衆議院選挙が終わった。
事務所の片づけをしながら考えた。
選挙に勝って議席という形で民意を表現し、固定し、社会を動かすツールを手に入れることができれば、それはとってもいいことだが、戦争法制廃止や上関原発を止める近道になることは間違いないが、
議席を取れなかったとしてもすべてが終わるわけではない。
選挙も運動のひとつのあり方だ。
大切なのは、戦争や原発のない社会を望む分厚い運動をつくりだし、続けることだ。
選挙で物事がよく見えるのは、
案外多くの人は、戦争も憲法改悪も、原発推進も、そんなに大変はことだと思っていないことだ。
「まあ、今が暮らせれば、まあ、少々の独裁政治家がいても仕方ないのではないのですか」と思っている人が随分多くいることだ。
私の周りの親しい人の枠を一歩でれば、まだまだそれが世論だ。
私だって、6年前の原発事故以前には、今のまま流されて暮らしていても、やむを得ないかなとぼんやりした気持ちで世の中を見ていたのだから、人のことは責められない。
でも、そのことはこの現状でいいということではない。
まして、この流れのまま時代が進むこと、戦時に明日でも入ってしまうということを認めていいということではない。
結果を振り返りながら、私たちに足りなかったことを大急ぎで身に着けていきたい。
2017年10月23日
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