2016年02月07日

中山聖子著『三人だけの山村留学』を読んで

山村留学を調べている。

福島・東日本の放射能汚染から子どもたちを守るために、大切なことは少しでも汚染から時間・距離とも遠ざけることだ。
もうすぐ2011年3.11から5年を迎えるが、そのことの大切さは変わらないばかりが、これからますます必要になってくる。1月24日、大雪をついて開催され250人もの人が集まった小出裕章さんの講演会の実践的な結論は、まさにこのことだ。子どもは、宝だ。子どもこそ未来だ。

チェルノブイリ原発事故の教訓に学んで、日本でも3・11以降、全国で保養プロジェクトが行われてきた。
山口県宇部市でも、チェルノブイリ支援を行ってきた市民グループの有志が呼びかけて、「福島の子どもたちとつながる宇部の会」(代表:橋本嘉美さん)が結成され、発達障がいの子どもたちにしぼった保養支援を行ってきた。下関市や山口市でも保養活動が蓄積されてきた。
地道に継続されてきたこれらの活動をさらに充実させるためにはなにが必要か?
その大きなヒントは、松本市で行われている松本こども留学の取組みだと思う。

保養と避難・移住をつなぐものは、親御さんに先行する子どもたちの長期避難だ。
それが、留学という形をとって行われれば、無理がない。
社会的にもすでにある程度定着した仕組みと蓄積がある。
そんなことを個人的には考え、仲間とも相談してきた。

図書館で借りた中山聖子著『三人だけの山村留学』を寝転びながら、ぼんやりと読んでいたら「・・・山口宇部空港に・・・」という記述があった。
「へぇ〜、この本の舞台は山口県か、東京の少年少女たちが、山口へ来る話か」とちょっと構えて、裏表紙に書かれている著者についてもみてみると、小川未明賞受賞、山口県出身、宇部市在住とある。

そのあとは、姿勢を正して(ウソです、やはり寝転んで)しっかりと熟読した。
舞台は、旧むつみ村(現、萩市)だと思われる。福島県葛尾村から避難している浅野さんたちが住んでいる阿武町の隣だから、私にも思い当たる地形だ。トマトが決めてだ。どこまでがフィクションかどうか、わからないけれど、展開には納得した。

そうだ、そうだ、そうなんだ、と応援しながら読んだ。
ここには、山口県の持つ底力が書かれている。
その内容は、この本を読めば、それぞれにつかめると思う。

2月11日〜13日、「語り部ふくしま」のみなさんとの交流会で、この本を紹介しようと思う。
そこで、山村留学や子ども迎え入れのことが、前進する話題が出ればいいなあと思う。

参考
松本こども留学
http://www.kodomoryugaku-matsumoto.net/






posted by 村のトイレ屋 at 12:13| 山口 ☁| Comment(0) | 本の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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