2009年09月30日

母体汚染と化学物質の調査>水源地に産廃への危惧

読売新聞に次のような記事があることを化学物質過敏症の「ぼやき」こと村田知章さんにmixiで教えてもらった。


10万人胎内の化学物質影響、子ども12歳まで調査
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20090927-OYT1T00915.htm

末尾に全文引用しておく。

1、村田さんは、大人にも調査の対象を広げるべきだと言っている。賛成だ。すでにこの問題は、有吉佐和子著『複合汚染』でも触れられていて
50年は経過している。
2、胎内汚染は、水俣病やカネミ油症で社会問題として焦点化した。
従来は、「へその緒をきれば汚染は断ち切られ、母体から子供へは移行しない」とされていた。実際は、まるでちがった。むしろ母体に蓄積された化学物質が胎児にほとんど移行するという説も出されている。

3、そして問題は、社会的に注目を浴びる大きな公害事件だけでなく、日常的な食品・空気汚染などの環境要因から、母体と胎児に影響を与えているのではないか、化学物質多用・氾濫の生活環境の影響を受けているのではないかという指摘が為されるようになってきた。「子ども達がおかしい」という見聞は、日常的な会話では多く語られている。
今回の環境省の調査は、そうした意見に押されたものと思われる。

4、水は、毎日飲むものである。食生活の中心だ。
この視点から、産廃処理場の問題を考えたとき、「子供や孫に毒の入った水を飲ませることはできない」ということが切実に迫ってくる。そればかりか、水も含めて手遅れになっているのではないかという危惧さえ覚える。私たちが死んだあとのことの心配でなくて、今現在進行している事態そのものであるとみるべきだろう。

いずれにせよ、この調査と結果には注目したい。

なお、関連書物では、
長山淳也著『母体汚染と胎児・乳児』があるようだ。

===========以下引用====

10万人胎内の化学物質影響、子ども12歳まで調査

 環境省は来秋から、母親の胎内に蓄積された化学物質が子どもの発育や健康に与える影響について、大規模な調査に乗り出す。

 妊婦10万人から血液や尿などを採取して150種類以上の化学物質を分析、その後の子どもの健康状態を継続的にチェックする。小児ぜんそくの罹患(りかん)率が20年間で3倍に増えるなど、子どもの健康異変は近年、多数報告されている。化学物質の影響を指摘する声もあるが、因果関係は科学的に解明されておらず、同省では「長期的な調査で検証したい」としている。

 調査は人口20万〜100万人規模の15都市に住む妊婦10万人の協力を得て、血液や出産時のさい帯血、母乳などを採取。ビスフェノールAなどの内分泌かく乱物質や、ダイオキシン類、水銀、カドミウム、ヒ素などの濃度を測定する。

 その後、子どもが12歳になるまで数年に1度の面談と、半年に1度のアンケート調査を実施。〈1〉低体重などの発育状況〈2〉ダウン症などの先天異常〈3〉自閉症や学習障害、注意欠陥・多動性障害(ADHD)など〈4〉アレルギー、アトピー――などのほか、生活習慣や家庭環境についても調べる。

 文部科学省の学校保健統計によると、過去30年で肥満傾向にある子どもの割合は1・5倍に増加。国際先天異常監視機構の調査でも、ダウン症や尿道下裂などの先天異常は25年間で2倍に増加したとの結果が報告されている。

(2009年9月28日03時09分 読売新聞)

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posted by 村のトイレ屋 at 08:52| 山口 ☁| Comment(2) | 化学傷害(化学物質過敏症) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
としちゃんから、たどってまいりました。

お母さんとつながっていたへその緒の先は、胎児の肝臓までつながって、大人になっても紐状になってくっついているそうです。
何故そうなっているのか解明できてないそうですが、ゆらゆらと浮いているような肝臓を細い紐となってへその緒でつなげているという説もあるとか。
お母さんの摂取したものが、まっすぐ肝臓まで行っているのですから、全て流れていっているような気がします。
でも、胎盤はあかちゃんのものなのに、お母さんが拒否反応を起こさないのはとても不思議です。それが解明されれば、免疫学に大いに貢献できるらしいです。  
Posted by たきものひめ at 2009年10月01日 00:45
>村田さんは、大人にも調査の対象を広げるべきだと言っている。

補足です。
胎児期の体内汚染による子供への影響は、思春期を過ぎた辺りから現れてくるものもあります。
そのため追跡調査が12歳で打ち切りになってしまうと、それ以降の思春期に現れる影響を見ることができません。
なぜ思春期以降かというと、環境ホルモンという言葉が一時期流行ったように、化学物質汚染の恐ろしさは、生殖器に悪作用を及ぼすことが多いからです。
Posted by ぼやきの村田知章 at 2009年10月01日 08:17
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