2015年03月27日

【戦争とは何かを考える】戦争とは餓えだ!・・・三国一朗著『戦中用語集』

三国一朗著『戦中用語集』 岩波新書 1985

著者は、放送タレントのハシリである。
厳密な考証と調査がありがたい。
残念なことだけど最近の座右の書である。
わからない、曖昧な言葉があると覗いてみる。
とくに、「大東亜共栄圏――詐術としての戦中用語」は頻繁にみる。
あまりにも同じような言い回しが最近多いためだ。49〜94ページ。

雑炊食堂 という項がある。
孫引きだけど次のように説明されている。
「くず米や玄米に野菜や貝類、なんともわからぬ魚肉などを混ぜて、塩で味をつけて、どろどろになるまで煮込んだ雑炊を自由販売する食堂だった。丼一杯20銭、平時なら捨てるようなくずの寄せ集めだがたいがいの雑炊食堂は11時半開店の前に長蛇の列ができて、1時間半ほどで売り切れになった」
   加太こうじ著『新版歌の昭和史』からの引用
第一次産業の基礎を欠いた社会がどうなるか、この点からも興味深い
戦争は武器の消費だ。何も作り出さない。
食糧不足になる。餓えがはじまる。

戦争とは、まずは、ものを食べられなくなることだ。
庶民・下層兵士にとって、「グルメな戦時中」とはありえなかい現実だ。
「雑炊食堂」に行列ができるのが、戦争だ。






posted by 村のトイレ屋 at 12:02| 山口 ☀| Comment(0) | 反戦・平和 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。