2014年10月10日

クマラスワミ特別報告〜今日の山口県議会

祖父だったか、中学時代の恩師だったか

どんなに悪いことの中にも、いいことのひとつやふたつはあるものだ。
じ〜と見つめていれば、浮かび上がってくるから。
お前はおっちょこちょいの慌てものだけど、それさえ気をつければ伸びるよ。

と教えてくれた。

あまり思い出さなかったが、だからその分、教えに背く人生になっていて残念なのだが、昨日、ふと思いだした。

この文書を読んでいてである。
これは、山口県議会に提案されている文書で、すでに総務企画委員会で多数決で通過していて、今日の本会議で、これも賛成多数で決議される見通しだそうだ。

「慰安婦問題」に関する適切な対応を求める意見書案 

20141009性奴隷山口県議会意見書.JPG

5人の県議の提案である。
自民党系2派の議員。
公明党もいる。
合志栄一さんもいる。

内容は、朝日新聞の吉田調書「誤報道」を使った、日本軍の性奴隷制度の歴史の抹殺と侵略戦争の肯定である。最悪である。10年前だったら、自民党の議員も、公明党も、合志さんも、到底賛成しなかっただろう。
村山談話、河野談話の基本姿勢を原点から壊し、人権を踏みにじり、戦争を賛美するものだからである。

何故、今?
安倍政権への追従である。保身である。岩国基地強化、上関原発計画の推進など国の基本政策に協力すること、村岡・官選知事を支え、「地方創生」の口実で、そのおこぼれに与ろうという魂胆である。
安倍政権による超右派改憲クーデターに乗っ取られた自民党、利権の輪から弾き飛ばされることを恐れた「リベラル」自民党、追随し自分が庶民と平和に基盤をおいていたことを忘れてしまった公明党。

最悪である。
もう口も聞きたくない。

でも、なにか、了解できる接点はないか?
「国連人権委員会において、この吉田証言を証拠の一つとして引用したクマラスワミ報告書が採択されたことに等によって国際的な問題になり、我が国の国益が不当に損なわれることになった。」

うん、???
この文書は、クマラスワミ特別報告を認めている。それを否定しているわけではない。
ならば、この人たちと話は通じる。
論点は、ただひとつ、吉田証言の役割だ。
クマラスワミ特別報告の中での重さだ。吉田証言は、クマラスワミ報告書とそれによる国連人権決議のすべてを否定しさるほどのものなのか、ということだ。

読んでみればわかるが、吉田証言への言及は、報告書のなかでは4行にもない。
そして他の多くの証言、証拠をあげて調査報告書は書かれている。

すべてのみなさんが、原文にあたって確認してほしい。

アジア女性基金
http://www.awf.or.jp/pdf/0031.pdf

悪いことの中にも、いいことの一つやふたつはあるというが、
今度の山口県議会の決議提案は、クマラスワミ報告書を焦点にして県民に存在を教えてくれたということが一番大きな貢献かもしれない。

山口県議会 10月10日最終日の日程
ネット中継もあります。
午後1時〜3時半 
この中で論議されます。
傍聴をおすすめします。
午後4時から市民有志による記者会見が予定されています。(県庁記者クラブ)










posted by 村のトイレ屋 at 08:45| 山口 ☀| Comment(0) | 反戦・平和 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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