2012年02月20日

「じわ〜と効く薬」

2月16日(木)環境サロンで行われた安渓遊地さんの報告。

ある人の感想。
「文化人類学者ときいたのでなにか難しい話があるかとおもったら、身近なことからゆったりと話をはじめて、感覚と感性を大切にした話で、わかりやすかった。じわ〜と後で効いてくる薬のようだ」

な〜るほど。
うまいこと表現しますね。
安渓さんのお母さんが「非国民」と言われていたこと
津野幸夫さんの祖父が、百姓としてアメリカの刃物(剪定バサミ)をみて「こんな農具に立派な鋼を使う国に戦争で勝てるはずがない」と思ったこと。
祝島の人たちは、孤立した自己完結の世界にいるわけでなく、「世間師」として広く世界をみて判断していること。
その中には、原発労働者として原発の現場で危なさを体で知っている人がいたこと・・・

多くの事例が、具体的な現場でのするどい判断のもとになっているのでした。

話は、変わりますが、昨日、小出さんの講演会のチケット売りなどを手伝いたいという人が銀天エコプラザに見えました。
お話をきいてみると、昨年3月の小出さんの講演会を柳井市で聴いて感動し、ぜひ宇部でも開きたということでした。
すでにチケットを20枚近くさばいていて、さらに本格的に取り組みたいので、とおっしゃっていました。

よく考えてみるとこんどの小出さんの講演会を開こうといったのも、それなら私も一緒にやるといったのも、3月の柳井市や5月の周防大島町の講演会を聴いた人たちが多くいたのでした。

後でそれぞれ話してみると、私がなにやら小出さんに講演前に熱心に話し込んでいたことを目撃されたいたり、えらくしつこく質問して小出さんを放さないなあと思って見ていた女性が、今スタッフブログを書いていたり、
本のサインをもらってうれしいそうにしていた人が、チラシを配りポスター貼りを依頼して動いています。

安渓さんだけでなく、そうだ、小出さんのお話も、後でじわ〜と効いてくる薬で、ほぼ一年たった今、私たちは、もっと多くの人に小出さんの話を聴いてもらいたいと走りまわっているのでした。

面白いものですね。まあ、そんな個人的な感想はともかく、昨年3月11日の事故が、終わりに向かって解決するどころか、ますますひどくなっていってることが、やはり根っこにあります。
事故がおこった。
人間のコントロールできないことを人間がやってしまった。
おごりが明らかになった。
では、どうするのか?
この問題を40年も考え訴え続けてきた小出さんに話を聴く以外にほかに誰もどうすることもできない、方向をさぐれないのが現実です。

本当は、なにか放射能対策の即効薬がほしいですが、じっくり世論を変えていくには、あるいは原発をめぐって怒り渦巻く世論に形を与えるには、小出さんの話を腰をすえて聴いてもらう以外にないのかもしれません。

そんなことを考えながら、今日もポスターを貼り、チラシを配って歩きます。
ゆっくり効く薬、500円は安いですよ、しかも身近な宇部で。


posted by 村のトイレ屋 at 11:56| 山口 ☁| Comment(0) | 3・18小出裕章さん講演会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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