2016年07月27日

相模原の19人の障がい者の刺殺。一人の問題ではない。日本のナチズム・ファシズムの現段階。

絶対に許せる行為ではない。
基本的人権と障がい者の人としての尊厳への挑戦であり、築きあげてきた障がい者差別をなくす営々とした取り組みを踏みにじるものである。

異常な資質の一個人による犯行かどうかがポイントだ。
薬物依存症で一事強制入院させられていたという。
しかし、専門医の判断で退院している。

異常だと周囲の知人が判断したのは、
「重複障がい者は殺さなければいけない」「それが家族のためにも国のためにもなる」という言動からである。そして、衆院議長あてに「手紙」を書いて周囲にも、その旨を公言していたことからである。

でも、周囲の人は、離れたりはしたものの特別の警戒態勢をとらなかった。
それは、言動や「手紙」に書かれた内容が、「変わっている」が実行されるとは判断できなかったからであろう。

でも、私たちは「手紙」を読んで唖然とする。
これは、ナチス・ヒットラーのユダヤ人虐殺の論理、優生思想・レイシズムそのものだ。
「役にたたない者は殺してもいい、その種を断ち切れ」という思想である。


今度の参議院選挙で、岡本正彰さんと私たちは、ひとつの獲得目標を決めた。
岡本さんという重度障がい者が、選挙に参加し公然とアピールすることで、障がい者の政治・選挙運動への参加を促し、戦争へと向かう中で戦前の障がい者抹殺(親によって隠されたり殺されたりした)を繰り返さないこと、また、原発事故では、障がい者の避難計画が全く無いのに再稼働することの不当性を訴えた。

岡本さんが、宇部市の総合福祉会館前で街宣カーから3度訴えた。数回の街宣で発声の困難をおしてアピールした。また、紀藤正樹さんの講演会では、憲法と人権・人道に焦点をしぼっていただき、障がい者の人権の理論的な基礎とした。さらに、宇部の障がい者教育の先駆者・浜本裕子先生を中心に「太陽の駅」で10人近い集まりを持ち、こうけつ厚さんの宇部新川駅街宣のときに、時間を割いてもらって、意見交換会を行ってきた。

私たちは、このようなささやかな取り組みの中で、岡本さんへの激励やこうけつさんの演説への反応、寄せられる意見から、ここ10年〜15年間の障がい者をめぐる差別解消の取り組みの前進を実感することができた。「表向きは助成金などの関係で直接支持表明できないけれど、もっともっと障がい者福祉を充実させてほしいと願っている。こうけつさんや岡本さんの存在はありがたい」という声も寄せられた。

でも、不安な要素もあった。
若い人から「障がい者だけ働けもしないのに優遇するのはおかしいのではないか、現に私の友人は職がなくて困っている。そっちが先ではないか」という人も街頭ではいた。それだけ言うと逃げるように走り去った。
直感的にしか言えないのだけれど、好意的でない視線も幾つかあった。

ヒットラーは、一人でユダヤ人を虐殺したわけではない。
また、そのレイシズムの運動を一人でつくりだしたわけではない。
多くの支持者・取り巻き・側近と何よりも、レイシズムに救いを求める人々がいた。
むしろ、そういう大勢の人々がヒットラーとナチズムを生み、支えて来たという側面もあるのではないか。
社会の矛盾がひどくなってきて、犠牲は絶えず「弱い」方へしわ寄せされていく。
今回の事件は、あまりにもその典型だ。そして、そのバックボーンにナチ思想が刻印されている。
こうけつ厚さんは、安倍政権をナチズムの到来ととらえ、アベットラーと規定した。
集団的自衛権と憲法改悪を主にはさしてのことだが、基本的人権をめぐっても、逆流が起こっている。
そんな意味では、政治のあり方と呼応した事件であり、一個人の問題に帰されるものではない。
日本社会のファシズム化の現段階として凝視する必要がある。

そして、なによりも憲法と基本的人権、人としての尊厳を大切にする政治をつくりだすために、今度の選挙で始めた取り組みをもっともっと強くしたいと願う。

資料

毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160727/k00/00m/040/020000c
〜〜〜〜〜〜〜〜  手紙 〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 衆議院議長大島理森様

 この手紙を手にとって頂き本当にありがとうございます。
 私は障害者総勢470名を抹殺することができます。
 常軌を逸する発言であることは重々理解しております。しかし、保護者の疲れきった表情、施設で働いている職員の生気の欠けた瞳、日本国と世界の為(ため)と思い、居ても立っても居られずに本日行動に移した次第であります。

 理由は世界経済の活性化、本格的な第三次世界大戦を未然に防ぐことができるかもしれないと考えたからです。
 私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です。
 重複障害者に対する命のあり方は未(いま)だに答えが見つかっていない所だと考えました。障害者は不幸を作ることしかできません。

 今こそ革命を行い、全人類の為に必要不可欠である辛(つら)い決断をする時だと考えます。日本国が大きな第一歩を踏み出すのです。
 世界を担う大島理森様のお力で世界をより良い方向に進めて頂けないでしょうか。是非、安倍晋三様のお耳に伝えて頂ければと思います。
 私が人類の為にできることを真剣に考えた答えでございます。

 衆議院議長大島理森様、どうか愛する日本国、全人類の為にお力添え頂けないでしょうか。何卒よろしくお願い致します。

    文責 植松 聖

 作戦内容

 職員の少ない夜勤に決行致します。

 重複障害者が多く在籍している2つの園を標的とします。

 見守り職員は結束バンドで見動き、外部との連絡をとれなくします。

 職員は絶体に傷つけず、速やかに作戦を実行します。

 2つの園260名を抹殺した後は自首します。

 作戦を実行するに私からはいくつかのご要望がございます。

 逮捕後の監禁は最長で2年までとし、その後は自由な人生を送らせて下さい。心神喪失による無罪。

 新しい名前(伊黒崇)本籍、運転免許証等の生活に必要な書類。

 美容整形による一般社会への擬態。

 金銭的支援5億円。

 これらを確約して頂ければと考えております。

 ご決断頂ければ、いつでも作戦を実行致します。

 日本国と世界平和の為に、何卒(なにとぞ)よろしくお願い致します。

 想像を絶する激務の中大変恐縮ではございますが、安倍晋三様にご相談頂けることを切に願っております。

植松聖

 (住所、電話番号=略)

 かながわ共同会職員

(共同)
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posted by 村のトイレ屋 at 08:35| 山口 ☀| Comment(0) | あったか村 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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