2014年07月31日

検察審査会、「起訴相当」に思う



ずいぶん時間がかかったという感想が一番だ。
2012年3月18日に宇部市渡辺翁記念館で小出裕章さんの講演会を開いた。
小出さんが、その中で強く言った。
「政府、東電の責任者は全員、刑務所に入れるべきです」
会場の1600人の参加者から大きく強い拍手が沸き起こった。
それからでも2年である。
いつまで、この犯罪は野放しにされるのか。しているのか。

最近、日本社会の劣化が言われる。あるいは、社会のタガが外れてしまって、モラルハザードに歯止めがかからないのではないのか、という声を耳にする。
当たり前だろう。天下の大犯罪人がなんの罪を問われずに跋扈していて、倫理の軸が立つはずがない。
いや、倫理までいわなくても、あれだけの事故を起こし、およそ回収不能な放射能汚染を拡散した職業上のミスは、またたとえ人間が悪人でなくても、たとえ100歩譲って善意のミスであったとしても、その責任は刑務所に入る以外には償えるものではありえない。
しかも、この人達は、原発は安全で事故は絶対起こらないと言い続け、小出さんをはじめとする警告する専門家を圧殺し続けたのである。

今、福島では、原発事故責任者が誰一人処罰されないことをいいことに、原発安全神話のさらに変形として、放射能安全神話がばらまかれている。放射能と人の健康に関する科学が完全にねじ曲げられている。子どもや危惧する親たちを縛り付けて発言させないようにしている。
事故と事故の生み出したものが、さらに大きな犯罪を子どもたちの健康被害という形で生み出そうとしている。

遅い。あまりにも遅いと思う。それは、市民の声の反映の程度のに比例しているに違いない。
遅いけれど、事態は先へ進んでいることは確認したい。福井地裁の大飯判決に続く動きだ。訴訟団を支え、声を大きくすることを追求したい。




検察審査会:東電元会長ら3人「起訴相当」福島原発事故で
毎日新聞 2014年07月31日 11時38分(最終更新 07月31日 13時56分)
http://mainichi.jp/select/news/20140731k0000e040212000c.html

記事の一部を引用
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審査会は、地震の予見可能性について、東日本大震災以前の研究は科学的根拠に基づくもので、東電も研究を無視できないと認識しながら、対策費がかさむことなどから採用を避けていたとした。

 その上で、勝俣元会長は「東電の最高責任者として各部署に適切な対応策を取らせることも可能な地位にあった。従来の想定を大きく超える津波が襲来する可能性に関する報告に接していると考えられ、重要な点について知らなかったという説明は信用できない」と指摘。武藤、武黒の両元副社長も原子力担当として、2008年に、最悪の場合に15・7メートルの津波が発生するとの試算の報告を受けており、適切な措置を取るべき立場にあったとした。
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posted by 村のトイレ屋 at 23:05| 山口 ☁| Comment(0) | 脱原発ニュースファイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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