2015年06月22日

便所通信。大本営発表の裏側で。毎日新聞6月22日。

トイレという言葉よりも 便所 という言葉が好きだ。
個人の好みの問題もあるけれど、日本語としては便所のほうがオーソドックスだと思う。
濁りがふたつもあって、それが難点ね、と言う人もいる。
それは、またの課題にして、今朝の毎日新聞。

便所通信という見出し。

おっ、ついに本格的な業界誌ないしは同好の人のメデイアができたのかと喜んだが、そうではなくて、便所が通信傍受に使われたという戦時中のエピソードだった。
女子トイレを改造して、違法だった短波放送を受信し、記事にしていたということ。

ドイツの敗北を報道している。
大本営発表の裏側で、当時の新聞記者たちが苦労していることがわかる。
そして新聞社幹部は、当時の世界の情勢、日本の絶望的な劣勢、大本営発表の嘘を十分知っていたこともよく分かる。だが、国民は知らなかったのだ。

だから便所通信は、当時、「毎日新聞は頑張っていました」という弁解の証拠には、ならない。

こんな苦心惨憺をもうしないでいいいように、秘密保護法から戦争法案まで毎日新聞としては、社をあげて立ち向かってもらいたいものだ。


参考
毎日新聞1945: 秘密の「便所通信」 ラジオで海外情報入手
毎日新聞 2015年06月22日 東京朝刊
http://mainichi.jp/shimen/news/20150622ddm004040062000c.html
〜〜〜〜〜一部引用〜〜〜〜〜
・・・海外特派員の活動も通信事情の悪化などで事実上ストップした。社内では開戦当日のうちに極秘の緊急会議を開き、法律で禁じられていた短波ラジオの受信を決めた。
 当局に漏れれば独自の情報源は失われる。検討した結果、3階の編集局入り口に近い女子トイレが選ばれた。当時欧米部員だった渡辺善一郎氏(故人)の回想によると、受信を担ったのは、二重国籍の日系2世ら30歳前後の8人。昼間は雑音が多く聞き取れないため、深夜に周波数のダイヤルを回す。
 米国、英国、フランス、ドイツ、ソ連、トルコ、オーストラリア、中国などのラジオ放送を受信し、ニュースを中心に宣伝や謀略放送も記録した。鉛筆で走り書きし、内容に間違いがなければタイプする。そして「別室」と編集局内の欧米部を結ぶベルを押し、取りに来た欧米部員に渡す。デスクの判断で記事を使う場合、翻訳する。仕事内容は口外厳禁だったが、社内ではいつしか「便所通信」と呼ばれるようになっていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

posted by 村のトイレ屋 at 09:20| 山口 ☁| Comment(0) | 反戦・平和 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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