2012年05月08日

北九州市のみなさんへ、新たな安全神話に騙されています

北九州市は、石巻市の「瓦礫」放射性廃棄物を引き受けると決め今月20日21日に試験焼却を行うことにしたそうだ。
検討委員会では全員賛成だとか、反対意見や疑問すらない人選なんだ、これにもびっくり。

さらに驚いたのは、市役所環境局発行のチラシだ。
自然放射能のことを書いて、あと、福島原発事故のことも、そこから拡散された放射性物質のことも、何も書かれていない。まるでこの世は太平。「死の灰」と放射性物質が呼ばれていることもまったく触れられていない。
そして、なんといっても恐いのは、低線量の内部被曝が人体に与える影響についても一言も書かれていない。「放射能は安全ですから心配しなくてもいいですよ」とだけ言いたいだけのチラシになっている。
安全な放射能はない!
これが現在の科学の知見だ。
それを紹介して批判するならまだしも、それすら行なっていない。
そんな学会の定説すら存在しないかの如くだ。
これが全国の自治体が手本とし、環境先進都市を自負する都市のやることか。
市民から考え判断する材料の提供を完全にサボっている。いや、隠している。

ベクレル、シーベルトの説明がのっている。
ベクレルは、炎の強さ
シーベルトは、体の温まり具合
と説明されている。
「まあ、放射能って、ほんわかしてていいわねぇ〜」という感想を期待してイラストを描いているのだろうか。
体の細胞を破壊し、人体に損傷を与える、人の一生を台無しにするばかりか生命すら奪ってきたことなど何ら触れられていない。
東京電力福島第1原発の事故以前には、原発は事故を起こしません、といい
事故が発生して放射汚染が東日本に広まって以降は、放射能は安全ですの神話の流布に精を出す人たち。
環境先進都市の環境局が、こんなチラシを配布するとは驚いた。
原発マフィアの連中に魂を売ったのか、もともとその仲間だったのか、
市民としては検証が必要だろう。

偏西風の風下に住む私達山口県の住民は、こんなチラシに騙されるものではない。
直接の脅威になるからだ。
島田市の実証実験でも、バグフィルターで取れるのは60%前後とされている。
風や雨の降り方によっては、ホットスポット的なゾーンが生まれる。
この点だけからも、私たちは焼却試験と「瓦礫」受入に反対する。

なによりも、焼却場が市内3箇所とも、100万都市のどこにも影響することだ。
北九州市の子どもや妊婦への影響が本当に心配だ。
こんなチラシに騙されて、「安心して気楽に」被曝するのかと思うとぞっとする。

北九州市の市民のみなさんの再考と検討をお願いしたい。

参考:市の出しているチラシ
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000112103.pdf










posted by 村のトイレ屋 at 11:32| 山口 🌁| Comment(4) | 上関原発白紙撤回。避難移住者支援。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回の北九州市の判断には失望させられました。ガレキの試験焼却…どうぞなさってください。そしてご自分たちの判断がどのような結果をもたらすのか(正確に言えば『もたらす可能性があるのか』)をその身をもって知れば良い。
また、この放射能汚染問題が東日本だけのことだとまだ思っていらっしゃる方々もその無関心の結果をご自分達の身体で、また大切なお子様方の身体でお試しになれば良い。

確率の問題ですものね。ロシアンルーレットでご自分が当たらなければ、それは単に他人事で済む話ですものね。

無知・無関心はもはや罪です。
後になって「自分は知らなかった」、「なんだか話が難しくてよく分からなかった」なんて言い訳はお笑い種でしかありませんよ。

北九州市でガレキ焼却が始まれば、もうその周辺の食べ物は買えません。食べられません。もちろん帰れません。

どうか無傷でいて下さい。どうか、どうか、どうか…無傷でいて下さい。
西日本は無駄に汚染される必要はありません。
似非『絆』に騙されないで下さい。

ブログオーナー様、感情的な内容になっています。不適切な場合は削除して下さい。
Posted by みーちゃんのママ at 2012年05月11日 00:12
コメントありがとうございます。
昨日は、説明会に100人近くが集まりました。
多くの人が受入れと焼却試験の中止を求めて発言しました。
ここに希望があります。
宇部からは、7人(子ども2人)が参加しました。
近隣自治体住民が強く抗議していることを伝えました。

宮城県ー仙台の汚染は実態が明らかになっていないのではないか、汚染地図が空白のようになっているが、実際はどうなっているのか。
友人がいるので危惧しています。
郡山の小学校のように、1年1ヶ月たって「実はホットスポットがあった」と明らかにされるのではないか、疑っています。

せめて山口ー西日本を守っておきたい。
取り組みを強めます。


Posted by 安藤 at 2012年05月11日 07:21
いつもブログを愛読させていただいています。

宮城県は高濃度に汚染されているという報道を先日読みました。石巻市は仙台市が瓦礫の受け入れを表明しているのに、なぜはるばる北九州に持ってくるのでしょうか?

石巻市は山口県萩市にも瓦礫の受け入れを持ちかけています。

試験焼却で静岡県島田市は松葉からセシウムが30%増えてしまいました。試験焼却でも一度出た汚染は取り戻せません。そして影響は北九州市にとどまらず風向き次第で山口県やその他の県にもくるでしょう。安心安全な食材を守りたいです。

それがほんとの被災地支援だと思います。
Posted by ぱわふる at 2012年05月11日 20:15
石巻が何故ガレキをばら撒くのか?
そうですよね。何故でしょうか?正直、私には分かりません。理解もできません。仙台市がガレキ処理の受け入れを表明したにも関わらずですからね。何故でしょうか?

木下黄太氏の講演会やブログをご存知でしたら仙台市の汚染状況も多少はお分かりだと思います。
民間人による土壌調査でも37000Bq/m2を超える場所があります。決して安心な街ではないんです。もちろん何処もかしこも危険!というわけでもありません。数値が低い場所もあります。
ですが宮城県においては引越しや週末避難といった方法は真剣に検討・実行する必要があると私は思います。毎日の生活では当然のように内部被曝にも気を使い、周囲の無理解とも戦っていくことになります。
つくづく思うのは、自分の大切な家族や自分自身を守るのはやはり自分ということです。誰かが守ってくれるわけでも、時間が解決してくれるわけでもありませんから。

北九州市がガレキ処理を始めれば、私は安心して帰れると信じていた故郷までも失うのですね。
そんなに金が欲しいのか、北九州市。お前には『志』がないのか…。
Posted by みーちゃんのママ at 2012年05月12日 23:48
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。