2009年10月06日

産廃事例5――岐阜県御嵩町の場合、10年の構え

●2009年08月24日(月)に「うべっちゃ」に書いたものですが、ここにも載せておきます。
●産業廃棄物処分場問題のカテゴリーを新しくつくりました。




ここのホームページをご覧ください。
NPO法人みたけ・500万人の木曽川水トラスト
http://homepage3.nifty.com/mitake/
賢明な読者のみなさん、うべっちゃのみなさんなら、このホームページを丁寧に読まれるだけで、私たちにとって、宇部の活動にとって大事なことを吸収されると思います。

私は、さしあたり次の三つを指摘しておきます。

1、長期・持久的な心づもりが必要なこと。一発勝負ではないこと。
先日、お会いしたゴミ弁連の弁護士さんにしつこいほど言われていました。「もぐらたたき」のように、一度おさまったと思っても、時期を見て復活するので、短期・一発で終るようなことはない、と教えてもらいました。実は、岐阜県御嵩町の事例は、森林トラストと産廃を阻止した事例として想定していました。しかし、「水トラスト」のホームページ表紙をご覧になるとおわかりのように、
「御嵩町産業廃棄物処分場計画地利用指針検討委員会による とっても危ない「基本的考え方」 という最近の検討委員会の動きに警報を鳴らしています。事業者、町議、県などの動きが、またぞろ、産廃処分場を復活させようとしています。
1991年に問題がはじまり、96年の柳川喜郎町長への襲撃(最近、本が出版されましたね)、97年の住民投票条例の採択と実施などをへて、産廃処分場問題はもう終結したとばかり私などは理解していました。そこへ今年になってまた動きがはじまったのですから、まさに弁護士の先生の言われた通りの持久性が求められるということですね。

2、御嵩町の住民の下流の人に対する責任の高さです。
御嵩町の産廃計画地は、木曽川に50メートルというところだそうです。しかも、御嵩町民は木曽川のその水を飲まないため産廃が出来ても水の被害はない位置にあります。よく知られているように、当初、計画ををすすめた元町長と役場は、53億円の協力金を事業者からもらう協定を結んでいました。柳川町長になって、事実調査と住民の意思表示で反対運動が昂揚します。それは、民主主義の学校とも評価されました。

3、森林トラストの運動の持続性です。
水トラストのホームページの連絡先は、名古屋市になっています。
つまり、木曽川の水系を利用する人(500万人と言われている)が、自分たちの問題として、水源地の問題をとらえ、水源の森をつくり、土地を入手して、月に一回土日を利用して定期的に集まり、さまざまな活動を行なって、自主的な水源保全活動を行なっています。
アルバム参照。

私たちは、ここに一定の打開の道があると考えます。
水源地の人びとに一方的に犠牲を要求するのではなくて、水源そのものは都市住民こそ恩恵をこうむっています。川は、命の水を運び、森はその水を作ります。水源の水は、もともと都市住民の責任範囲にあるものです。その地域の人びとや林業家に任せてすますものではないと思います。

先日の山口県をはじめ多くに地域で記録的な集中豪雨がありました。
雨量が今までになく多いということもあるでしょうが、ある林業家は、
「土砂崩れは起るべくして起った、今の山の手入れの現状ではそれ以外にいいようがない」と語っています。

手入れの行き届かない山は、荒れて行く。見捨てられてしまい、経済的な価値を失っていく。そして、ごみ捨て場から産廃処分場にされていく。二束三文の山と思われていたものが、業者によって高額を提示される。日本の中山間地、水源地の現状だと思います。

もとより、一市民にしか過ぎない私たちに、大きなことができるはずもありません。ゴルフ場の問題や廃棄物処分場の問題が起る度に、水源地におもいを馳せ、
「なんとかできぬものか」と水道の蛇口をひねる度に思い、水の味が悪くなる一方で、このままでは将来はどうなるのかと考え込んでしまいます。

私たちは、水トラストのような取組みが、市民有志の力によって個人個人がそう無理をしないでもできると思うのですがどうでしょうか。
とくに、未来可能性のある持続的な運動には、適しているように判断されます。10年型運動体として適しているのではないかと思います。

みなさんのご検討をお願いしたいと思います。



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posted by 村のトイレ屋 at 12:34| 山口 ☔| Comment(0) | 小野湖・産業廃棄物処分場問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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