2012年03月31日

これが小野湖だったら!ふたつの事例

先日3月18日宇部での小出裕章さん講演会のあと、「水道への放射能汚染はどうなっているのですか?」という質問を受けた。ほとんどの水源は、ダム湖などのように閉鎖性水域になる。濃縮される心配が絶えずある。

ここで、ふたつの事例から考えたい。

ひとつは、霞ヶ浦の放射能汚染の測定について、
もう一つは、がれき受け入れを行なっている静岡県島田市のがれき処理のあとに出る飛灰管理施設の水の流れの実態についてである。


アサザ基金は、霞ヶ浦の水質改善のために植物を使って多くの努力をしてきた団体として、水処理に関わるものなら誰でも知っている著名な団体だ。
そのアサザ基金が、放射性物質の測定を行ったという記事が掲載された。

水道への懸念としかまだ書かれていないが、問題は大きな意味を含んでいる。
水道関係の記事としてメモしておきたい。
これが小野湖だったら、私たちは驚愕して水道の蛇口をひねることができなくなってしまうだろう。

島田市の例。
小出裕章さんのお話を聴く会のスタッフブログで紹介されている。放射能専用施設に隔離管理されていない放射能の取扱いは、必ず周辺環境に漏れ出すのだ。一般廃棄物であれ、産業廃物であれ管理型で遮蔽され底はシートで遮水しているといっても、雨水をどこかで出す以外にない。
それは、湖沼であれ、河川であれ、必ず飲用水の心配、水道の危機としてあらわれる。


山口県防府市では、瀬戸内海で陸揚げして港(三田尻・中関)で管理し、周辺市町にも協力を仰ぐといっているが、処理施設・管理施設周辺の河川か海を放射能で汚染することは必至だ。
これは風評被害でななく実際上の汚染と被害になるのだ。

防府市や山口県には放射能の専門家もいなければその専用施設もない。
福島県や茨城県のような放射能汚染の心配をなぜ持ち込むのか。
とんでもない間違いだ。
東北・東日本の汚染エリアを守り、食料や避難場所として西日本を確保するためにも、瓦礫(がれき)の広域処理は行うべきではないことを強調しておきたい。放射能の汚染が目に見えないことが悪用されている。

参照
小出裕章さんのお話を聴く会 スタッフのブログ
http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/a72b78a8d80ad7904e11265d10489fb1
島田市飛灰の管理の実態



茨城新聞3月31日
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13331246933356

以下引用

土浦・備前川の川底土壌から9550Bq アサザ基金が測定

東京電力福島第1原発事故に伴う放射能汚染で、NPO法人アサザ基金は30日、霞ケ浦に流入する河川で今月実施した放射性セシウム濃度測定の速報値を公表した。備前川(土浦市)の1地点で川底の土壌から1キログラム当たり9550ベクレルが検出されるなど、これまでに6河川、14地点の土壌から検出された。

同基金は30日までに、霞ケ浦流入56河川のうち、34河川、42地点から底泥などを採取。水を含んだ状態と乾燥させた状態で放射性セシウム濃度など測定した。速報によると、セシウム134と137の合計は、備前川の小松橋付近の岸寄りの川底土壌から乾泥1キログラム当たり9550ベクレル、川中央寄りから同5430ベクレル、清明川(美浦村)の勝橋の河川敷から同6250ベクレルを検出するなどした。

詳細な測定結果が出るのはこれからになるが、放射性セシウム濃度は川の上流より下流、さらに河口近くで高まる傾向にあり、同基金は水道水などに利用されている霞ケ浦への蓄積を懸念する。

同基金の飯島博代表理事は「放射性物質の中間処理施設に厳重に保管されなければならないようなものが、河川に放置されていて、それが霞ケ浦に流れ込んでいる状態」と危機感を募らせ、「行政は早急に措置を講じる必要がある」と指摘している。

同基金は、県霞ケ浦環境科学センターで4月1日午後2時から開催するシンポジウムで今回の測定結果を報告する。


posted by 村のトイレ屋 at 21:56| 山口 ☀| Comment(0) | 水処理倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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