2014年09月21日

岩国基地、上関原発。この2大問題を個別課題といって総合計画では触れない県知事の意図は、どこにあるのか?

昨日の毎日新聞、山口版です。

http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20140920ddlk35010548000c.html
県総合計画:14?17年度素案まとめ 人口減少、最大課題に 基地や原発触れず /山口
毎日新聞 2014年09月20日 地方版

 県は19日、今年度から2017年度までの県政運営の指針となる総合計画「元気創出やまぐち!未来開拓チャレンジプラン」の素案をまとめた。人口減少と少子高齢化を最大の課題と捉え、62の重点施策を明記。一方、17年までに空母艦載機の移転が予定される米軍岩国基地や、中国電力が計画している上関原発の対応については触れなかった。【蓬田正志】

 村岡嗣政知事は4月以降、県民や地元企業、市町の首長との意見交換会を約20回を開催。これらの意見を参考に素案を策定したという。

 重点施策は産業や人材、地域など五つの大きなテーマに沿い▽明治維新150年に向けた観光需要拡大▽県民ぐるみの子育て支援▽UJIターンの推進??などを掲げる。村岡知事は、米軍基地や原発の対応を記さなかったことについて「プランは県全体の方向性を決めていくもの。基地や原発は個別の話だ」と説明した。

 県は10月中旬から1カ月間、パブリックコメントを受け付け、今年度中に策定する。
〔山口版〕

この記事を読んで、私は、頭に血がのぼってしまった。
「へぇ〜、そんなものなのか、基地や原発は、あなたにとって、個別の課題で山口県の全体の総合計画にはいりもしないものなのか、へぇ、その程度の扱いなんですか、この大問題を」
というのが、最初の糞害、いやこんなところで誤変換はだめ、憤慨だった。

しかし、気を落ち着けてさらに考えてみると、
県議会答弁で何度も、何度も、何度も繰り返した「エネルギー問題は国の専管事項」「外交・安保政策は国の専管事項」とは、言ってないようだ。
上関原発は、国が建てるかどうかを決めること、岩国基地強化や集団的自衛権の行使は国の決めること、県知事は、それをすすめるだけ。
そんな答弁を「この人はロボットか」という無表情なポーズで答え続けた。

それが、今回はないようだ。
もっとも、記者会見の席に私がいたわけではないから詳細は不明だけど。

さて、県の総合計画のなかに、岩国基地や上関原発計画が入っていないことは何を意味するのだろうか。
「もうそんなことは、やめました」・・・というのであれば、なんの問題もないのだけれど、もちろんそうではあるまい。
この状態をどうとらえればいいのか?

「お前、あほやなあ、単純な問題やないか。正面から賛否を問うような大問題とすると厄介なことになるから、進められるだけ進めておいて、既成事実をつくるのが政治家や官僚の手やないか、裏でどんどんやっているんやないか」と大阪から帰って来た友人が、解説してくれた。

「それと、大々的に少子高齢化対策だの、地方創世政策の歓迎だのと言って、結局、予算をとってくる、その代償が、岩国基地強化の協力や上関原発建設計画への協力やないか」
「表ではだれも反対しないような政策、裏では、県民が犠牲になる政治、これが、官僚の方程式や、覚えておき。」
「元の二井知事かて、阿知須のきららドームに、そのための道路整備、あれは上関をオーケーしたから国の予算がとれたんやで。3.11で反省して、上関の公有水面埋立は不許可にすると言ったのは偉かったけれど、今となっては後の祭り、最初からさっさと原発は山口には要りませんときっぱり言っておけば、今、こんなに苦しむことはなかったんや」

ふ〜ん、そんなものなのか。

そういえば、ちょっと前、沖縄から帰る途中に菅官房長官が岩国によって視察していた。
そのときの県知事と岩国市長の「へいこらぶり」の物腰が気になっていた。
なんだ、その揉み手をして、ご機嫌取りをする姿は・・・最初から「お金下さい、あとはなんとかしますから」という態度ではないか、と。

でも、こんなことで本当にいいのか。
結局、私たちは騙されて、
気がつけば、原発が瀬戸内海につくられて、海を放射能で汚し、
同じく基地がどんどん強化されて、気がつけば岩国だけでなく、基地機能は県域に拡大し、山口県全部が、まるごと戦争協力県になってしまうのではないか。

官僚の方程式に騙されるのは、もうやめにしたいものだ。

他に参考記事。
井原さんの指摘は、本質を突いてあまりある。ぜひ読んでほしい。

1,朝日新聞 
http://www.asahi.com/articles/ASG9L420LG9LTZNB00D.html
菅官房長官は村岡嗣政知事や福田良彦市長と懇談した後、岩国錦帯橋空港と岩国基地をそれぞれ視察した。長官は記者団に「(岩国が)極東でも有数の基地になる可能性がある。市民や県民の中で抱えている問題をできる限り共有したい」と語り、新たな交付金についても「何らかの措置をしたい」と述べた。

 福田市長は記者団に「大変有意義だった。(長官には)基地を抱える(市の)課題について認識を深めてもらった」。村岡知事は「(長官には)安全安心の確保と協力に見合う振興策をお願いした」と話した。(二宮俊彦)

2,読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamaguchi/news/20140918-OYTNT50117.html
菅官房長官は内閣改造で沖縄基地負担軽減担当兼務となり、空中給油機の移駐受け入れへの謝意を伝えるために訪れた。現状では対象が市町村に限られている米軍再編交付金について、「防衛施設の所在する都道府県に対し、国として必要な措置を講じる」と強調。村岡知事は「大変ありがたい」と応じ、会談後、「使い勝手のいいものが望ましい。県や地元自治体の状況を踏まえ、しっかりと検討してほしい」と語った。
 福田市長は会談後、2017年頃に予定される米軍厚木基地(神奈川県)から岩国基地への空母艦載機部隊の移駐について、「43項目の安心安全対策や地域振興策を国と協議しており、一つひとつ課題をクリアしていくことが大事。移駐の是非はその先にあると官房長官に伝えた」と述べた。

3,井原勝介さん 官房長官の岩国訪問
http://ihara-k.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-d60b.html
沖縄訪問後、岩国にやって来た菅官房長官の次の言葉が気になる。
「(岩国は)極東でも有数の基地になる・・・」
 空母艦載機60機が移駐すれば、120機のジェット戦闘機が運用されるまさに極東一の航空機基地になると言われてきたが、国がそのことを初めて認めた形。
 そんな中で、知事と市長は、「お金をくれ」の一点張り。
 お金で市民、県民の安全・安心を売り渡してしまって、恥ずかしくないのであろうか。  「最後は金目でしょう」と甘く見られている。

















posted by 村のトイレ屋 at 08:18| 山口 ☁| Comment(0) | あったか村 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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