2015年02月18日

【村のトイレ屋】2月22日午後2時 第2回 糞尿資源研究会(仮称)で報告します。山口市はりはり。

毎日歌壇:伊藤一彦・選
毎日新聞 2015年02月16日
たんぽぽの花を置きたし原発の再稼働ボタン押さんとする手に 越谷市 山崎啓子
http://mainichi.jp/shimen/news/20150216ddm014040027000c.html

ことあるごとに人に紹介しています。
たんぽぽの花が、スミレでも、野原千代さんの好きな(もとい、野原千代さんの飼っている蝶=ヤマトシジミの好きな)カタバミでも、いいし、名前で損をしているというオオイヌノフグリでもいいのでしょう。
原発回帰と一緒に襲いかかる暴政の巨大さ、それに対して、でも最後は人の手がボタンを押すのでしょう。その人にかえって考えてほしいという小さな花たちの願い。その花たちは、私たち庶民・草の根の民。

トイレ従事者は、この流れに対して、なにができるのか。
焦りつつ、あちこち飛び回りつつも、やっぱり本業部門ではしっかりやっておかないとね。
トイレこそ人の営みの一番大切なところを担っています。無力でいいはずがありません。

20150222糞尿2th.jpg


糞尿資源研究会(仮称)の2回めです。
2月22日午後2時からです。
山口市道場門前 はりはり です。

今回は、私の報告が話の糸口になります。
前回の伊沢正名さんの「ノグソフィア」(野糞の哲学と実践法)は、自然(大地)と人間の直接の関係でした。排泄物は直接、野山に返す(「愛のお返し」)、そして人間の食べ物を含む循環系に戻す。もっとも大地(地球)とのストレートで本源的で原理的な関係を伊沢さんは主張されているわけです。
(伊沢正名著『くう・ねる。のぐそ』参照。

私の報告は、間(媒介)が入ります。便所というツールです。
この段階は、「文明の象徴」とされている下水道までさまざまな技術と設備・道具があります。もちろん、考え方があります。人の糞尿はどのように扱われているのか?それを研究するのが当会の目的ですから、これからつぶさに調べて行くわけですが、この1年間くらいは、出来るだけ伊沢正名さんの提起から離れないように、つまり原始的直接的な領域を主に対象にしようと思っています。

そこで、取り上げたのが、「災害(防災)とトイレ」というテーマです。
電気がない、水がない、運搬手段が途絶しているという状況は、野糞的世界に近いのですが、でも、そうではない世界なのです。文明の中の極限的な非文明の世界なのです。ある種のエアポケットです。
詳しくは、22日に報告しますが、実は災害時のトイレは1995年の阪神淡路大震災の教訓のまとめがまだ終わっていないというのが私たちの考えです。

一番大切なことは、まだ実態調査も、当事者(被災者とトイレ関係者)の反省も社会に還元されていません。だから、東日本大震災では同じような失敗を繰り返したし、今後もそうなる可能性が高いのです。一言でいえば、社会的に一番大切な課題として取り上げられ、公然と論議され、対処されているわけではないのです。
まだ、隠然とした世界に押し込められています。

植村花菜さんの『トイレの神様』のヒット(NHKの紅白までにも登場した)で、トイレが社会の表面に出ました。それはそれですばらしいのですが、表にでただけで終わったのではないか、もっと大切なことに踏み込んでおかないと間に合わないのではないか、というのが私たちの見解です。

さらに、私たちには、「3・11以後の世界で」というテーマもかぶさっています。
トイレ・排泄・糞尿の資源循環も無縁であるはずがありません。下水道に使うエネルギー(糞尿資源ををネルギーを使って廃棄している)の問題、放射能濃縮装置として下水道という問題があります。
前口上が長くなりそうです。

22日は、2011年3・11直後の気仙沼の被災地の避難所の経験からお話します。ポットントイレが一番だった、という経験です。そこから、「肥溜めと畑の循環」、タイのトイレ作りの経験などをお話して、現状に向き合う材料を提供したいと思います。
関心をお持ちの方は、ぜひ参加してください。
野の花の一輪が再稼動を止める力になりうるか。
トイレ業界の小さな研究が、流れを変えられるか。
ぜひ、茶菓一品と提供する話題をお持ちよりください。
今度も「はりはり」さんにお世話になります。
事務局の嶺井さんの尽力で開くことが可能になりました。

楽しく語りあいましょう。
お待ちしています。



posted by 村のトイレ屋 at 08:48| 山口 ☁| Comment(0) | 水処理倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。