2006年09月20日

化学傷害の放送(NHK)

NHKの今朝のニュースで「シックカー」を取り上げていました。
新車のあの独特の臭いが、化学傷害(化学物質過敏症)をもたらしているというものです。今夜には、人気番組、ためして合点で「シックハウス」を取り上げるそうです。
報道が増えることは、認識が社会的に広がることで歓迎すべきですが、でも当事者にとっては上滑りで終わらない根本的な解決策が望まれます。

車についていうと、既に多くの化学傷害者にとっては、新車と車検が終って車内清掃されて塗料が塗布された車は、乗ることも運転することも出来ないものでした。今朝の放送では、大阪府立公衆衛生研究所が本格的な調査に乗り出したことがいわれていました。トルエン、エチルベンゼン、キシレンなどが内装材や接着剤に使われていて、いずれも基準内であるが、使用される化学物質の種類が250種類にも達して、総量として人に害を及ぼすものになっていることが指摘されていました。
量だけでなくそれぞれの複合的な合成・相互の反応と別の物質ができることることは誰にでも想像できることです。
車の高級化高気密化と接着剤の多用が原因とされていました。

一方、車のメーカーでは、
実は既に5年前に研究と対策をはじめており、
十分、危険性を知っていたということですね、
真夏の密閉した車内の空気を集めて分析したり、全部品とそれぞれの接着剤の点検を行ってきたそうです。その結果、天板パネルがもっともトルエンが多く、今後は接着剤を使わない工夫などがなされているそうです。換気に活性炭フィルターを使うなどということも放送されていました。

放送は、最後に「来年4月には新基準の車が発売されるので、それまでは気分が悪くなったら、窓をあけるなどして走ってほしい」とむすんでいました。

私、なんでもかんでもひとこと文句をつけたくなる性格のものでなくて、どちらかといえば温順な人間ですが、この放送を聞きながら「なんだかおかしいぞ」と思い続けてきました。なににおかしいと思ったのだろうか?
そうですね、やはり5年前には既に車メーカーによって「車が化学傷害の原因になっていることがわかっていた」ということですね。

メーカーでは、自覚されていたのです。
大阪府の研究所にしても、「あやしい」という推論はもっていたはずです。
それなのに、社会的なアナウスはされずに販売されていた。
その間、化学傷害の人は、「そんな新車を嫌うなんて、もったいない、あの特有な香りがあるから新車を買うのに」と友人知人から、また販売員から冷笑されてきました。無理をして知らずに乗り続けてきた人は、より悪化させているでしょう。
基本的に個々の自衛の責任に任されてきたのです。。
「知らなかったらエライめにあうぞ」という不信感というか気持ち悪さですね。
この問題は、他の乗り物についても、多くの化学物質を使う分野全体にいえることでしょう。みなさんは、どう思われますか?


それと、やはり「過敏症の人」という言い方が気になります。
ごく一部の特異体質の人に限定したがっている意図を強く感じます。
誰にでもかかる可能性をもっています。
だから、私たち、あったか村ではみんなの課題として、避難住宅(小屋)を建てようとしています。このあたりのことも、みなさんのご意見をうかがえればと思います。


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posted by 村のトイレ屋 at 09:46| 山口 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 化学傷害(化学物質過敏症) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うちも一昨年、新車にかえたのですが、もう臭くて臭くて、頭が変になりそうだったので、ずっと窓開けっ放しにしてました。
みんなにそれをいうと、やはり「あの匂いがたまらないんじゃない」と言われました。

「過敏症の人」ね。まあ、「マイナー」なうちはそういうものかもしれませんね・・・・
Posted by はたかおり at 2006年09月20日 15:11
新車を手に入れたという喜び
独特の臭い
が、意識に刷り込まれていて
ずいぶん危険なことをしていたんですよね。
Posted by へちまや at 2006年09月21日 20:37
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