚の写真がある。保育園の子供たちが10数名、両手を開いて笑っている。真ん中のガスコンロから青く赤く炎がたっている。佐伯さんは笑って手を火にかざしている。クンガムラン村の保育園の台所だ。ガスは、裏の公衆トイレのメタン収集機からガス管で運ばれる。
 子供たちの衛生問題から始まったトイレ作りは、日本の肥溜めと畑の知恵が役立ち、現地で工夫が加えられ、燃料製造装置となって実を結んだ。今年から、ホイプム村では、300人50戸の集落全体を対象に取組む。遺伝子組換え農業と対峙し、焼畑で荒れた山林回復を含む事業だ。
 私自身は、少しでも役に立てばと参加したが、モン族の人たちからアジアの隣人の助け合いのあり方を学び、お陰さまでたくさんの助けをいただいた。「糞尿は資源」という実例と確信を得たことは、なにものにもかえがたい。さらに、世界中の子供たちが、希望をもって生きられることを女神様への願い事にして筆をおきたい。ご愛読ありがとうございました。今後の進行は、「村のトイレ屋」でネットで検索してご覧ください。





 

posted by 村のトイレ屋 at 14:30| 山口 ☀| Comment(0) | NPO法人シャンティ山口の活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月28日

遺伝子組み換えと農民の自殺

YouTube - モンサントと農民自殺
http://bit.ly/bFXE8U


種子を買うように強制され、自家保存ができないなど
どこまでも農民に不利にされています。
自殺したのが、モンサントから買わされた農薬だったというのが
悲劇を象徴しています。


どのような解決策・方策があるのか。

そのひとつとして、NPO法人シャンティ山口の佐伯昭夫さんの文章を水処理通信384号に掲載しました。
北タイ・ホイプム村には、3日間ホームスティしました。トイレが結ぶ縁ですが、単につながりができたというだけでなく、農法のあり方、暮らしのあり方まで、「肥溜めと畑の知恵」「循環型多目的トイレ」が働いています。
ぜひ読んでください。
http://bit.ly/cCS9rq








posted by 村のトイレ屋 at 11:42| 山口 ☁| Comment(0) | NPO法人シャンティ山口の活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月12日

山口新聞のコラム、5回目。秋吉台のトイレ。

山口新聞のコラム「東流西流」は、下記のサイトです。
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/touryukako.html
私は、水曜日です。
いずれブログに全文掲載しますがとりあえずここでご覧下さい。


posted by 村のトイレ屋 at 08:17| 山口 ☁| Comment(0) | NPO法人シャンティ山口の活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月29日

タイのコメの炊き方

今日は、シャンティ山口の総会だった。
次の3年間の基本方針を確認した。
自然循環トイレとメタンガスの燃料利用を集落規模で行う。
焼畑農業で荒れた林地を豊かな森にする。それを同時に、遺伝子組換え作物(トウモロコシ)と対決し、農業のあり方を模索する現地の村の方針を支持しバックアップする。昨年12月、現地の村(ホイプム村。48戸、300人)の決定と協力依頼に応えるものだ。
先駆的で意欲的な方針の確定だ。
この事業も、地球環境基金の助成が内定している。
今日の総会の参加者は20名近く、新しい参加者が増え、次の飛躍への確信をもてた。

総会の議事が終わって、懇親会でタイカレーを食べながら楽しく話しこんだ。その中で、タイのモン族の台所の話題がでた。
いくつか合理的でシンプルなやり方がある。
竃(かまど)の上の棚で竹を燻す。すると竹は、とても香りが良くなり、また腐敗に強くなって長持ちする。50年使っている竹の器を見せてもらった人もいた。私は、ザルを編んでもらってその素晴らしさに感激した経験がある。

木のお櫃(ひつ)もすばらしいものだった。炊いたご飯を入れておく。保存効果が高い。
だが、今日のある人の話でもっとも感心したのはコメの炊き方だ。
釜にコメと水をいれる。このとき水は測らない。目分量でも、指をおいて手の高さではかることもしない。もちろんカップも使わない。
コメよりも多めに、釜からあふれるより少なめに入れる。そして炊く。「はじめちょろちょろなかぱっぱ」ではなく、最初からガンガン炊く。そして炊きこぼれ・ふきこぼれ始めたら、そのお湯の部分を別の鍋に移す。そして、ご飯の部分の火は止めてあとは蓋をしてむらす。

さらに、移したお湯(コメの汁、重湯に当たる)は、今度は野菜を煮るのに使う。

私は、モン族のおうちにホームスティさせてもらって、炊事場でうろうろして、薪割りの手伝いと火の当番をしていたが、このコメの炊き方には、今日指摘されるまで全然気がつかなかった。
「岡村のおばあちゃん」といえばシャンティ山口では誰でも知っている、もう80になる高齢者だが、その岡村さんがタイへ行って見つけたことだという。最近、土鍋でご飯を炊いていて炊き方に注意をはらうようになっていて、今なら気づくかもしれないが、こんな大事なことを見過ごすなんて、つくづく自分はアホだなあと思う。

重湯で野菜を煮ると、膜が野菜を包んで味を逃がさない効果があるという。今日は、数人の女性がすぐにそう言って反応した。ただ、タイと日本のコメは種類が違うので、重湯の質が違って同じようにできるかどうかは、わからないでしょうね、という意見もあった。

キャンプなどで飯盒炊飯をするときに、必ずしも水の量を厳密に測らないで、ふきこぼれが止まったら火から下ろすというやり方を取るけれど、その応用と考えればいいのかもしれない。吹きこぼす分をオカズを煮るのに使えばいいわけだ。肉でやったらどうなるだろう。ぜひ試してみたい。暮らしの基礎で同じところと違うところを確認するのは、楽しいものだ。


posted by 村のトイレ屋 at 22:08| 山口 | Comment(0) | NPO法人シャンティ山口の活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月07日

山口新聞にコラムを書きます

タイでの便所つくりの報告を
山口新聞のコラム『東流西流』に
書くことになりました。

毎週水曜日、5月〜6月です。

1回目は、ここに。
http://bit.ly/aW4lpd

ご愛読をお願いします。

なお、
1、後半3回分くらいは、寄せらる質問に答えるようにします。疑問・感想などをお寄せいただければ幸いです。

2、7月に宇部市で「シャンティ山口、現地報告会」を予定しています。現在、日程調整中です。
そんなに大規模なものではありません。
あれば日程希望をお寄せください。
また、お手伝いしていただければありがたいです。



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posted by 村のトイレ屋 at 17:35| 山口 | Comment(0) | NPO法人シャンティ山口の活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月22日

3年で10件、さあ次は?

 世界の26億人がトイレがないか、あっても非衛生的な環境だという。ぴんとこなかったなあ。数字が大きすぎる。
 でも、シャンティ山口の佐伯さんに最初につれて行ってもらったモン族の村で見たトイレは、トイレ屋としてなんとかしたいとおもった。「村のトイレ屋」になろうと思った私の動機は、モン族への親近感かなあ。それが、2002年の3月だった。

 最近、ローズ・ジョージ著『トイレの話をしよう』という本を読んでいたら次のような一節があった。

 「水と下水道に関してこの世界が抱える問題点は、会議の過剰なまでの多さと、実際の取り組みの不足である」

国連開発計画・人間開発報告書、2006年版にそう書いてあるという。

 インターネットでその文書を探してみると簡単に見つかった。ついでにぱらぱらと読んで見ると、第3章に「大幅な衛生設備の不足ー26億人の人が衛生設備のない状態にある」とタイトルがつけられている。26億人という数字は、ここからでたのだろうか、と思う。訳はちがうが、やはり「会議が多すぎて先にすすまない」と同じ趣旨のことが書かれている。

 案外、そんなものかもしれないなあとも考える。26億人のトイレをどうこうしようとすれば、まずはどこから手をつけたらいいのか、現状の把握と中長期の計画つくりが必要となるし、当然、会議も必要になってくるだろう。地域によって、仕様や設計が異なってくるだろうから、その選定も大変だ。担当者が変われば、一からやり直しなどいうこともあって、実際ものごとは先へ進みにくいということなのかもしれない。

 シャンティ山口の場合は、そんな大状況とはおよそ関係ないところからスタートした。支援しているモン族とその子どもたちの住んでいる学生寮のトイレをなんとかしなければいけなかった。そして、モン族の住宅と村の衛生環境を改善することが痛切に求められた。雨季になるとトイレの溜め枡から、人糞があふれ出し、そこで子どもたちが遊んでいる。この状態の改善が、求められた。

 そこで佐伯さんは、もしかして、日本の肥溜めと畑の方法がここで役に立つのではないかと考えた。そして、その方式を山口県でやっていた私に声をかけ誘って、現地調査を行なって、取り掛かった。最初は、シャンティ山口の自己資金で個人住宅で工事をし、その後、地球環境基金の助成を受けて、3年間で10件の施工をおこなってきた。

 組織が小さいとは、とてもよいことだ。
 早く決められるし、早く動ける。
 何よりも、現地の必要性を理解するのに、ストレートに響く。「顔の見える支援と交流」とは、このようなことだと思う。

 「それにしても」とある人が感想をもらした。
「3年間で10件、そのペースでやったら世界中のトイレをなんとかするには、何年かかるんでしょう。大変ですねえ」
といって、嘆息をついた。

「はは〜ん」と私はおもう。
こういう発想が、「賢い人」たちの発想なんだと。
おそらく会議も好きなんだろうなあ〜、とも思う。

 まずは、眼の前の必要なトイレをひとつひとつ作っていく。そこでの工夫を考える。また作る。喜んでもらえる。現地スタッフもマスターして作れるようになる。まずは、それでいいのではないか。それしかはじまらないのではないか。

 ともあれ、初期段階が一段落して、次は「ひとつの村全部のトイレの面的な整備」に取り掛かる。対象は、48戸、300人の住むホイポム村だ。今度は、焼畑や農業が課題に入ってくる。実績を認められて、同じく地球環境基金の助成の内定をいただいた。
 
 今度は、現地スタッフの自立とともに、日本側スタッフへの若い人の参加を強く進めたいと思っている。また、地域発NGOとしての基盤を強くしたいとも願っている。

というわけで、「自分も役に立ちたい、何か出来そう」という人の参加をお待ちしています。

参考:
国連開発計画(UNDP)


人間開発報告書2006年版―水危機神話を越えて:水資源をめぐる権力闘争と貧困、グローバルな課題―


地球環境基金


NPO法人シャンティ山口



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posted by 村のトイレ屋 at 15:54| 山口 ☁| Comment(0) | NPO法人シャンティ山口の活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月12日

青年海外協力隊に採用されるには、

安渓遊地さんのホームページに掲載されていました。

卒業生は今)青年海外協力隊の村落開発普及員に卒業後すぐ合格
2010/04/12
山口県立大学 卒業生  南 祐子さんの手記

http://ankei.jp/yuji/?n=910

受験ノウハウとしても、
村落開発普及員の仕事を理解する上でも、
南さんという若者を知ることで、「こんな生き方をしている人がいるのだなあ」と感じ取るうえでも、とてもさわやかな読後感を得ました。

青年海外協力隊を希望される人は、読んだらいいと思います。
また、そんな娘さんをお持ちのかたも読むととても参考になると思いました。
さらに、「近頃の若いものは何を考えているのかわからん!」とお悩みのかたも、一読されるといいと思いました。

私自身は、世界の村のトイレ屋」をめざして、
シニア海外協力隊に採用されるには?を調べてみようと思います。



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posted by 村のトイレ屋 at 12:52| 山口 ☔| Comment(0) | NPO法人シャンティ山口の活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする