2014年09月14日

ほんのメモ)伊東光晴著『アベノミクス批判』4本の矢を折る 評者 藻谷浩介さん

「えっ、アベノミクスは、3本の矢でなかったの?」

「そう、いつの間にか4本の矢にしてしまったのかなあ。、
藻谷さんの書評では『蔭からナショナリズムの矢』」と紹介されているよ。
第4の矢というのは、著者の導入した批判の視点なんだね」

「3本の矢の破綻処理を4本目の矢が行う構図かな?」

「そうなんだろうね、
でも、逆かもしれないね、4本目のことをやりたくて、出来もしない3本の矢で国民をたぶらかした。
経済的利益誘導で、4本目の矢に導きたいという理解の方が、実際に近いのではないかなあ」

「でも、経済破綻を戦争に訴える、戦争のできる国する、ナショナリズム、これは伝統的な方法だから、破綻の結果としての4本の矢ということもあるかもしれないね。経済だけでなく、国内のうまくいかないことをごまかして、外にむかって敵対心を煽り、戦争に動員する。」

「その辺を読んでみたいね。」

「あれっ、まだ読んでないの?」

「そうだよ、毎日新聞の書評を今朝、読んで知ったの。
書評だけで十分勉強になるよ。藻谷さんの迫力ある紹介に感謝したいね。」

「ふ〜ん、そうか、僕は暇だから図書館で探してみよう。」

「なかったらリクエストしておいてね」



参考:今週の本棚:藻谷浩介・評 『アベノミクス批判−四本の矢を折る』=伊東光晴・著
(岩波書店・1836円)
毎日新聞 2014年09月14日  ◇若者よ、集団幻想抜け事実を語ろう
http://mainichi.jp/shimen/news/20140914ddm015070011000c.html



一部引用
〜〜〜〜〜〜〜
それでも「デフレ脱却」と煽(あお)る声は大きいが、物価が上昇に転じた2013年の小売販売額は139兆円。12年の138兆円と変わらず、国民や中小零細企業の大多数は、経費がかさむばかりで恩恵の実感はない。他方で三本の矢の陰から放たれた「第四の矢」、すなわちナショナリズムを煽り戦後政治のリベラル路線を終焉(しゅうえん)させる戦略だけが、粛々と進行している。今に似た戦前の空気と、その後の戦争の惨禍を身をもって経験した世代である著者は、これに渾身(こんしん)の憂慮を表明する。

 評者も懺悔(ざんげ)しなければならない。心筋梗塞(こうそく)で生死の境をさまよう経験をされながら、命を削って発信を続ける著者の思いに、力足らずの後進のはしくれとして、よく応えられていないことを。若者よ、集団幻想を抜け出し、勇気を持って事実を語ろう。若ければ若いほど、真珠湾攻撃にも似て出口戦略のない無謀な金融緩和の、頓挫した後の世界を生きていく時間は長いのだから。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


posted by 村のトイレ屋 at 08:25| 山口 ☀| Comment(0) | 本の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。