2013年09月10日

明日9月11日、「山口コミィティパワー」(仮称)公開準備会です。古屋さんのタイムリーな本の発行について。あわせて、私が珍しく自説を論じます。

古屋将大さん、(ISEP研究員)の本が、18日に発行されることになりました。
明日、11日の集まりに間に合えばよかったのですが、それはならず、
でも、アマゾンなどで予約受付がはじまっています。

古屋「コミュニティ発電所」.JPG

自分たちの地域でエネルギーを生産し消費する。
地域でのエネルギーと経済の循環を作り出す。
私は、とても大切なことだと思っています。

脱・反原発の活動領域は、多岐にわたっています。
それぞれ専門分化してちょっとどれも相当な勉強が必要です。
でも、普通の市民がとくに専門家でもない私たちが、生きていて係ることは、次の三つではないかと私は考えて整理しています。(あくまでも、私個人の整理です)

第1は、振りかかる火の粉を払う取り組み、すなわち、3・11によって環境中にばらまかれた放射翁汚染から身を守る活動です。とくに福島と東日本の子どもたちには、罪も責任もなく、なのに放射線管理区域以上の汚染地帯に住まわされています。この子どもたちを放射能から守る取り組みは、一番急ぐ課題です。私は、宇部で開かれた小出裕章さん講演会で「どの子も幸せになるように」という小出さんの提起と私たちの確認を保養や避難・疎開の支援で、実現したいと思っています。

第2は、これ以上、原発をつくらせない取り組みです。再稼働をとめることも含まれます。とくに、上関町祝島の島民のみなさんの30年のたたかいを決して水泡に帰してはならないと思います。瀬戸内海が今日、今の福島と同じ汚染水問題が発生し、福島沖―太平洋の海洋汚染のようになったらどうなるか。閉鎖性水域である瀬戸内海は全滅です。魚を食べることができないのはおろか、海岸線に住めるかどうかもあやしくなります。その危惧を防いでくれているのが祝島のみなさんの30年のたたかいです。

3つ目が、自然・再生エネルギーの課題、とくに地域にエネルギー自給の動きを作り出すことです。このことでは、論議が様々あるようです。私の頼りしている小出裕章さんも火力発電が十分あるから自然エネルギーなど考えなくてもよいと語っています。でも、私は、自分の頭で考えてみて自説をもっています。

以下、3つ目について概要を書きます。
エネルギーの技術論は、さまざまでしょう。それらは専門家にある意味任せます。とくに、現代の工業製品を使わざるを得ないこと、その限界や限界を乗り越える課題は、しかるべく専門家を信頼します。何もかも自然素材でなければいけないという制約条件は、今の段階では取りません。可能な限り環境負荷を抑え、自然生態系を無用に破壊しないという、現代、私たちの社会が到達している基準でひとまず十分とします。(原発はすべてが例外的に基準外だし、生態系環境破壊の質と規模は、問題外です。福島原発事故が衝撃的なのはそのためです)そのかわり、その逸脱には厳しく対処する必要があると思います。山口県島根県境の三ツヶ峰での風力発電建設問題は、その逸脱に該当すると思われます。これについては、別途書きます。

そのうえで、一番の問題は、「社会と技術」「社会システムとエネルギーの生産・消費」のつながりです。エネルギーの問題を(技術だけの問題を)単独で取り出すことはできません。これは、食や農でも同じだあろうと思います。

 詳しくは、別に譲りますが、私がトイレや糞尿資源化のことを考えていて行き着いた結論は、技術そのものと同時に、必要悪を数多く含む技術を要求する社会そのもの、とくに都市の集中の問題でした。中央と地方のつくりだした問題と言ってもいいし、都市の巨大化と農村の疲弊といってもいいでしょうが、地域の自立・自律なくしては、問題は解決しないだろうということでした。

今、エネルギーにおいて、巨大資本はこの時とばかり、太陽光発電の設置に走っています。その利益は地域に落ちまわるのではなく、再び大手資本をさらに太らせるために大都会へと吸い上げられています。地方は、第一次生産物(農林水産物)を都会にとられ、手塩にかけて育たた子どもたちも奪われ、しかも今、自然・再生エネルギーの御旗のもとに、自分たちのところでつくったものを買わされ使わされ、利益も地元でなくて東京へ行ってしまう構造。
これを変えること、ここに尽きます。

そして、その実践は、限界や初期的な不十分さをもって試行錯誤のなかから創りだされるものと確信しています。それが、私にとっては、コミュニティパワー、小規模市民発電です。
(いずれは、糞尿資源・バイオマスで技術的にも参入したいと思っておりますが、それは次の課題です。)


一緒に考え、賛同できる方は、明日開かれる集まりに是非おいでください。

まずは、小規模で、それぞれの思いを込めて論議しましょう。



以下、案内を再掲載します。

地域でつくり、地域で使い、地域を元気に!
「山口コミュニティパワー」(仮称)の立ち上げに ご参加を!                  

 本年2月25日、宇部市ときわ湖水ホールで200名を超える人が集まって、国際会議「ISEPコミュニティ・パワー会議2013」が開かれ、世界・日本の先進事例を学び、山口県内での模索と研究が始まりました。他方、昨年始まった再生可能エネルギーの固定価格買取制度により、県内でもメガソーラーや風力発電建設のニュースに触れる機会が急速に増えてきました。しかし、そのほとんどは県外大企業のもので、売電利益もほとんどが県外へと流れ出しています。

 そこで、私達は、湖水ホールで確認された「コミュニティ・パワー3原則」※に則って、「山口県民が自分たちの力で、自分たちのお金を使って、自分たちの仕事を生み出しながらエネルギーの地産地所有」を実現する「山口コミュニティパワー」(仮称)を立ち上げることにしました。議論から一歩具体的に踏み出します。その公開説明会を以下のように開催します。
 ぜひ、お誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。

                    記

【日 時】  2013年9月11日(水) 19:00〜20:30
【会 場】 宇部市シルバーふれあいセンター 第3講義室 宇部市琴芝町 TEL0836-38-7000     
【参加料】 無料
【プログラム】 
   1.「今、なぜコミュニティパワーか?」   飯田哲也
     山口準備委員会アドバイザー  認定NPO環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長
   2.「コミュニティパワ-の仕組み」 平尾譲二  山口準備委員会事務局
   3.公開議論:「山口コミュニティパワー」(仮称)準備委員会の各地区賛同者
   4. 参加者からの自由発言 
   なおイベントの模様は、当日、UST配信により全国にネット中継される予定です。

【主催】 「山口コミュニティパワー」(仮称)準備委員会
【問い合わせ】  ando-maipenrai★nifty.com  電話 080-6331-0960(安藤 公門)
★を@(半角)にしてください。

【WEB参照】 社名募集にもご応募ください。http://p.tl/d8yU

※コミュニティ・パワー3原則
 【所有】 地域の利害関係者が、大半を所有する。
 【意思決定】 地域に基礎をおく組織によって行われる。
 【分配】 社会的・経済的な便益の多数または全ては地域に分配される。

posted by 村のトイレ屋 at 13:33| 山口 ☁| Comment(0) | 行事の予定:遊び、学び、遊ぶ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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