2009年07月18日

沖縄県読谷村>産業廃棄物処分場の事例2

事例を調べる2番目は、沖縄県読谷村。

読谷村は、「よみたんそん」と読む。
平和学習で知られている。
チリチリガマ、日本軍が住民を自決に追い込んだ場所だ。
その読谷村が、沖縄県の産業廃棄物の60%を扱っていることを今度調べていて初めて知った。

資料1 毎日新聞(琉球新報と提携)
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20090715rky00m040001000c…  
管理型産廃計画:業者が撤回 読谷村に伝える
 【読谷】読谷村で管理型産業廃棄物最終処分場の建設を計画している沖広産業の若狭利尚社長らは14日、同村役場に池原栄順副村長を訪ね、同処分場の計画の撤回を伝えた。16日にも役場で村、県、住民らを交え正式に計画撤回を発表する。

 同社は2005年11月、管理型処分場の建設計画の設置許可を中部福祉保健所に申請していた。しかし村や住民から環境問題を懸念する声が多く、業者に対して建設中止を求め、これまで2回にわたる村民総決起大会が開催された。

 一方、同社は現在、同村内で運営する安定型最終処分場で環境省の基準を超える木くずが検出されたため、県から改善命令を受けており、3月から改善措置作業に着手し、9月には作業を終了する予定。

 今回の業者の決定に対して池原副村長は「長年の住民の願いだっただけに一定の評価はできる。ただ、村内にはまだ安定型の処分場があり課題は多い。環境行政を担う村として今後も業者の動向をしっかり注視していきたい」と話した。

 産廃建設反対実行委員会の委員長である阿波根直則都屋区長は「今回の業者の判断は正しい」と一定の評価を示すも「ただ、業者が運営する安定型処分場からは大量の木くずが検出されるなど、まだ課題は多い。業者には今後、法にのっとって木くずを適切に処理してほしい」と話した。

(琉球新報)2009年7月15日


資料2 読谷村での講演会(7月5日)3氏のパワーポイント
沖縄県産廃60%が集中する読谷村の処分場問題
@青山貞一氏(設置・運用と課題)
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col2011.htm
A池田こみち氏(環境汚染の現状)
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col2013.htm
B坂本博之氏(ゴミ弁連事務局長、司法面からみた最終処分場)
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col2012.htm


読谷村の決定は、7月16日に報道されている。
その10日前に、村民の強い意志を示す講演会が開かれている。
とても緊迫した情勢にあったことが推測される。

この一連の動きをみて大雑把だが、三つのことを考えた。

(1)産廃処分場は、一度つくられると事業者も県も次々とつくろうとするのではないか。読谷村にどうして沖縄県の60%以上の産業廃棄物が集まるようになってしまったのか。すでにある安定型処分場の隣りに管理型を設置しようとした計画などが平然と行われるなんて信じがたい。今回はそれを阻止断念させた。

今問題になっている小野湖の上流の産廃予定地にしても、係争が続いている美祢市と同じ行政区域だ。経済的な効率からか、カサにかかってくるということなのか。

(2)専門家の役割の大きさだ。
講演会のパワーポイント資料を公開している、青山、池田氏は著名な環境問題の専門家だ。また、坂本氏は、萩市の講演会にも訪れている。「訴訟になる前に強い反対運動を起すこと」を訴えておられた。
読谷村には、何度も足を運んでいることがわかる。
また、講演内容は、とてもわかりやすい。
産廃処分場の内部の写真などとても生々しい。
資料の公開とあわせて、このような専門家の存在に本当に敬意を表したい。積極的に連携することが大事だ。

(3)根本となる原動力は、地元の住民と役場の力だ。
県の行政と市町村自治体の担当者がどうして対立するのか、県の立ち遅れが多くみられるのはなぜなのか、そのメカニズムはまだ不明だが、末端自治体の方が住民と直接接しているからではないか、水と命に直接かかわっているからではないかと想像する。
読谷村の場合は、地域の自治会の強い意思が根本にあると思った。

まだすべてが解決しているわけではないし、
ネットを通した情報だけでは限界があるが、
今後も注目して学んでいきたい。

posted by 村のトイレ屋 at 09:59| 山口 ☁| Comment(0) | 小野湖・産業廃棄物処分場問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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