2006年12月30日

国民運動

資料として転載

  木村菊人さんの提案

 最後に無理に押し入ったようで恐縮でございます。倉田先生は、先程からご挨
拶がございましたが、2年前に来られて2〜3日滞在して農作業を手伝っていた
だきました。メールやお手紙をいただいたり、贈り物をいただいたり、先日の打
合わせではわざわざ私の所に来られるという親密な心遣いをいただいております。
心から感謝しております。こんな都会の優しい方とおつきあいできるとは私は幸
せに思います。

 ところで、このたび、私は、林業部会ということで参加させて頂きました。私
なりに考える日本の林業の問題点を指摘し、みなさんの意見をいただいたわけで
す。日本は先の敗戦で、国土の全てを失い、山野を切り尽くしてしまうというふ
うな、丸裸の戦後を迎えたわけです。

 そうしたことに深く反省しながら、全国で植林しようと一斉植林が盛り上がり、
その結果として、補助造林として、全国上げて植林熱に湧いたわけでございます。
その結果、世界でも有数の林業国になりました。ところが経済情勢はどんどん変
化し、後継者はいなくなりまして、いろいろな条件が重なりまして、せっかく国
をあげて植林を行ったのに、その後の手入れができないのです。心から私共は憂
えるし、反省をしております。

 この結果、なにが起るかというと、一旦、台風や風水害、強風にみまわれたな
ら、その被害は計り知れないものがあるのではないか、山全体が崩壊するという
危険性もはらんでおります。これは阿武町だけでなく、日本全体にしていえるこ
とす。日本の林業が壊滅的な打撃を受ける可能性があります。

 私は声を大にして、日本の長年の苦労を、国民運動として、日本の林業を力一
杯盛り上げていこうとやってきたわけです。このことが必ずしも政治的には、表
面には出てきておりません。このことは全国的なことであって、すぐに間伐をし
なくてはいけません。このことは時間をおく余裕がないわけであります。しかし、
国民運動というようなことは、誰もやってくれない。

 私は、本日、皆様方が全国からお集まるになって、こんなうれしいことはない
わけです。声を大にして平素の私のものの考え方を述べさせていただきました。
こうした空気を全国的に広げていくことを心から念願として私の意見としたいと
思います。

   2006年6月10日(日) 全体シンポジュームのまとめの発言で

「いなかと出逢うーーー国際開発学会第7回春季大会 報告書」(発行 同 実
行委員会)から引用させていただきました。(段落・改行は引用者)
          
posted by へちまや at 23:58| 山口 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | あったか村 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする