2007年02月02日

ヤギ教会(ショプロン)

え〜、毎度おなじみ、ヤギのお話をひとつ。

私が、直接みてきたわけではない。
旅好きの若い人に聞いた話。
ハンガリーの東部にショプロンという町があり、
その中央広場に「ヤギ教会」という立派な尖塔をもつ教会が
あるそうな。

なぜ、ヤギ教会というのか、そのいわれは、
昔、信仰の篤いガゼルという山羊飼いがいたという。
ヤギを連れて町を歩いていたそうな。散歩ですね。
すると、ヤギがあるところで、ここを掘れといったので
山羊飼いが掘ってみると、ざっくざっく、財宝が、出てきたという。

さあ、そこでガゼルは、周りを見渡すようなことはしなかった。
もちろん、自分のポケットに入れるようなこともしなかった。
真っ正直に、財宝をヤギが堀り当てた旨、世間に公表して、
教会を建てる資金に使ってくれと申し出た。
断られるはずもなく教会はたてられたそうな。
そして、山羊飼いの功績を称えて、飾りはヤギの紋章をあしらって
いるという。

それは13世紀のことだった。
以来、火事や災害をものともせずに、今も立派に信者を集めて
いるそうな。
・・・世界中の山羊飼いたちが徳を偲んで集まってくるかどうかは、
ききもらした。ただ、ショプロンという町は、音楽・芸術・歴史・
ワインなど印象に残る町で、とくに「ショプローニ」というショプロン産の
ビールは、とてもおいしいということだ。

その青年が私にいった。
「あなたがたのヤギも、きっと、財宝を掘りあててくれますよ」と。
私はすかさず答えてやった。
「いや、きみね〜、すでに僕らのヤギたちは、立派な財宝を
掘り出しているんだよ、なにものにもかえがたい
『あったかい人の心』という財宝をね。
それあるかぎり、ショプロンの教会の尖塔より
高く立派な心の塔が村にたつだろうよ」と。

でも、どっかで財宝を掘りあててくれぬだろうかと、
ひそかに思わぬわけでもないのでした。



人気ブログランキングに参加中(環境部門)
応援のクリックをお願いします。
posted by へちまや at 00:20| 山口 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 山羊・羊とチーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする