2009年06月03日

人の糞は、資源だ。全京秀(チョンギョンス)先生の講演

全京秀(チョンギョンス)先生には、
『人糞は資源だ―文化人類学者の環境論』という著書があります。
あとで述べるテーマを考えるのに最適です。

講演は、2回あります。
講演は、日本語です。
参加は、申込めばどなたでもできます。

6月11日(木) 19時30分〜21時 山口国際文化学研究会 
 山口県大・大学院会議室(C棟1階)
 http://blog.ypu.jp/kokusaikenkyukai/category/schedule/
 タイトル「:資源人類学からみた排泄物の生態史」

6月12日(金)午前10時20分〜11時50分
      国際文化学部・環境論の授業(安渓遊地さん担当)
  F204教室(看護棟)
  http://ankei.jp/yuji/file/0904/000693_1.pdf
  タイトル:「ウンコの文化人類学」
  
全京秀先生の業績などについては、ここが詳しいです。
http://www.fukyo.co.jp/02-naiyo/ISBN4-89489-026-7.html

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熱血テレビの放送を見ていただけましたか?

私は、自分のテレビに写る姿は、あまり好きでないので
音声だけ聞いていました。

ひとつだけ誤解をうけそうなところがありました。
タイに私が行って全部工事したような印象を受ける表現
がありましたが、現場の中心を担ったのは、NPO法人シャ
ンティ山口の事務局長佐伯昭夫さんと現地スタッフです。
また、地元の住民です。
佐伯さんもインタビューをうけたのですが、今回は時間
の都合で放送できませんでした。
いずれ、現地に同行取材してもらって特集番組を組んで
もらいたいものです。それほどの価値をもっています。

さて、今日の熱血テレビでは、冒頭に下水汚泥がでました。
下水汚泥から下水道の問題点に踏み込んでいたので本格
的に調べていてありがたいと思いました。
まさに、下水汚泥の処理こそ今の活性汚泥法という水処
理の最大の課題となっていて、多くの研究者がその有効
利用と減溶化に日夜取組んでいます。

運ぶための下水道管、原水ポンプ(これが結構大変!)
処理のための電力、汚泥処理のためのエネルギーと装置、
有効利用のためのおなじくエネルギーと装置。

機械や大きな装置に薬品など先端技術に頼れば頼るほど
処理工程が資源消費型になってきます。

この悪循環、入り込んだ下水道の袋小路から出る道はな
いか。私たちの立場と方法は、汚水の発生したところで
処理すること(1ヶ所に大量に集めない)と最初から汚
泥量が少ない嫌気性処理法による解決策の提案です。

でも、それには100年間続いてきた下水道システムの
見直しが必要です。「先進国」では、100年かけてつ
くりあげてきたシステムで身動きできなくなっている、
といっても言いかもしれません。

考え方の根本的な転換が必要になっています。
もう一度、立ち止まって考えてみましょう。

そのときに、大きなヒントになるのが、「肥溜めと畑の
智恵」です。江戸時代、畑に肥料として、戻しています。
その応用で行ったタイでは、さらにメタンガスを使うこ
とで、燃料装置としての役割をはたしています。タイの
農山村で一般的に普及すれば、森林保護につながるし、
乱伐を避けるだけでなく、そこで生活するひとびとの燃
料を確保することになります。

人の糞尿は、資源である、との認識にたつこと。
けっして廃棄物として忌み嫌い捨て去るものではないこ
と。
ここからさまざまな可能性が生まれてくることがわかり
ます。自然の物質循環の流れにのせることが可能になり
ます。

この考え方をもっと深める必要があります。
お隣り、韓国にそのことを考えている人がいました。
全京秀先生です。
そのものズバリ!『人糞は資源だ―文化人類学者の環境論』
という本を出しています。
また、その講演が最初に案内しましたように、山口県立大学であります。

熱血テレビの番組だけでは、まだ考えたりないという人は
是非、おいでください。講演を聞いてトイレの話題をここ
ろおきなく語り合いましょう。



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posted by 村のトイレ屋 at 18:38| 山口 ☔| Comment(0) | 自然浄化法-タイと日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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