2007年10月17日

TOTOトイレ川柳

TOTOやINAXの看板をはじめて行った町などでみると
なんとなく安心する。ここにも、設備屋さんがいる
んだと思って、ほっとする。

そのTOTOの恒例行事となったのが、トイレ川柳
サラリーマン川柳も面白いが、川柳には、やはりト
イレでしょう。反対に、トイレには川柳がよく似合う
ともいえる。俳句や短歌では、なんとなくあわない
ような感じがする。
そう感じるのは、なぜなのかを考えるのも、おもしろ
いと思うけれど、また別の機会に考えよう。

さて、今年は、
「僕はいま なにもいらない 紙以外」
という作品が、特賞に選ばれた。

選者の仲畑貴志さんは、次のようにコメントしている。

「人はみなさまざまな欲望を持って生きていますが、
そんな欲求をすべて押しのけ、このときばかりは「何
もいらない」といわしめる、その存在がたった数枚の
紙であるという結末の鮮やかさ。表現というと、何か
崇高な、もしくは深遠なものに向かいがちですが、日
常こそ人生ですから、そこに材をとり、読み手の心を
動かすことが出来れば一等賞なのです。」

うまいこと、コメントするなあ、
本当にそうなんだよなあ、緊急事態に、たとえば旅先
などで遭遇して、運良くトイレはみつけた、でも、あ
あ、紙がない、いつもはポケットのどこかにあるのに
この期に及んでティッシュの一枚もない、仕方ない、
新聞紙でも散らかっていないかと見回すがそれも、い
まは、どこにも見当たらない・・・さあ、困った・・

というようなどん底の悲哀と困窮を見事にとらえてい
ますね。それで選ばれたのだから文句のつけようもな
い・・・ないはずなのに、でも、なにか引っかかるぞ。
なんだろう。トイレに座って考えてみよう。

トイレの途中でわかった。
簡単な経験の問題だった。
私は、すでにタイに行っていて、
何をしに?・・・そう、「村のトイレ屋」として、タ
イに自然浄化法自然循環式のトイレ・水処理システム
の設置に行ったのだった。
そこでのトイレは、すべてタイ方式。
洗浄=尻の始末は、すべて手を使った水洗いだ。
左手を使うことが習慣だ。
10日間ほどの滞在期間は、すべてこの方式だった。
とても快適で、帰国してからも、しばらくはこれでやっ
ていたけれど、わが家のトイレでは、どうしても水がこ
ぼれて床が水に濡れてしまう。
タイの場合は、ほとんどの場合、サンダルに素足で床全
体がいつも水であらい流せるようになっている。
それを拭くのがめんどうになって、いつのまにか、ウオ
ッシュレットの戻ってしまった。最後にどうしても紙を
使う。タイには3回行っているけれど、向うで覚えたこ
の方法が、どうしても、日本では私の習慣として定着し
ない。なにか、工夫が必要なんだろうなあ。

タイや東南アジアの手洗い水利用、直接法は、とても環
境的な負荷が少ない。水洗トイレは、TOTOやINAXが、世
界最先端的に奮闘して、1回6リットルとか8リットル
とか少なくしているけれど、直接手洗い法は、
1回500ccもあれば、十分事足りる。
1日に6リットル使うこともない。
紙をそもそも使わないから、トイレットペーパーの節約
とか再生紙の利用とか、ペーパーホルダーもいらない。

6年前にタイに行ったとき、このトイレの写真をたくさ
撮ってきたけれど、まだ整理していない。
詳しく知りたいひとは、
小屋一平さんのホームページ
「トイレはどこですか?」という本を手に入れて読んで
ほしい。(ウタリクリエイツ筑波研究所)
世界のトイレのさまざまな姿が描かれていて、タイ・東
南アジアについても詳しい。

・・・うん、ちょっと川柳を紹介するつもりだったのに
ずいぶん長い文章になってしまった。
「僕はいま なにもいらない 紙以外」
タイ式を定着する方法も考えなければいけないが、こん
な事態になったときには、すぐさまタイ式でいけること
だけは、はっきりしている。
要は、いつも500mlのペットボトルをもっておれば大
丈夫。または水漏れしない缶のようなものをもって歩く
ことだ。万全を期すためには、小型の洗面器をもって歩
くとよいと思う。
さらにいえば、緊急事態でないときに、ゆっくり練習し
ておけば気持ちに余裕ができることだろう。
全然、知らない、または経験したことのない人には、
コーチしてもいいですよ。
ご参考に。

今度、11月下旬から12月はじめにかけて、もう一度、
タイ出張が予定されている。向うで、日本ではこんな川
柳が1等賞をとったよ、言ってみよう。
どんな反応があるだろうか。
楽しみなことだ。

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posted by 村のトイレ屋 at 08:02| 山口 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 水処理倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする