2010年04月05日

日本式竈(かまど)。岸田袈裟さんの死を悼んで。

炭焼き作業には、煮炊きが不可欠。
昔の竈(かまど)をつくるのは、どうでしょうか。
あったか村で煮炊きするのに今は、簡単な即席竈をつくって
います。ブロックや石を組んでいます。

そこで和風の竈をつくろうと仲間で相談しています。
それに、日本の農家に昔からある竈です。
これは、たいていふたつの炊き口と
鍋や釜をふたつ置けるようになっています。

真ん中に、「どうこ」と呼ばれる湯沸しと湯を保存するものが
あります。使うたびに、湯が沸かされるので衛生的です。
どうことは、銅壺と書きます。
火鉢などと並んで、日本古来の道具の一種です。

この日本の今は、民俗博物館や郷土資料館にしかないような道具を
アフリカのケニアで、衛生・環境の改善に普及させて生かしたのが
つい先日、お亡くなりになった岸田袈裟さんです。
簡単に竈を作れて、煮炊きすることが効率よく出来るようになった。
(薪の量が、半分ですむようになった)
沸かしたお湯が保存できているので、衛生的になり病気が減った、といわれています。

岸田さんはまた、藁ぞうり(これも日本古来の技術です)の普及もすすめ、子どもたちが裸足による感染症になることを防いでいます。
日本の在来のローテクが、衛生環境面で生かされた・・・・

それも、アフリカ現地の材料で、現地の人が自ら作れる方法で。

岸田さんの発想にどれだけ勇気づけられたか、言葉ではいえません。
私は、いつかはお会いしたいと思っていましたが、果たせぬまま訃報を聞くことになってしまいました。

私たちのあったか村のトイレも日本古来の知恵(「肥溜めと畑の知恵」)を生かしたものです。

NPO法人シャンティ山口の活動を通して、タイの農山村・世界の農山村に広げたいものとおもっています。

参考
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030101000834.html
岸田袈裟さん死去 「少年ケニヤの友」副理事長
 岸田 袈裟さん(きしだ・けさ=NPO法人「少年ケニヤの友」副理事長)2月23日午後8時31分、転移性がんのため盛岡市の病院で死去、66歳。岩手県出身。自宅は東京都日野市日野3020の2。葬儀・告別式は近親者らで済ませた。
 ケニアに30年以上住んで栄養学の調査研究やボランティア活動に取り組んだ。岩手県遠野市に伝わる技術を生かしたかまどで衛生的な水を確保、乳幼児死亡率の低下に貢献した。94年から03年まで国際協力機構(JICA)専門家。07年に遠野市民栄誉賞受賞。

posted by 村のトイレ屋 at 16:03| 山口 ☁| Comment(0) | あったか村 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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