2015年01月17日

【選挙の電話】安倍晋三氏の録音電話が佐賀知事選・樋渡候補の敗因とされていることについて

選挙の結果を分析することは、とても大事なことだと思う。
囲碁には、感想戦というのがあって互いに最善手を考察しながら、幾つもの想定図をつくって検討するという。選挙では、大勢の人が関わるので一つ一つは小さくても大きなエネルギーが費やされ蓄積され、次に生かされることにもなるし、それ以前に「今がわかる」という役割もあるように思う。

こんな記事があった。
ニュースポスト7
http://www.news-postseven.com/archives/20150117_298323.html
〜〜〜〜〜〜〜引用〜〜〜〜〜
〈佐賀県を全国に向けて発展させていくのは樋渡啓祐さんしかいません〉
 正月早々、佐賀県内の有権者にそんな安倍首相の肉声を吹き込んだテープによる投票依頼の電話がかかりまくり、最後は女性の声で「突然の録音電話で大変失礼しました。少しでも御不快などございましたらご容赦ください」と断わりが入る。前代未聞の“迷惑電話キャンペーン”だ。
 どうやら、その戦術は裏目に出た。地元では「一方的な録音電話が県民の反安倍感情に火を付けた」(保守系地方議員)と最大の敗因とコキ下ろされている。自民党選対幹部がこぼす。・・・
〜〜〜〜〜〜〜引用終わり〜〜〜〜

総理総裁が選挙電話をするというのにも驚いたが、それが逆効果になり敗因とされているのにも、ちょっとどうかと思った。効果ありと判断して採用したはずだから、選対の言い方もおかしいように思う。
もっと露骨に、「安倍さんの人気はもう終わっているんですよ」と言えない苦肉の表現なのかもしれない。
「佐賀のことは佐賀で決める」「農協改革は、自分たちでやる」という佐賀県の地元の声、農業の重さ、「佐賀の乱」以来の保守の独特の歴史などもないまぜになっているのだろう。

選挙の電話かけは、どの選対でも定番だ。
選択された名簿でなくて無差別にかけるのだから数は多い。
「電話もかけてこなかった」と怒っている人を知っている。(山口県)
「最初に電話がかかってきたからあんたのところに決めた」という人もいた。(同)
スタッフと費用もここがかなりの大きさを占めている。

私は、電話は普通でも苦手なので大きなことは言えないが、ふたつの効果があると思う。
1,名前とメイン政策の周知効果。ともかく、知ってもらう。その意味では選挙カーと同じだ。 
2,反応と対話の双方向の効果。「これをやってくれたら考える」「ここは支持する」「この点の詳しい資料をくれ」などの反応とコメントは貴重だ。実際に佐賀の島谷ゆきひろさんの運動では、すぐにお宅にとどけてその後の広がりをつくりだしている例があった。

選挙がなければ見知らぬ他人に電話して話したりすることは奇異に感じられる。選挙中だけに、ある意味許されている習慣だ。

録音テープを流すというのは、上のふたつのうち、周知効果だけに絞っている。
「あなたの声や意見は、どうでもいいのです、総理大臣が電話を直々に電話をかけているのですから、ありがたがってくださいよ」という声が後ろから聞こえてくる感じがする。
そういう効果があり、敗因につながるとすれば、安倍晋三氏の地元の山口県でこそ、どんどん録音テープ電話をかけてもらいたいものだ、と安倍さん早く引っ込んでくれと願っている私は思う。
もっとも、佐賀では数人の人が、「これが案外ねえ、身近な人でも喜んでいる人と反発している人とが、半々なのよ」と言っていた。保守王国安倍独裁県・山口ではどうだろうか?

ともあれ、こうなると樋渡氏の落選は、他の原因も探さなくてはならない。
安倍自公推薦候補に「ノーを突きつけた佐賀の民意とは何か」を探るほうがいいのだろうとも思う。
posted by 村のトイレ屋 at 10:25| 山口 ☁| Comment(0) | 政治を考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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