荒唐無稽か、インチキかと訝ったが、
読んだら現実性のある話だった。
1,考え方、コンセプト、
2,「譲りあいセンター」と言う場所と仕組み
3,継続する信頼関係
地方都市や都市近郷の農村地帯ではどうか、
あと必要なのは、無料の医療機関だ。
ただで見てくれる医者だ。
それと旅行ができないかもしれない。
それはどうしているのだろう。
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http://rocketnews24.com/2011/07/11/111350/
LIVING without MONEY
そんな彼女の人生に大きな変化が訪れる。1989年、2人の子どもを連れてドルトムント市に引っ越したときのこと、彼女は多くのホームレスの姿を目の当たりにし、衝撃を受けた。彼らのために何かできないかと思案した末に、1994年「譲り合いセンター(Give and take central)」を設立する。
これは、お金を使わずに価値を交換する施設である。たとえば、古着を台所用品と交換できたり、車に関するサービスを提供する見返りに、配管サービスを受けられたりなど、価値と価値を交換することができるのだ。この施設は、数多くの失業者の助けとなり、彼女のアイディアを真似した施設が、ドイツに多数誕生した。
お金にはならなくても、知恵や技術を持ち合わせた人が集まることにより、お互いを助け合うコミュニティが形成されたのだ。
この成果から、彼女は暮らしていくのに、「お金」は本当に必要なのだろうか? と疑問を抱くこととなった。自分が欲しいもののために、相手に貢献することこそ、本当の仕事だと理解したのだ。
そして、お金のためだけに働くことが、精神的・肉体的に苦痛を伴うとはっきりわかり、施設設立から2年後に仕事を辞めることなる。さらに、子どもが大きくなり家を出て行くと、不要なものはすべて廃棄、アパートさえも引き払ったのだ。
お金を手放し、仕事を手放し、家さえも手放した彼女。しかし暮らしていくのにはまったく困ることのない、自由な生き方を手に入れたのである。当初は1年間だけの実験であったはずが、すでに15年間も続けている。
彼女が暮らしていけるのは、「譲り合いセンター」があるおかげだった。ここに物々交換所であるだけでなく、宿泊施設も備えていた。さまざまな雑用をこなせば、寝泊りすることができる。また、彼女を迎えてくれる家庭も少なくない。というのも、施設を作ったおかげで失業者たちは自らの技能を活用できるようになり、また出版したおかげで、豊かな生活を送れる人が増えたのだ。彼女に感謝している人の数は計り知れない。
中略
そんな彼女は普段、スーツケース1個で生活している。必要なものはそれだけ。緊急時のために200ポンド(約2万2000円)を蓄えている以外は、すべてのお金を寄付している。著書やドキュメンタリー映画の売り上げもすべて寄付しているそうだ。
1つだけ問題があるとすれば、それは健康保険を支払っていないため、病院に行けないことだ。病気やけがの心配があるのだが、彼女は自然治癒力で、治すと豪語している。
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以前、自分のブログに妄想ちっくに書いたことがありますが、
既に実現していた人がいたとは……。
これ、今日の私のブログでもネタにさせていただきます。
終日、どこかにインチキはないか、変なところはないかと疑心暗鬼で睨んでいます。
よく読んでみると、この人、金を使わないで
稼いでいるのですよね。
収入があって寄付までしている。
もう一つ気付いたのは、人にすすめていなくて(たぶん)、自分一人で無銭生活を送っていることですね。
さらに今考えているのは、
1,私に出来るだろうか、やるとすればどこから手をつけるか。
2,友達がこんな生活をはじめたら自分はどうするか。
です。
ふっと思い出したのですが、私の祖父は晩年、こんな生活だったような気がします。